夏の和菓子《黒葡萄》と《涼風》
通る度に生菓子を見ながら、どうしようかな~と通り過ぎる事が多いのですが、
今回は久しぶりに夏らしい和菓子を見かけ、購入。
・黒葡萄・・・琥珀製 白餡入り(470円)(昭和4年)
黒砂糖入りの琥珀羹は、かなり硬めのしっかりした食感で、
上品な白小豆の白餡は、甘さがすっきりで、夏らしい。
・涼風・・・道明寺製 白餡入り(500円)(昭和7年)
表面に氷餅をまぶし、朝顔の焼き印
道明寺に氷餅の食感がアクセントになり、桜餅の道明寺とは違う食感。
こちらもすっきりした甘さの白餡。
いつも生菓子購入の際に、季節の生菓子のリーフレットを頂き、
そこに、初出年代(最初に記録のある年代)もあり、伝統を感じます。
古い物は、安永2年(1773年頃)などというのも、今回はありました。
桜餅とうぐいすもち
2月の後半、桜餅が登場。
この時期、他のお店で、うぐいす餅を食べているけど、桜餅はシーズン?初。
・桜餅
こちらは、関東の長明寺(クレープの皮みたいな・・・)に折包まれた漉し餡。
個人的には道明寺(粒粒の)が好きなので、あまり食べる事がない。
久しぶりに長明寺の桜餅。
さらっとした甘さと食感、桜葉の香りが良い。
(道明寺派なので、桜餅を食べた気がしない)
・うぐいす餅
求肥に包まれた漉し餡。
少しむちむちとした食感のある求肥に、青きな粉の風味が良い。
ただ少し前に食べた塩芳軒の方が好みだった。
和菓子好きとしては、安定した美味しさがあり、近くのデパ地下でいつでも買えるのが良い所。
黒い外郎が水無月で、白いのは白水無月?・・・
毎年、チャンスを逃してしまう事が多いので、
今年は6月中旬頃から、チェックし購入。
水無月とは、京都では夏越の祓が行われる6月30日に食べる風習があり、
外郎に小豆をのせた三角形が特徴の和菓子。
この三角形は、氷の形を模したもの、小豆は邪気払いの意味でのせられ、
夏を乗り切る為のお菓子だったそう。
和菓子には、この様な謂れがある物が多く、今はすぐ調べられるけど、
以前は、専門的な事等は、本屋さんでチラチラと立ち読み等して
知識?を仕入れてた頃を思い出しました。
一般的には、白い外郎に赤い小豆が定番で、
それ以外は、たまに抹茶の外郎に小豆があった様な・・・
ところが、こちらは
・白水無月
普通のなので、白とつけなくても良さそうですが・・・
もう1種類は
・水無月
こちらは外郎が黒。
ふつうなら、黒水無月と命名した方が分かりやすそう・・・
ネーミングの謎は別として、
どちらも歯切れが良く、ブリンブリンの食感。
甘すぎず、小豆の美味しさをしっかり感じられました。
原材料を見ると、白は小麦粉に新粉を加え、砂糖のみ。
黒は小麦粉のみですが、白下糖、中双糖、砂糖が使われ、白下糖が黒砂糖なのでその色?
老舗なので、昔色々あったに違いないと、妄想するのも楽しかった。
2個で500円でした。
おはぎを予約の際、購入
我が家定番の、春と秋のお彼岸おはぎ。
今年も忘れず予約の為訪問。
折角行ったので、ついでに和菓子を購入。
・栗粉餅(540円)
一見、栗きんとんに見えるけど、餡を求肥で包んだ珍しいタイプ。
栗そぼろは、ホクホク、ふわふわで食感も良く、
餡との甘さのバランスも良いけど、私には求肥は邪魔な感じ。
・栗蒸羊羹(540円)
夫が好きな栗蒸羊羹。
この季節、あちこちの栗蒸羊羹を食べている。
こちらは、食感、甘さ、栗の量も特別な感じはなく、
普通に美味しい感じ。
気のせいか、昨年より一切れが薄い様な気が・・・
今まで食べた栗蒸羊羹で一番美味しかったのは
やまり菓子舗の六代目栗蒸羊羹。
《あんやき》黒糖カカオはバレンタイン限定?
毎年、2月になるとバレンタイン限定商品が、どのお店でも販売されます。
この数年は、和菓子関係も色々なお菓子が販売され、見るだけでも楽しい感じ。
何度か和菓子とチョコ(カカオ)のコラボ商品は試してみたけど、
実際に美味しいというより、珍しいという物が多い。
こちらでは、今まで和生菓子ばかり購入してきましたが、
今回は夫が、バレンタイン商戦にかかり、今まで食べた事がないから・・
と購入。
和の焼き菓子
〈あんやき〉は、砂糖、卵、ふくらし粉がベースの焼き菓子。
・あんやき 白
洋菓子のフィナンシェ、マドレーヌの様な感じで、白餡の甘さが和。
・あんやき 黒糖カカオ
食感は白と変わらないけど、黒糖の甘さが残り、
香りもカカオが微妙な感じ
やはり普通の生菓子、おはぎが良い。
我が家のおはぎの定番
今、前回のレビューを見ると、春のおはぎの時期は、どうだったんだろう・・・と。
多分少しずつ、コロナがじわじわ迫り、確か春の京都展なども中止だったはず。
大好きな京都のお店の和菓子が買えず、その時期は唯一の
美味しいおはぎだった記憶。
桜餅も柏餅も、毎年食べなくても、見て楽しむ事が出来たのに、
今年はほぼ全滅でした。
そこから半年過ぎ、やっと普通の楽しみが少し戻ってきました。
予約さえ忘れなければ、頂ける美味しいおはぎ。
粒餡、白餡、黒糖の3種類。
私は白餡が一番好き、夫は黒糖。
予約時に、種類と個数は注文できます。
来年春も、忘れずに予約します。
レビューを見返すと、最近おはぎ以外は買ってないみたい。
色々食べてるうちに、取捨選択が進み、限定的になってきた感じ。
予約して、おはぎ購入
2018年3月、新宿伊勢丹店で、おはぎを購入。
新宿に行ったついでに寄ったのですが、ほぼ予約で完売。
最後の1個を買う事が出来ました。
とても美味しかったので、次回は予約して・・と誓い、
今回、地元横浜で購入できました。
【3個入りのおはぎ】
小倉、白、黒糖の3種類。
私の感覚では、おはぎは何となく、庶民的で田舎的なイメージでしたが、
こちらのおはぎは、まさに和菓子でした。
食感が良く、中のお米のつぶし加減と餡子の一体感、
そして口どけの良さ。
3種類の餡では、私は断然白餡、初めて白餡のおはぎを食べた。
上品で甘さ控えめ。
夫は黒糖が美味しかったそう。
黒糖は、あまり残る独特な味はせず、軽い黒糖感。
小倉も勿論美味しい。
一年経ち、やっと念願叶いました。
3個セットの1個はきな粉ではなく、白餡だった事に驚き、
調べると、白餡は京都以外、京都はきな粉の様。
又、それにも色々深い事があるのかもしれないけど・・・不明。
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【栗粉餅】は求肥包の餡でした・・・夫が買ってきた
横浜では好きなお店。
夫がそごうに行った時に買ってきました。
・栗蒸羊羹(夫の好きなもの)
蒸してる為、むっちり感があり、甘さ控えめ。
虎屋独特の濃厚さはなく、薄め。
・栗粉餅
見た目は栗きんとんですが、中の餡は求肥に包まれ、
表面の栗そぼろのフワフワ感の後、求肥のムニュっとした食感を
感じながら、餡に行きつく感じで、あまり好みではなかった。
(2017年にレビューしていたのに)
まだ食べていない和菓子も多いので、通年通して楽しみたいと思います。
日向夏と温州みかんの氷
仕事が早めに終わり、買い物でそごうへ。
入り口で虎屋を見ると、美味しそうなかき氷の写真。
いつも、昼は行列で行けないけれど、夜は狙い目、空いてます。
引き寄せられる様に入店。
夜、閉店までの時間は、店内も空いていて、とてもゆったり。
「お好きな席へ」と声をかけられ、奥のテーブルへ。
【日向夏と温州ミカンの氷】煎茶付き(1944円)
白玉は付いてないのですが、トッピングできます。(1個50円)
2個白玉を追加。
日向夏と温州ミカンの蜜は、とても爽やかで甘さもほんのり。
氷は、細かなふんわりタイプではなく、昔ながらのかき氷。
ミカン寒天は、爽やか系で美味しいけれど、少し大きすぎる感じ。
白玉はできたてのモチモチ。
食べ進めると、最後に美味しい白小豆の餡があり、大満足。
始めの爽やかな味からの変化、寒天の食感も楽しめ、美味しい氷でした。
季節の生菓子・・・2018年6月前半より
横浜の虎屋は、そごうと高島屋の両方にありますが、
そごうだけが、カフェもあり、生菓子も販売しています。
生菓子は、ひと月前半、後半で商品が変わるらしく、
内容の書いたリーフレットがあります。
暑くなると、氷も良いのですが、カフェは行列の事が多く、
諦めて生菓子を買い、帰宅です。
【葛焼き】
虎屋にも、こんな庶民的なのがあるんだ~と購入。
葛と餡を蒸している為、かなりのムチムチ食感。
素朴なお菓子。
【若葉の香り】
緑の道明寺で、初夏らしい若葉を表現。
道明寺は、桜餅(関西)のイメージが強く、緑に違和感があるけど、
美味しい粒餡と、道明寺の組み合わせは好き。
(先に、2019年のおはぎレビューをアップ済)
TVの影響で、急に食べたくなった
訪問前日の《マツコの知らない世界》で、虎屋について、
色々知り、翌日早速、買いに行きました。
和菓子は好きで、特に好きな京都の和菓子屋さんを除くと、
横浜に住んでるので、デパ地下で気軽に買えるこちらの和菓子は
わりと好き。
横浜には西口に高島屋、東口にそごうがありますが、
虎屋の生菓子は、こちらだけ、しかもカフェがあります。
今回は2個
【まる犬】
干支菓子で、期間限定。
犬がころんと丸まってる感じを、絞り目の毛並みで表現したらしい。
(あまりそう見えなかったけど)
白と茶のこなしに、中は白餡。
こなしは硬めで、餡は柔らかめでした。
【若葉】
きんとんに漉し餡。
餡を求肥?でくるんである為、折角のやわらかなそぼろなのに、
滑らかさ、ふんわり感を、少し邪魔する感じがある。
どちらも甘さ控えめ過ぎず、味は好み。
秋の和菓子
横浜そごうの地下街への出口近くなので、いつも寄ってしまいます。
今回は栗が出てきたので、購入。
値段は一律540円(税別)
税込みだと約600円近くになり、高級和菓子。
【栗粉餅】
栗きんとん?とは違うのかな~
そぼろ餡は柔らかく、栗の色。
中の餡を包んでる求肥の存在感が強く、そこがきんとんではなく、
お餅になるのでしょうか。
普通の栗きんとんの方が好き。
【栗かのこ】
中は白小豆使用の白餡で、周囲には蜜煮の栗。
Wの甘さで、少し甘すぎた。
【栗蒸羊羹】★
虎屋の普通の羊羹程濃厚ではないけど、やはり虎屋独特の羊羹の味。
それを薄めたイメージで、けっこう好き。
虎屋の茶寮で、きんとんを・・・エッシャー展の帰り
横浜そごうの地下。
地下街からそごうに入り、すぐ右奥に茶寮があります。
和菓子を販売してる横に、通路の様な場所があり、奥が入り口。
お茶の時間には、けっこう行列ができている事が多く、
この日は並んでいなかったので、《エッシャー展》の帰り寄りました。
店内は、やはり中高年が多く、静かで落ち着けます。
【栗蒸羊羹と煎茶】
羊羹は蒸羊羹なので、あの独特な重さはなく、軽めです。
でもやはり餡の味は、虎屋らしい美味しさ。
【秋の彩と抹茶】
きんとんのそぼろは、ピンクと黄色の2色で、少し物足りない彩。
けっこう柔らかいけど、やはりもう少し繊細が欲しいかな~
(口の中に入れると溶けてなくなる感じの)
餡は好きな粒餡ですが、一体感にかける感じ。
なんだか厳しいコメントになってるけど、けっこう美味しい方。
私の中での《きんとん》の基準が、嘯月になってるからかも。
関西に比べ関東は、和生菓子を販売してるお店が少なく、
又、その場で食べられるお店も少ないです。
横浜駅周辺では、和カフェ?はここ以外知りません。
虎屋も、高島屋には生菓子がありません。
そんな感じなので、和菓子に関しては、やはり関西に比べると
少し物足りない気がします。
横浜に来て、少し落ち着いてきたので、
これから美味しい和菓子を探していきます。
Restaurant name |
Toraya
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---|---|
Categories | Japanese sweets |
045-465-2111 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 B1F |
Transportation |
JR横浜駅から徒歩約3-5分 234 meters from Yokohama. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999
|
Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Accepted QR code payment Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
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Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK |
Occasion |
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買い物の際、生菓子を楽しみに寄るお店。
一年を通し、季節のお菓子を楽しめる。
横浜には、こちらSOGOと、高島屋にも虎屋がありますが、生菓子があるのはSOGOのみ。
今回は、草餅と桜餅の2種。
・草餅
歯切れのよい蓬餅ですが、香りは上品。
お餅が、しっかりと厚めなので、漉し餡だと少し物足りない感じ。
・桜餅
長明寺に漉し餡の関東風桜餅。
道明寺が好きなので、クレープの様な皮だと、桜餅を食べた気がしない。
(確か昨年の京都展?での虎屋の桜餅は道明寺だった気がする)
ただ、桜葉の香りで桜餅と感じる。
久しぶりに過去レビューを振り返ると、この数年、春と秋のお彼岸のおはぎを予約していたのに、
いつの間にか、おはぎの事も忘れて・・・と言うか、それ程食べたい欲求がなくなってきている。