質の高いパン
時は平日のお昼時。「あの伝説の名店の血を引くお店が洋光台駅の近くにある」との噂を耳にしたカントナは、その噂を確かめに訪問を試みるのでありました。
地図を頼りに住宅街に侵入いたしますと、その一画にオシャレな建物発見。「あちらであろうな」と思える良い雰囲気の外観。
狭い間口から入店いたします。とても心地よいフレンドリーな接客で迎えていただきます。パンの美味しさ故の余裕の接客でありましょうか。訪問時間が遅かったからか、チョイス出来るパンは数少なくなっているのであります。そんな中からもビジュアル優先で2種類のパンをピックアップいたします。
肩肘張らないお会計スタイルを経由してカントナ家にパンを持ち帰ります。
クリームパン
ビジュアル重視で見た中で一番ハンサムだったパン。まん丸で粉を吹いていて、見るからに美味しそうな外観なのであります。「中に入っているであろうクリームも抜群に美味しいのであろうな」と思わせるビジュアルなのであります。果たして、甘さしっかりであるけれどもしつこくない甘さのクリームの抜群の存在感。そんなクリームを包むパンの柔らかさとしっかりとした味わいが、「もう少し購入しておけば良かった」とカントナを後悔させるのでありました。
もうひとつのパンは名称を失念。しっかりしたハード系のパン。「小麦を感じる」とはこういうものであると思うと同時に「油脂を感じて油脂を探して舌が敏感になる」パンなのでありました。
少ない数と種類しか購入できませんでしたが、噂通りの質の高いパンを堪能出来たカントナは、すっかり虜になってしまっていたのでありました。
Restaurant name |
Boulangerie SOHA(Boulangerie SOHA)
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Categories | Bread |
Phone number (for reservation and inquiry) |
045-294-1910 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
神奈川県横浜市磯子区洋光台3-8-31 |
Transportation |
JR根岸線 洋光台駅下車 徒歩8分 352 meters from Yokodai. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
( 対面販売、持ち帰りのみ) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 2台可能 |
Space/facilities |
Stylish space |
Occasion |
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Service |
Take-out |
Website | |
The opening day |
2014.7.22 |
「あのブノワトンの後継店のひとつ」という、一目置かざるを得ないパン屋さん。
以前の訪問から随分と経っておりますので、様子見も兼ねて久々の再訪を果たすのでありました。
平日の口開け少し後の訪問。お店の横には2台分の駐車場が用意されておりますので、気楽に立ち寄れるお店なのであります。
住宅街の中に溶け込む黒を基調とした落ち着いた外観のお店。「美味しいんだろうな」と思わせるスタイリッシュな外観なのであります。
コロナ禍でありますので、入店出来るのは一組だけの運用なのであります。運良く先客はおリませんでしたので、コロナ対策で半開きの扉を引いてガラリと入店いたします。数名で一杯になってしまうくらいのちいさなお店。
早速、お目当の「バタール」と「ライ麦ブレッド」と、目に入った「クリームパン」を購入してお会計であります。
軽く包装された各種パン。バタールから発せられる温もりに「今すぐかぶりついたらさぞかし美味しいであろうな」と愛おしく思いながら、急ぎカントナ邸に戻って実食を開始する事にいたします。
まずは一切れ摘んだライ麦ブレッド。一般的なパンよりも密度が濃くてモッチリとした食感と、独特の風味を醸し出す柔い酸味が印象的なライ麦ブレッド。「これがライ麦の素材の特徴なのであろうな」と、素人に思わせる程、見事に発揮されているのであります。
バタールは外側の強烈なカリカリ具合と、内側の生地の弾むような肉厚な食感のコントラストと感じる塩気なのであります。そしてかぶりついてゆきますと、鼻に通る小麦の香りも印象的なバゲットなのでありました。
どちらも小麦を全身で感じる事の出来るパンは、「やはりあのブノワトンの・・・」と枕詞を付けてしまう、小麦を感じる味わい。「こんな素朴さと洗練さが両立している上等なパンは、カリッと焼き上げて上等なバターを塗ってコクと塩味を添加して食すとますます美味いのであろうな」と空想させられるカントナなのでありました。