小さな世界の中に大きな表現力
前回訪問時の印象が未だ残っているカントナは、「隙あらば」と再訪の機会を狙っていたのでありました。
本日は、外食後に「ケーキでも買って自宅で・・・」との流れになりましたので、すぐにこちらのお店を思い付いたカントナの恣意的なエスコートによって、念願の再訪を果たすのであります。
洋光台駅からヨーカドー方面に向かいますと、小さな通りに構えるお店。ケーキ屋さんらしい、優しい風合いとスタイリッシュな外観を兼ね備えているお店。加えて、ケーキ屋さんに必要なメルヘン感も兼ね備えていて、「アガる」カントナなのでありました。
コロナ禍でありますので、入店人数が制限されているのであります。店外でほんの少しだけ待ってから、入店いたします。
明るくて優しい光の店内。色鮮やかなケーキ類をじっくりと拝見して、カントナチョイスは「トンカマカダミア」。それから、ガトーショコラにモンブランにショートケーキに・・・とオーダーしてテイクアウトいたします。
抱えるように大切に持ち帰って、ドリップコーヒーを用意して、いざ実食であります。
カントナチョイスの「トンカマカダミア」。見た目からの風味を想像してチョイスしたカントナなのでありましたので、トンカ豆とは何かを検索して理解に努めた上でいただいてみる事にいたします。
側面から眺めてみますと、幾つかの層が構成されているのであります。地層で例えますと、「キャラメリゼ」された上部は「表土」。その下の2種のクリームの層は「泥岩」あるいは「砂岩」なのであります。
早速フォークを当ててみますと、キャラメリゼされた表土はしっかりしたパリパリ感を保ちながら反り上がって抵抗し、地質調査を頑なに拒むのであります。そんな悪あがきを無視して更に力を加えますとキャラメリゼの表土は破壊され、フォークを優しく受け入れるスポンジや柔らかい2種のクリーム層を経由して、難なく最下部にまで達して掘削作業が完了するのでありました。
掘削の成果を早速実食いたしますと、まずは香ばしさとパリパリ感を醸し出す「キャラメリゼ」を実感するのであります。歯にくっつくキャラメリゼをクリアいたしますと、お次は香ばしさを感じるスポンジに、トンカ豆ベースであろうクリーム。滑らかな口当たりとトンカ豆由来であろう芳醇で香り高いクリームの主張をネットで検索した情報を元に、感じる事にするカントナなのであります。
そして、歯応え的に物足りなくなってきた頃に存在感を発揮してくる、たくさんのナッツ類。
ケーキと言う小さな世界の中に、食感や香りで豊かな表現力を発揮しているトンカマカダミア。「相変わらずの芸術品であったな」と、受け止めるのが精一杯の一品に、高い満足のカントナなのでありました。
雰囲気の良いお店でいただける、クリームの美味しさが印象的なケーキ
「洋光台駅に新進気鋭のケーキ屋さんが!」との興味深い噂を耳にして、訪問したカントナなのであります。駅前のイトーヨーカドーさんの近くのお店。大きな通りから一本入った場所で、お隣にはカントナ絶賛の焼肉屋さん。そんな所に構える小さなお店なのであります。
噂を聞きつけて訪問した前回は、コロナ禍によって営業日を制限されていたようで、訪問して休業日である事を知ったカントナは、悔しさのあまり貼り付けてあった営業日カレンダーをしっかり記憶しての、本日のリベンジなのでありました。
訪問した本日は、カレンダー通り営業中でありましたので一安心なカントナなのであります。
そんなお店はケーキ屋さんらしい優しい色合いで、明るくて、清潔感があって、ケーキの彩りは豊かで、楽しさと高揚感と夢のようなものを感じさせる「アガる」ケーキ屋さんなのであります。
狭いお店でありますので、コロナ対策として入店制限をされております。カントナ訪問時にはお客さんは誰もおりませんでしたので、待つこと無く入店を許されるのでありました。その後はゾロゾロと店外には待ち行列が出来ておりましたので、カントナはラッキーであったようなのであります。
入店いたしますと、落ち着く雰囲気にアガる雰囲気を兼ね備えた明るい店内。そんな素敵な雰囲気にお似合いの明るい店員さんが接客をしてくれます。
ショーケースの中から、目移りしながらも目ぼしいものをチョイスしてオーダーを完了させますと、雰囲気通りの丁寧な接客と丁寧な包装を経由してお会計であります。最後のお会計まで気持ち良く済ませられたカントナは「早く食べてみたい」と、期待値を膨らませて急いで戻るのでありました。
無事にカントナ邸までケーキの運搬が完了いたしましたので、無事を祈って早速ケーキタイム。「いざ!御開帳」なのであります。
オーダーしたのは、モンテリマール、マカロンジョーヌ、桃のショートケーキ。まずはさり気なくも美しいビジュアルに、心は昇天するカントナなのでありました。
魅せる断面が印象的なモンテリマール。特に、断面上段が美しいなと思うカントナなのであります。名前の通り黄色いマカロンジョーヌ。落ち着いた色合いの黄色と洗練さをイメージさせるオレンジムースの色合いの調和が美しいのであります。桃の色合いに寄せているのか、クリームと桃が一体感を感じさせるショートケーキ。
そんな美形なケーキ達の中から、カントナに下賜いただけたのはショートケーキ。有り難く頂戴して早速いただいてみますと、柔らかいクリームと柔軟なスポンジが印象的なケーキなのであります。特に心に残ったのがクリームで、ケーキの事は良く分からないオッサンのカントナなのでありますが、雑味が抜けたような印象のスッキリとした味わいのクリームは、不要なモノが削ぎ落とされて洗練されたクリームなのでありました。
他の2つのケーキを一口摘まさせてもらいますと、やはり印象的なのはスッキリした心地よい味わいのクリーム。そんな上等なクリームにもお店の雰囲気にも惹かれてしまったカントナは、「良い店見つけたな」と早速再訪の計画を練るのでありました。
Restaurant name |
Patisserie L'UNIQUE(Patisserie L'UNIQUE)
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Categories | Cake |
Phone number (for reservation and inquiry) |
045-367-9616 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
神奈川県横浜市磯子区洋光台3-10-15 林第1ビル 1F |
Transportation |
224 meters from Yokodai. |
Opening hours | |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Accepted QR code payment Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
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Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Occasion |
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Service |
Take-out |
The opening day |
2019.11.8 |
ケーキを買って帰りたくなった、そんなささやかな幸せ時に思いつくのが、こちらのお店。
透き通るようなクリームの美味しさを提供してくれるお店なのではありますが、長蛇の列のような事は無くて、平常心で普段使いできるのが通う理由でもあるのであります。
早速入店して検討した結果、「ショートケーキ」「フレジエ」「モンブラン」をチョイスする事にいたします。
丁寧に持ち帰って早速ケーキタイムと相成りましたので、カントナはモンブランを選択する事にいたします。
モンブランは、期待通りのクリームの美味しさ。フワッとした口当たりが美味しくて、栗の甘さと大人なビターさの組合せが美味しいのであります。
お裾分けをしてもらったフレジエは、カスタードクリームの濃厚だけれどもスッキリとした美味しさに苺の甘さと酸味が混ざり合った美味しさ。
相変わらずの、「普段使いで普段使い以上の美味しさ」を提供してくれるケーキ。ケーキを買って帰りたくなる日が増えそうな、心が浄化される美味しいケーキのお店なのでありました。