調査file:2 湘南台には異空間があるのだの巻
昨今のカレー店はインドカレーでも内装やメニュー表がハイカラで通いやすい工夫がされていますが、こちらのお店は一旦躊躇する事でしょう。
汚いとかではなく、本場の食材屋さんを併設している為、異国の人限定か?と思わせ、テントのアルファベットに気合いが必要だと直感が働いてしまいます。
例えるならば、寿町辺りのハングルしか書かれてないお店の雰囲気が中から漂っているのです。
しかし、テントの上の看板はカタカナ。
店頭に張り出されたA4のメニュー表は文字なのにカタコトと思ってしまうほどの一所懸命書いた事が伝わるシンプルなれどウエルカムが感じられる物。
奥歯を噛み締め丹田に力を入れて扉を開けると、拍子抜け。中はホァホァ〜な空気に噛み締めた奥歯の痛みだけが残ります。
何回か伺っていますが、先客は異国の方が一名。その対面の席で食事をしているのはお客さんかと思いきや、店員さんでした。
まだ19時前ですよ!
ん?このノリが本場のノリなのだとしたら、仮想外国旅行で得した気分だな等と受け入れる準備をしていると、無言で店頭のメニュー表をコピーしたA4用紙(ソフトタイプのクリアケース入り)を渡されました。
無言も現地のノリなのか!受け入れましょう。
ディナーは3セットから。
・チキンカレーセット850円
・マトンカレーセット950円
・チャナカレーセット750円
各サラダ、ナンorライス付き
別途単品で他のカレーやらタンドリーチキンやら飲み物やらあるみたい。
オイラはチキンカレーセットのライスで注文。
ライス+ナンとなる場合とお代わりは追加料金みたい。
辛さの指定は表記は無かったので出来るか出来ないかは不明。
その時、「チキン?ライス?」とだけ確認の言葉を発せられ、これでも商売は成り立つのだな。日本が過剰過ぎるだけか?などと思いながら待つ事5〜10分くらいで無言で到着。
店の雰囲気が無言を心地よく慣れさせる。
銀の丸盆の上にライスがでーん。
両サイドに取手が付いた家にも欲しいくらいの金属容器にたっぷりとカレー。
拳よりも小さい容器にサラダ。
ライスは白い奴。今回は若干水分が多かったが、それでもパラパラとなるから食べ易い。
チキンカレーは口当たり円やかだか、奥に適度な辛さがが隠れている。旨味は深い感じでは無いもののライスがなくてもスープでイケル抵抗の無さはGOOD。鶏肉もシッカリと楽しめる量あるのでチキンカレーとして成り立っている。
サラダはキャベツの千切りが気持ち程度。3フォークで食べられる量でした。
水は氷はないが冷たいよ。
ライスの量とカレーの量でお腹が一杯になりました。
お会計でレジへ行くと、お釣りと同時に「アリガトウゴザイマシタ〜」と本日二言目の声を聞きながら店を出る。
イイねイイねこの投げっぱなしジャーマンスープレックスみたいな感じが。
ついでにだからと、併設された食材屋へ入る。こっちの方が入りづらいが勇気を出して店内へ。
誰もいない!
入って右側のお米の高層建築物は武蔵小杉を思い出させ、左側に綺麗に並べられたスパイス類には値札はないこれは武蔵小杉のNECだな。
川崎市が本格的に駅での渋滞対策に乗り出すらしいが、ここは湘南台。関係ない。
冷凍食品やらドリンクもあるが値札はない。
そこに柱と扉の隙間から視線が!
さっきの店員だ。
奥で左と右とが繋がっている様だ。
家でも作れるカレーはありますか?
と、分かり易い日本語で問い掛けると指を指してカレーミックスを紹介される。
これも言葉も日本語の商品札も値札もなし。
現地スタイルなのか?
「ハウマッチ?」
「350円です。作り方は簡単で炒めて入れるだけ。おススメです〜」と流暢な日本語で返答される。
アンタ日本語喋れるや〜ん。
ごっそさん。
Restaurant name |
TAJ MAHAL(TAJ MAHAL)
|
---|---|
Categories | Indian curry、India cuisine、Pakistani cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0466-43-1765 |
Reservation Availability | |
Address |
神奈川県藤沢市湘南台1-25-17 |
Transportation |
小田急江ノ島線、湘南台駅東口下車、徒歩4分 321 meters from Shonandai. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999~¥999
|
Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
16 Seats |
---|---|
Private dining rooms |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
− |
Parking lot |
OK |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
---|
19時、商店街をトコトコ、灯も薄いこのエリア。車はそれなりに通るので寂しさをはそれ程でもない。
本日は決め打ち【マトンカレーセット@950円】です。
立場のchaiで久し振りに食べたマトンカレー。こちらではどの様に仕上がるのか気になりました。
A4メニューに水。
「マトン、ライス」この店に余分な注文の会話は必要ありません。
本場の人達の会話とテレビがBGMです。
店の前に止まる車から出てくるのは、本場の方々ばかり。雰囲気が高まります。
10分ぐらいで到着。
カレーの表面にバターがうっすら浮かんでます。
サラダはいつものヤツ。角がキリッとシャキシャキの千切りタイプは食べやすい。
カレーはマトンカレーだけにマトンの香りがします。
?
?
?
コンコン?
?
骨だ。骨付マトンははじめましてだ。
必然的に手を使いますが、手ピカジェルを持ち歩いているので備え付けのティッシュでOK。
マトン自体は柔らかい。スプーンで食べられるので苦にならない。
ブツ切りの骨の髄まで溶け出している。
髄が染み出すカレーか。やるなぁ。
湘南台でこれに出会うとは。
マトン独特の匂いはカレーに残るがそれは想定済み。
ここまで旨味の強いマトンカレーは他では味わった事がない。
食べ進めると、更に大きな骨な当たる。
行くしかないでしょう。
手掴みチュウチュウ。
魚にしても、肉にしても骨と肉の境い目辺りが好きだ。
先に食べたサラダの入れ物を柄入れにすれば食べやすい。
辛さもしっかりある。
注文時の言葉を少なくしているから、辛さの調整はあちら次第。
恐らく出来るのは出来るであろう。
食べ終わる頃にはティッシュを何枚も使ったね。
最近、行き過ぎて会計の時に笑顔だ。
その頃には店内に本場の方々が5人。
日本人は自分だけ。
手は洗ってないので、外に出た後のマスクがバター臭かったぜ。
次は豆かな。
ごっそさん。