ディープ川崎！焼肉ではない、コレは“くいもの”だ！ : Kuimonoya Kiyosumi

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夜ごはん

■前沢牛ハラミステーキ
■白菜キムチ
■ぬか漬け
■前沢牛ホルモン

川崎のディープ焼肉『くいものや きよすみ』。
焼肉とカテゴライズしてしまうのは失礼かもしれない。だって“くいものや”なのだから笑。“くいものや”の正体を探るべく、川崎駅に初めて降り立った。

川崎駅から歩くこと7〜8分ほど。川崎の繁華街・仲見世通りから一本路地に入るとお店はある。“酒とめし きよすみ”と書かれた大きな赤提灯に、『きよすみ』の看板。

店内に入ると、女将が威勢よく迎え入れてくれる。この女将がキャラクター強め。カウンター席とテーブル席の構成。この日は、我々以外には団体客。ドリンクメニューはない笑。女将とコミュニケーションを図り、飲みたいモノを頼もう。女将のキャラといい、お店の雰囲気といい、どこかスナック感あり笑。対して、食事のメニューはズラリとカウンターに貼られている（撮るの失念）。お目当てであった「ハラミステーキ」に、つまみ類、「ホルモン」を注文。ハラミステーキやホルモンに金額は明記されていない。その日のお肉によって値段設定を変えていると思われる。この日のお肉は、前沢牛。とにかく色々と読めない笑。こういう店は、女将に委ねるのが得策だ。

途中から手伝いの方が加わっていたが、はじめは女将のワンオペだったため、ゆっくりと料理が出されるのを待つ。お通し、ぬか漬けやキムチが出される。お通しは、つぶ貝？の煮付けとイカとワカメの辛味和え。

少し落ち着くと、キッチンでハラミの塊肉を豪快に切り始める。テーブルには石鍋が用意され、ハラミを塊のまま乗せる！乗せるというより、放り込むの表現のほうがしっくりくる。お肉は、1.2キロくらいあるそうだ。焼肉というより、たしかに“くいもの”という方がハマる代物。今回は4名での訪問だったが、結果的にはペロリと完食。

石鍋にハラミ肉を放り込みながら、荒々しくカットしていく。ハラミ以外には、ズッキーニやエリンギ、玉ねぎ。頃合いを見て、GOのサイン。ハラミそのものが美味しい。しっとり柔らかく、ハラミの肉肉しさも残る味わい。「これが1番旨いんだよ！」女将お墨付きのニンニク醤油をつけて食べる。たしかにニンニク醤油との相性がよく、パクパク進んでしまう。どこか中毒性のある味なのだ。

もうひとつのメイン「ホルモン」は、ニンニクの下味が強烈。ニンニク苦手な方は、おそらく厳しそう笑。そこにほどよく辛さも加わる。こちらもホルモンの量はたっぷりだ。お肉の質へのこだわりは、女将の言葉や味からも感じ取れる。

これだけ食べてお会計は、4名で約¥24,000ほど。川崎という立地、女将の豪快っぷりやキャラクターからか、どこか地方のスナックに来たような錯覚を覚えるお店。“くいものや”の正体は、旨い“くいもの”を食べさせてくれる、豪快な女将がスナック風のお店と言ったところか笑。とにかく、異質なお店。体験してみる価値はある。