Restaurant name |
Tedukuri Yakuzen Toki(Tedukuri Yakuzen Toki)
|
---|---|
Categories | Medicinal、Curry |
080-5518-6650 |
|
Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
神奈川県川崎市高津区末長1055 |
Transportation |
溝の口駅より徒歩12分・・洗足学園、北税務署方面まっすぐ末長交番十字路前 1,066 meters from Kajigaya. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999~¥999
|
Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Accepted (PayPay) |
Number of seats |
8 Seats ( テーブル席のみ) |
---|---|
Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Food |
Healthy/beauty food menu |
---|
Occasion |
|
---|---|
Remarks |
※ビーフカレー終了 |
ディナー時に訪問しました。
場所は武蔵溝ノ口駅南口から洗足学園の前を通ってまっすぐ徒歩12分ほど。
末長交番を過ぎたところにお店があります。
看板には500円玉の絵と「ワンコイン」の文字。
そして暖簾には「薬膳カレー」と書かれています。
お店に入ると、中はキッチンと大きなテーブルがひとつあるだけ。
女性店主の方がお一人で切り盛りしているようです。
「いらっしゃいませ。初めまして…ですよね?」と言われたのでハイと返事をすると、
「ウチはですね、薬膳カレーのお店でして、薬膳カレーはチキンカレーなんですけど、… …」
と直ちにお店の料理とシステムの説明が始まりました。
メインは薬膳チキンカレーで、30種類のスパイスを使ったカレー。
そしてライスは白めしと赤めしがあり、赤めしはカレーに合うように作られたご飯で、
ショウガ、パプリカ、白ごまを炊き込んで作られていてそれだけ食べても美味しいそうです。
そして冬季限定でビーフカレーもあって、それぞれライスとセットでサイズが小・中・大とあり、
一覧表にあるとおりカレーとライスの量がグラムで決まってて値段も100円ずつ違います。
あと、蛤カレーうどんというのもあって、それはチキンカレーと蛤の和だしでできていて、
薬膳カレーだけでも体が内側から温まるんですが、蛤カレーうどんだとその3倍は温まるんだそうです。
で、お茶はテーブルの上のポットに2種類あって、どちらも漢方のお茶だから苦かったりするんだけど、
おすすめは人参茶のほうだからよかったらどうぞ~。
…といったような説明をいっぺんに受けたところで、湯飲みを卓上から出して人参茶を注ぎ、
いすに座りました。お茶はそれぞれ効能が違うんですね。ちょっと苦いです。
蛤カレーうどんも興味ありましたが、
今回は初訪問なので薬膳チキンカレーの大(ライス350g・カレー200g)を赤めしで注文しました。
こちらのお店、以前はいろいろな薬膳料理のお店で、
場所も高津方面二ヶ領用水沿いから移転してこちらでも営業していたようですが、
2ヶ月ほど前に薬膳カレーを中心に扱うお店として生まれ変わりオープンしました。
今は「薬膳カレー 友・季(とき)」となっているようです。
店内は明るく白っぽくてあんまり装飾みたいなものはありませんが、
壁には手書きのメニューとその効能などがびっしり貼られています。
キッチン前には漢方の?なんだかわからないものが漬けられた大きなビンがいくつかあります。
さて、それほど待たずにカレーが出てきたので取りにいき、先払いでお会計をします。
こちらのお店はセルフサービスが基本なんですね。食器も自分で用意します。
カレーと一緒に野沢菜が付いてきました。では、いただきます!
まずは赤めしをひと口。なるほどショウガが香りますね。
これだけでもぱくぱく食べられそうです。
続いてカレーを。こちらはけっこう酸味のきいたカレーです。辛いという感じではないですね。
チキンや野菜は煮崩れてカレーに溶け込んでいます。なかなか美味しいですよ~。
野菜はタマネギと、酸味はトマトから。とろみはジャガイモで出しているんだそうです。
ライスと一緒に食べるとさらに美味しさが増しますね。
半分ぐらい食べたら、2種類のカレーオイルを混ぜるようにオススメされました。
ひとつはカレーホットオイルで辛さを増すもの。もうひとつは辛くないカレーオイルです。
この辛くないほうのカレーオイルを入れると、カレーに香りが加わって確かに味が変わりますね。
話によれば、このオイルはカレーを作るときの副産物なんだそうです。これは面白いですね~。
カレーを食べてる間にも、店主が薬膳についてのお話を次々話してくださいます。
今は一人でお店をやっていらっしゃいますが、前の薬膳料理のお店を合わせると15年になるそう。
このカレーはそのときから人気のメニューだそうです。
なんでもこのカレーは、漢方薬局をやっていた店主のおばあちゃんが60年前に、
お店にスパイスを買いに来ていたインド人から教わったカレーが元になっているんだとか。
その後おばあちゃんが日本人の口に合うようにアレンジし、
さらに店主がそれを改良して今の形になっているんだそうです。
漢方とスパイスは呼び名こそ違えどイコールなわけですからね。
今ではどこでも売ってるスパイスも、
当時の日本のインド人は漢方薬局で手に入れていたというのは興味深いです。
そのほかにもためになる漢方の話をいろいろ聞くことができました。
ビーフカレーもチキンカレーとベースは変わらないようですが、
薬膳と名乗るには脂肪分が多いために薬膳とは付けず、しかも冬季限定にしているそうです。
また、蕎麦も扱っていますが、蕎麦は体を冷やし、小麦粉は体を温めるため、
体を温める効果を狙うならカレーうどんが一番いいんだそうです。
最後のほうには食べてるカレーも冷めるほどいろいろお話を聞かせていただきましたが、
なんとなくポカポカと体が温まったような気がしました。
次回は蛤カレーうどんにも挑戦してみたいです!
場所も微妙で小さくてちょっと変わったお店ですが、
漢方マスターの店主による、身体に良い料理をいただけるお店です。
興味がありましたら、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?