Restaurant name |
raxameniidashouten
|
---|---|
Categories | Ramen、Tsukemen |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0465-62-4147 |
Reservation Availability |
Reservations Only
OMAKASEにて予約をお受けします。 |
Address |
神奈川県足柄下郡湯河原町土肥2-12-14 |
Transportation |
[Train] ◆Approx. 11-minute walk from Yugawara Station on the Tokaido Main Line [Bus] ◆Approx. 2-minute walk from Yoshihama Onsenba stop on the Hakone Tozan Bus Ko01 line ◆Approx. 4-minute walk from Kadokawa Hachiman Jinja-mae stop on the Izu Tokai Bus Atami-Yugawara Line ◆Approx. 5-minute walk from Hirosaki Koen-mae stop on the Yugawaramachi Bus Circulation Line 710 meters from Yugawara. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥1,000~¥1,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥2,000~¥2,999¥4,000~¥4,999
|
Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master) Electronic money Accepted (Transportation electronic money(Suica)) QR code payment Accepted (PayPay) |
Table money/charge |
OMAKASEにて予約時に一席あたり390円の手数料を登録のクレジットカードにて支払い。 |
Number of seats |
17 Seats ( Counter: 9 seats (2 tables for 4 people each)) |
---|---|
Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 5 spaces in front of restaurant, 10 spaces diagonally across from restaurant (1 of which is for light vehicles) |
Space/facilities |
Comfortable space,Wide seat,Counter,Wheelchair access |
Occasion |
With family/children |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
---|---|
Location |
House restaurant |
Service |
Take-out |
With children |
Kids are welcome
After the renovation, families with children can now dine leisurely. Table seating is also available, making it suitable for large groups. |
Website | |
The opening day |
2010.3.16 |
Remarks |
Reopening on Thursday, May 4, 2023. Please check the restaurant's official website and Twitter for temporary closures. (https://twitter.com/iidashouta) The numbered ticket system has been abolished and reservations are now required through OMAKASE, a Restaurants reservation website. Reservations are accepted from 12:00 noon every Tuesday from Thursday of that week to Monday of the following week. You cannot eat or drink inside the restaurant unless you make a reservation through OMAKASE. |
火曜日にネット予約で何とか席が取れたので、朝早くから電車に乗って、食べログ4.10でラーメン店だと全国一位、名実ともに日本一のらぁ麺 飯田商店のために湯河原まで来た。
11:30飯田商店に到着。
穏やかな雰囲気の街に日本一のラーメン店とは思えないような外観のお店が建っている。
今日は平日木曜の昼ということで、ラーメンオタクらしき人が半分、ヤンチャそうな金持ち、学生カップルと不思議な客層。
11:50から券売機で購入するよう案内があった。
わんたん入りしょうゆらぁ麺 2,150円
しおらぁ麺 1,800円
を、どちらも麺少なめで注文。
連食で食べる人も多いとのこと。
提供はどちらからか聞かれたので、塩からのスタートで依頼した。
OMAKASEを使ったネット予約料390円
全て合わせて合計4,340円。
先に種明かしをすると、この値段に見合うのは醤油だけだなと思った。
12:05入店。
店内は和食店のような雰囲気。
飯田店主が一人ずつにご挨拶してくれる。
スタッフさんは店先にお土産関係でお年を召した方が2名、店内には配膳スタッフの女性が2名、坊主頭のお弟子さんのような若い男性スタッフが3名いたが、麺上げからスープ、盛り付けまで、トッピング補助以外は飯田店主が一人で担っていた。
塩ラーメンの感想から。
麺は、柔らかい食感のストレート細麺。
小麦の香りはやや強めだが、そこまで特徴的とは思えず。
普通に美味しい麺だった。
塩スープは、かなり控えめで拍子抜けした。
もっとパンチの強いスープがたくさんある中で、あくまでメインは鶏なんだなと思った。
塩はまろやか、貝類は控えめ、鶏油が多め。
鶏油にスープが負けてしまっている。
チャーシューは、霧島産だかの黒豚。
肩ロースとバラ肉の2枚だが、どちらも微妙に味を変えてきて、とんでもなく旨い。
味付けもロースはイタリア風で、バラ肉は和風になっていて、良い豚肉なので豚自体の味が抜群に美味しい。
このラーメンの王者かもしれない。
メンマはやや細めで、やや竹感のある味わい。
キチンと作られたものだということは分かるが、感動などはなかった。
白ネギは、瑞々しくて美味しい。
とても良い清涼剤になるし、自分は大好き。
ゆずの皮も厚切りで香り高くて美味しかった。
醤油ラーメンを食べた後に改めてスープを飲むと、種明かしに近い感覚が得られる。
やはりスープのパンチは弱い上に、鶏油が多過ぎてベタッとしている。
しばらく待って、醤油ラーメンの登場。
丼だけでなく、お膳ごと交換してくれたのも嬉しい。
これまでに訪れたほとんどのお店がお膳を替えず、テーブルのように拭いて次のお客さんに向けた配膳をしていたのが不思議だった。
コストカットのために仕方ないのは分かるが、それならテーブル直置きでも変わらない。
それに比べて、ここの店は、何のためのお膳なのか、きちんと本質が見えている。
麺は、先ほどより更にひと回り細い極細麺をやや固茹でにしたもの。
麺自体の味は大差ないものの、スープとの相性が良く、スープによく絡んでとても美味しい麺だった。
醤油スープは、ひと口飲んで感嘆した。非常に旨い。
特に醤油の使い方は驚くべきもので、日本一と呼ばれる理由がよく分かった。
芳醇というよりはまろやかで濃厚で奥深い、かなり濃口の醤油が斬新だった。
ここまでの重厚な醤油スープは都内にもないと思う。
また、その醤油の濃さに、相変わらずの大量でねっとり甘い鶏油が、甘辛のちょうど良いバランスになっていて、かなり中毒的な味わいだった。
スープが冷めてきたら、醤油と鶏油のまろ味が出て、それも文句ない。
醤油ラーメンのチャーシューは、先ほどとは変わって、東京Xとのこと。
鹿児島産黒豚に比べて甘味がグッと奥に引っ込んで、滋味深い味わいになった。
自分は華やかで脂の甘みの強い黒豚が好みだが、とみ田とかが東京Xを好むのがよく分かる。
こちらは、厚切りロースと豚バラ肉。
どちらも食感も質実剛健ながら、しっかりと美味しいバランスの良いチャーシューだった。
メンマは塩ラーメンと同じ。
この一杯においてはボトルネックになっている。
ワンタンは2種類。
一種類は肉ワンタンで、肉がふわっとしていて食べやすくて美味しい。
もう一種類は青魚のつみれ。鰯とかだろうか。
味にかなりの変化がつくし、湯河原は海辺の街でご両親の海産加工会社というルーツが感じられてよかった。
どちらもワンタンの生地はやや厚めで滑らか。
食べ応えも十分にあった。
海苔は驚愕の美味さ。
まず、スープに浸さないと噛みきれないギュッと詰まったもので、スープに溶けるタイプ。
時間がなかったので、溶かしてゆっくり味わえなかったのは残念だが、それでも濃厚で磯の香りが口内で爆発するような海苔は芸術的だった。
青ネギにも驚きがあった。
土の香りがキチンとしたのだ。
これはなかなかないことだし、本当に良いものを使っている。
45分入れ替え制なので、やや急ぎ足で食べ終えて12:33退店。
こんなに美味しい醤油ラーメンが出てきたら、そりゃTRYも殿堂入りするわと思ってしまう。
今どきの高価格帯ラーメンらしい2,000円超えでも文句のつけようがない名店だった。