Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
CALANQUES(CALANQUES)
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Categories | French |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0465-42-9360 |
Reservation availability |
Reservations available |
Address |
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上374-1 ライオンズマンション湯河原第2 |
Transportation |
2,115 meters from Yugawara. |
Opening hours |
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Average price |
¥10,000~¥14,999 ¥8,000~¥9,999 |
Average price(Based on reviews) |
¥10,000~¥14,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Accepted |
Number of seats |
10 Seats |
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Private rooms |
Unavailable |
Private use |
Available |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking |
Available |
Occasion |
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Website | |
The opening day |
2019.7.1 |
湯河原へ久々に訪問。たまたま訪問が決まっていたところに雑誌『dancyu5月号』にちょうどこの店が魚料理を出す店として紹介されていたので、予約をとってみた。
18時半スタートのブイヤベースのコースを選択して予約。湯河原から車で10分くらいかかると店の方から聞いていたので、18時前に到着しつつ、駅周辺をぶらぶら、その後タクシーに乗れば良いか、と思ったら、タクシーが駅前に一台もない…。『どうする?GOする?』と迷っていながら、GOせず、待っていたら、10分くらいで空車が来たので、それに乗って店に向かう事にした。
普通のちょっとした田舎の街並みにキレイ目で大きなライオンズマンション…その一階にとてもオシャレな入口のお店がひときわ明るさを増して待ち構えてくれている。
店の外にいるとマダムが迎え入れてくださり着席。既にひと組のお客さんが何皿目かの食事を食べてらっしゃるところだった。
自然派の「シャンパン(税込1870円)」で乾杯した後、あらかじめオーダーしておいた「ブイヤベース」のコースがスタート。
まずはアミューズの「トマトのムース」から。…いやぁ、見た目がキレイ。これだけで、気持ちをキュッと掴まれる。
そして手間がかかっていることもわかる、…トマトを低温のオーブンで3時間くらい蒸し焼きして、それを裏漉し、そこにホイップした生クリームを入れムースにしたもの。スイートマジョラムと言うハーブを乗せてある。
トマトのコンソメと共にひと口いただく。意外にもトマトをしっかり感じる濃厚な味。美味しい〜と思わず呟く…。手間暇かけた一品をさらっと食べてしまい、少し申し訳ない気分。
続いて「鮑」…山ウドの葉と一緒にコリコリの鮑をいただく。コリコリ感の奥に潜む旨味がたまらない。
「初鰹」…鰹の上に凍らせたロックフォールチーズが掛けられていて、これが鍵となる。鼻からチーズ臭が抜けて、鰹の美味さに繋がる。へー、すごい発明。
小ぶりの「全粒粉の自家製パン」がオリーブオイルと共に運ばれてくる。…少し温かなこのパンも美味。
「焼き蛤」…料理の多くは割と湯河原や熱海の地物の魚介を使うそうだが、これは茨城県鹿島の蛤。殻の部分の蝶番をあらかじめ外しておいて、サッと5分程度蒸し焼きにしたもの。熱々で口の中ではふはふ状態…この熱さが旨みをさらに増幅させている気がする。蛤から滲み出てきた汁が旨みMAX状態に。さらに鼻腔を刺激する貝殻から出る焦げ臭がご馳走となる。
「ブイヤベース」…真鯛、的鯛、真鯖、ホウボウ、伊勢海老、スープは10種類くらいの小魚で取り、ルイユも添えてある。濃厚、とまでは言えないが、アラの旨味も出ていて、美味。伊勢海老の甘さも印象的だった。最後はパンで掬うようにスープも全ていただき、完食。
「デザート」…玉子をフレッシュなトリュフに移して、焼き上げたグラタン的なデザート。…自然の焦げ目のついた表面のグラチネの蓋を破るトリュフの香りがふわっと漂う。甘さ控えめながら濃厚な味。
最後に「ミニャルディーズ」。…ピスタチオのマカロンとキウイのゼリー。…最後に少し強めの甘みと最後の濃いめのコーヒーが合う。(コーヒー撮り忘れ)…ピスタチオのマカロン…なるほど面白い。
帰りはタクシーを呼んでもらったが、実はこの店の隣がタクシー会社なので、とても便利。
料理が全体にレベル高く、また来てみたい店となった。後で調べると、それもそのはず、オーナーシェフの金野さんは、元々、あの老舗旅館「蓬莱」のオーベルジュ洋館「蓬莱洋館 ヴィラ・デル・ソル」の料理長だった方だそう。…お見それしました。
湯河原は東京から割と来やすい距離だし、最近いくつか美味しい店も出現して来ているので面白い存在の町になって来ている。隣町の熱海がかなりの賑わいを見せているので、そこからの客を一部取る事も、十分視野に入れられる。駅前は寂しいけど…。
熱海も伊豆も含め、かつて新婚旅行で賑わっていた町とは違う様相で賑わい始めていて、なんだか、面白くなってきた。