Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
SEN(SEN)
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Categories | Japanese Cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5589-8991 |
Reservation Availability |
Reservations Only
完全予約制になります。 |
Address |
京都府京都市下京区五条通柳馬場上ル塩竈町379 |
Transportation |
6 minutes walk from Keihan Kiyomizu Gojo Station / 450 meters from Kiyomizu Gojo Station (Keihan Main Line) 402 meters from Gojo. |
Opening hours |
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Budget |
¥20,000~¥29,999 ¥15,000~¥19,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥40,000~¥49,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
receipt |
Invoice-compliant receipts can be issued Registration NumberT8130001065988 *For the latest registration status, please check the IRS Invoice System Qualified Invoice Issuing Business Publication website or contact the restaurant. |
Number of seats |
7 Seats ( Counter seats/1 private room (up to 6 people)) |
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Private dining rooms |
OK For 6 people We have private rooms, but please contact us by phone. |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed Coin parking available nearby |
Space/facilities |
Comfortable space,Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine |
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Food |
Particular about vegetable,Particular about fish |
Occasion |
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Location |
Secluded restaurant |
Service |
Extended party hours (more than 2.5 hours) |
Website | |
The opening day |
2018.3.20 |
Phone Number |
075-361-8873 |
Remarks |
*Liquor fee: 5,500 yen (tax included)/bottle *The course will be the same for both lunch and dinner, and will take approximately 2.5 to 3 hours. |
本日のランチは京都で行きたいお店の中の一軒、素敵なご縁あって訪れることが叶いました。
清水五条から橋を渡り柳馬場通りに入って直ぐのところにある日本料理の「杦SEN」さんです。
この辺りは住宅街で周りと一線を画す京町家の狭い間口が慎ましく愛らしい姿。
見上げると屋根瓦に菖蒲の葉を刺して並べてあるのですがこの季節だけ見れるものだそうです。
京都では昔より旧暦5月5日には宮中で「端午節会 (たんごのせちえ) 」が行われていたそうで、
葉が鋭い剣の形で香りが強い菖蒲が邪気を払うとされ、屋根に菖蒲を並べて葺くという風習があるのだとか。
古都の風情を偲ばせる趣ある景色です。
暖簾を括り照明の少し落とされた店の作りはまるで茶室の様な設え、店の隅に飾られた季節の野花が無駄なものを一切削ぎ落とし静かで真正な空間の中に鮮やかに漆盆の色が映えています。
主人である杉澤さんは京の名店「赤坂菊乃井」や「室町和久傳」で研鑽を積み、 イギリスに渡りさまざまな経験の元学び2018年にここ清水五条で自身の名字である「杉」と「和久傳」 の 「久」 が入った「杦(SEN)」を開業されたのだそう。
現在ミシュラン一つ星に輝く日本料理を牽引する料理人のお一人です。
本日はランチコース¥12100をお願いしています。
先ずは食前酒から飛露喜特別純米の菖蒲酒の心清める杯をいただいてから
山あじさいが添えられた懐紙を取ると毛蟹の入り蒸しが現れ蓮根の擦り流しにうすい豆となんとも清澄な味わい。
季節の移ろいに触れる先付けでした。
椀からは葛打ちしたアオハタと新物のじゅんさいがふんだんに入ったとろりとしたお出汁、上にはイタリアの品評会で一位になったという日本のラティーナ蕪が添えられています。
ふっくら焼き上げられた桜鱒は和久傳で定番のたれで仕上げ山椒の香りがその味わいを引き締め、
勢いよく泳ぐ稚鮎は躍動感そのままにからりと揚げられ口に広がる肝の苦味が初夏の訪れを告げ京の豊穣に包まれる。
素晴らしかったのが今日のメインの京都産のとり貝の鍋。
大皿に乗せられた二枚貝の山は殻から外すと黒い嘴の様に先が墨の色をしてそれを黄韮ともに軽く湯通しする。
活とり貝は弾力があり濃厚な肝と黄韮のシャキッとした歯応え、添えたもずくと少し癖のある肝は通を喜ばせる味わい方です。
そして締めのご飯は嬉しくなる3品、
欲張りな私は桜鱒と新生姜の炊き込みご飯と焼き鯖寿司、柳蕎麦と色々楽しませていただきました。
程よい酸と甘みの焼きサバは食べる前に焼き場で皮目を炙り立ち昇る煙の香ばしさを重ねる。
シャリの詰まり具合、とろける脂の馴染み方といい丁寧な仕事の一端が窺えます。
気になる柳蕎麦のこともお伝えしましょう、こちらお蕎麦かと思いきや出てきたのは刻み葱が乗せられた素ラーメン。すっきりとして麺とスープの加減も絶妙です。
どれも少量ですし一品減らすこともできるのでコースの隅々まで楽しめることができました。
旬の素材を器やしつらいに季節を映し
手間を惜しまず緻密な技で老舗の味を受け継ぐ杦SEN。
また女性料理人の姿が多いことも嬉しかった。
ポジティブ・アクションは重要でこれからは女性にも活躍してもらうことが和食文化の未来を支える前進と言えるのかもしれません。
踏襲しつつも多様性に優れたこれからの京都の日本料理を継承してゆく日本が誇るお店だと思います。
わざわざ訪れる価値のあるお店です、
ごちそうさまでした。
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【ランチ12100円コース】+ドリンク
1. 先付
2. 椀
3. 向付 1
4. 向付2
5. 焼物
6. お凌ぎ
7.鍋
8. 御飯 (3種)
9. 菓子
10. お薄
◇Rococo TOKYO White
◇特別蔵出し 純米吟醸 杦
◇ おだやか 純米吟醸 雄町