Restaurant name |
Kin nabe
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Categories | Hot Pot |
Phone number (for reservation and inquiry) |
075-531-4188 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
京都府京都市東山区大和大路3丁目博多町68 |
Transportation |
254 meters from Gion Shijo. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥8,000~¥9,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、JCB、AMEX、Diners) |
Number of seats |
100 Seats |
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Non-smoking/smoking |
− |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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滋賀県での仕事の帰りに、取引先の方に連れて来ていただきました。京都南座も近くにあり、昔ながらの佇まいのお店は風情があります。
寒風、吹きすさぶ寒い中、冷え切った体には鍋が一番です。
最近でこそ増えてきましたが、こちらの鍋は、昔から「紙鍋」です。
古都、京都にピッタリのイメージといえる和紙で作られた紙鍋はコンロの火をかけても燃えてしまうことはありません。詳しい説明は、割愛しますが(実は、良くわからないもので)、スープが紙鍋自体の燃える温度以下である為、鍋の機能を果たすということのようですが、手で千切ることの出来る代物でもないし、ライターの火が引火することもない。また、和紙自体があくを吸うという一石二鳥のエコツールともいえます。
お奨めは「鳥の水炊き」です。
白濁した鳥スープの中で食材を加熱します。
京都らしく上品に鍋の中に並べていただけます。見栄えがいいです。
しかも具材は全て仕事がしてあるようで、ほどなく鍋が出来上がります。
祇園原了郭の黒七味をかけていただきますが、独特の山椒の香りで引き出されたメインの地鶏は上品な味わいです。
結構、煮詰めてもいつまでも柔らかいままの地鶏です。特製のポン酢につけて食べますが丁度良い塩加減のせいでしょうか、味付けがあっさりしているからでしょうか、ことのほか箸が進みます。
さて、私は、ここのメインは鶏肉とともにスープにあると思っています。
地鶏の出汁がしっかり出ています。鶏ガラをじっくり煮込んだものでしょう。ドロドロでもないサラサラでもない、決して濃すぎず薄すぎず、丁寧にこしているので綺麗な、いい塩梅のスープに仕上がっています。
スープを湯呑茶碗様のものでいただきますが、鳥の香りが口の中に広がると同時に舌には、ほんの少しですがスープの粘着質が残ります。口の中全体が優しくコーティングされている感じです。この感覚の中でお酒(この場合は熱燗です)が進みます。
体もポカポカになります。風邪気味の私には、特効薬となりました。
コラーゲンもたくさんとのことですから、それを理由にして女性を誘うのも良いものだと良からぬ事が一瞬、頭を過りました。(もちろん、過っただけです)