Restaurant name |
Soba Saryou Sawashou(Soba Saryou Sawashou)
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Categories | Soba、Japanese Cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
075-561-4786 |
Reservation Availability |
Reservations available
7600円のコースの予約は前日まで。 |
Address |
京都府京都市東山区今熊野剣宮町33-22 |
Transportation |
711 meters from Tofukuji. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥8,000~¥9,999¥4,000~¥4,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
40 Seats |
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Private dining rooms |
OK For 2 people |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 2台・要予約 |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Wide seat |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Cocktails |
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Food |
Particular about vegetable |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
House restaurant |
Website | |
PR for restaurants |
こだわりのそばと旬の京野菜が魅力の『創作そば会席』を堪能
京都の観光地から少し離れた、隠れ家的な店です。メニューの主役は、月替わりの『創作そば会席』。そばは北海道黒松内町の農家から直接仕入れ、豊かな風味が楽しめます。会席料理に用いられる京野菜は、安心安全な無農薬栽培を中心に使用。素材本来の力強さと、京料理ならではのダシをきかせた優しい味わいが絶妙ともいえるバランスです。また、清水焼や江戸切子などの風情豊かな食器が繊細な味わいに彩りを添えています。建物は貿 |
JR奈良線、および京阪本線・東福寺駅から東方向。泉涌寺近くにある「創作そば会席」のお店です。妻殿とランチタイムに初訪問しました。
Google マップを頼りに、東大路通の今熊野商店街から剣神社方向に進んだのだが、少々迷ってしまいました。神社の前の坂道を下り、藤棚を潜って再び坂道を登り切ったら、突如、お店が現れました。
建物は貿易商の迎賓館を譲り受けたものだそうで、和洋折衷のレトロモダンな趣きです。これはおそらく貴重なものに違いありません。
暖簾を潜り、お店の方の案内で椅子・テーブルの並ぶ座敷に通されました。ワタシたちは座敷の奥の広縁にある2人掛けの席。窓からは風に揺れる竹藪が眺められます。
メニューは月替わりの「創作そば会席」のみ。折敷に毛筆をプリントした「巡幸月のお献立」が配置されています。「巡幸月」とは祇園祭の月のことなのかな?
先ずは八寸。大きめの角皿の上に「山科唐辛子、椎茸、モロヘイヤのお浸し」「とうもろこしと大葉の白和え」「茗荷・オクラ・ズッキーニの甘酢」が並べられました。
お浸しの椎茸は大分県の国東半島産とのこと。濃厚な風味があります。白和えや甘酢の野菜は京都産とのこと。季節感が味わえます。自由に使える蕎麦の実を振り掛けてもいいですね。
料理に合わすお酒は伏見・藤岡酒造の蒼空を選びました。江戸切子の方口に2合ほど注がれています。フルーティーな飲み口で、夏の料理とよく合います。
続いて「かぼちゃの和スープ」とともに平皿に盛られた「蕎麦パンのカナッペ」「八種具材のそばがき揚げ」「そば粉のチュイルじゃが芋ペースト」。すべて蕎麦が絡んでいます。
冷鉢は冬瓜、揚げ茄子、南瓜、海老のトマトのすり流しが蕎麦餡仕立てになっています。夏らしい涼やかな一品です。冬瓜は体温を下げるというから真夏に向いていますね。
小鉢は切子のグラスで出されます。グラスの底に更級変わりそばが、そしてその上にみょうがと玉葱のピクルスが盛られています。更級そばが独特の口当たりです。
焼物は鶏肉のグリルと高野豆腐の蕎麦衣揚げに夏野菜があしらわれ、ビネグレットクリームソースが掛けられています。カリッとした蕎麦衣の中に出汁が滲ゅんだ高野豆腐が堪らん美味さです。
蕎麦は北海道黒松内町産の手打二八そば。蕎麦は太めでしっかりとした歯ごたえがある。そばつゆはやや甘口。ちなみに蕎麦は温かいのも選べるとのこと。
御飯はなんと「和出汁夏野菜カレー」。胡瓜の福神漬風が添えられます。ここでカレーがいただけるとは…無類のカレー好きにとっては非常にありがたい。
カレーはスープカレーのようにしゃば目で、モチモチした歯ごたえのあるそばご飯に掛けられています。そう辛くはないがスパイスの香味が利いています。
最後は菓子です。そば餅にそば短冊が添えられています。お餅の中身はレモン風味のレアチーズ。短冊には祇園祭の山鉾が描かれていて季節感この上ない。
蕎麦と旬の京野菜にこだわりつつも独自の発想によるイノベーティブな料理の数々、にもかかわらず2人で1万円ちょっとというのは、かなり良心的な値段です。
また電話予約時でも、当日の対応でも実に丁寧な接客をされる…これは実に気持ちがいいですね。京都の観光地からは離れてはいるが、まさに隠れ家。京都の良店を見つけました。