レビュー1400件目はヒビりまくり、吉兆の嵐山本店さんへ(#^.^#)
Restaurant name |
Kitcho Arashiyama Arashiyama Honten(Kitcho Arashiyama Arashiyama Honten)
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Categories | Japanese Cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
075-881-1101 |
Reservation availability |
Reservation only |
Address |
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町58 |
Transportation |
358 meters from Arashiyama. |
Opening hours |
Hours and closed days may change, so please check with the restaurant before visiting. |
Average price |
¥60,000~¥79,999 ¥60,000~¥79,999 |
Average price(Based on reviews) |
¥80,000~¥99,999¥50,000~¥59,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted QR code payment Not Accepted |
Table money/charge |
サービス料20% |
Number of seats |
56 Seats ( There are 7 rooms, all private.) |
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Private rooms |
Available For 2 people、For 4 people、For 6 people、For 8 people、For 10-20 people |
Private use |
Available |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking |
Available |
Space/facilities |
Relaxing space,Spacious seating,Tatami seats |
Drink |
Sake (Nihonshu),Shochu (Japanese spirits),Wine,Cocktails available |
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Food |
Particular about fish |
Occasion |
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Location |
Beautiful view,Hideout,A house restaurant |
Website |
2015年4月
この日は人生初の桜の時期の京都への遠征初日。
京都駅から地下鉄と嵐電を乗り継ぎ、たぶん修学旅行以来の嵐山へやってきました。
そもそも今回の京都遠征を計画したのは、とあるマイレビュアー様からあるお店へ行かないかという、
ご提案をいただいたことがきっかけでした。
飽きっぽい私が食べログを初めて約5年半、無報酬の作業を続けてこられたのもレビュアー様方からのいいねや、
コメントを励みにしてきたこと、そしてオフ会で実際にお目にかかると素敵で魅力的な方々が多く、
狭い仕事の世界の人間関係とは全く違う面白さを感じたことが大きかったと思います<(_ _)>
今回もそんな素敵女子レビュアー様からのご提案、のっかってみることにしました(#^.^#)
お店の予約はお願いしてしまい、現地集合ということで嵐山駅から向かっていたところ、
渡月橋のあたりでお見かけしたので、2人で向かいました。
そのお店、敷地の広さや門構えからして私には分不相応そのものです(・_・;)
そこは『吉兆 嵐山本店』さんであります。
かの有名な湯木貞一氏が創業した"吉兆"の本店です。
当然といいいましょうか、ミシュランの三ツ星です☆☆☆
私は東京の吉兆さんにも『東京吉兆 歌舞伎座店』さんにしか行ったことがありませんし、
死ぬまでに1度は行きたいなと思っていた、私にはとんでもなく敷居の高い由緒あるお店です。
店前では若い男性お2人がお客の到着を待っています。
「お待ちしておりました」とすぐに中へご案内いただきましたので、素敵な広い庭の写真は撮り損ねました(苦笑)
建物の中の雰囲気も凄すぎて、緊張しまくりました(^_^;)
部屋は2間、なんとも広くて贅沢な空間なことでしょう。
お庭も素敵ですが、この日は生憎の雨天でしたので窓は閉めたままでした。
担当いただいた女性もとても笑顔の素敵な御嬢さんで、おもてなしの心がつたわってきました。
さすが吉兆さん、教育が徹底されていますね。
まずは桜茶で迎えていただき、食前には日本酒も。
私はノンアルコールビール、税サ込1,036円をいただきつつ、
この日いただきましたのは、お昼の43,200円のコースです。
ちなみにこのお値段で最低価格です((+_+))
レビュアー様より「いくらのにします?」と問われました時、私には選択肢は1つしかありませんでした。
「1番安いのでお願いします、それ以上はムリです」と(苦笑)
いただいた内容は、
①八寸 季の物
鳥の形をした器が可愛らしく、海老や細魚、山菜などが色鮮やかに盛り付けられています。
食べるのが勿体ない八寸ですが、当然しっかりといただきました(笑)
私のような下品な人間でも、上品さを感じるような構成でした。
②御椀 カサゴ
器が美しいのですが、なかなか写真ではうまく表せないですね。
しかも油断すると、自分が写りこんでいるし(苦笑)
この御椀は出汁がとてもやさしく上品、それでいてジワリとしみる美味しさ。
その中でカサゴの旨味が引き出されている感じ。
途中で海苔を加えると、またアクセントが効いてパンチのある御椀に進化しました。
③造里 とろ 石鯛薄造り
器が素敵で、「もしかしたら魯山人のかしら・・・」とヒビりつついただきました。
とろは見事に脂がのっていました。
石鯛の薄造りとは意外でしたが、白身魚の旨味を最大限引き出しているという印象を持ちました。
④焼物 稚鮎 塩焼き二丁 揚げ二丁
琵琶湖産の稚鮎たち。
なんとなく吉兆さんらしい供され方ですよね^m^
まずは塩焼きで身の旨味と内臓の苦味の相乗を楽しみました。
それを食べ終わる頃、今度は素揚げされたものが供されました。
こちらは揚げることでギュッと旨味を閉じ込めた感じ。
どちらも楽しめて嬉しい1品でした(*^。^*)
⑤焚合 筍 若布
削りたての鰹節をかけていただきました。
とてもシンプル、よくある組み合わせの筍と若布ではありますが、基本に忠実な美味しさです。
私も、こういう料理を楽しめるような歳になったんだなということで(笑)
⑥蒸し物 茶碗蒸し
蛤の入った茶碗蒸しです。
蛤の旨味がギュッと閉じ込められた、口当たりのなめらかな茶碗蒸しでした。
⑥御飯 筍御飯と御飯
筍御飯には京都牛をのせて。
いやあ、春ですねぇ、筍が美味しいんだからぁ~♪♪
さらに白米も用意されていました。
白米は毎年、全国から米を取寄せた上で従業員の投票で選ばれるのだそうです。
今年は"きぬむすめ"というブランドが選ばれたとのこと。
私はどちらも楽しませていただきました。
2人分にしてはとても食べ切れる量ではないほど多かったので、
「残ったお米はどうするんですか?吉兆さんのような食文化を継承するところで無駄になんかしないですよね?」
的な質問をすると、捨てたりされていないみたいでしたのは、さすがだと思いました(^_-)
⑦香物 季の物
香の物にも手抜かりないですね。
⑧果物 季の物
紅ほっぺやメロンなど。
珍しいのは特製のソースをかけていただくこと。
こんなところにも一工夫があるんですね。
⑨菓子 季の物
桜餅でした。
最初から最後までおもてなしの心は徹底されていたように思います。
帰りも丁寧に見送りしてくださるので、庭や外観写真は恥ずかしくて撮れませんでした(苦笑)
お会計は食事のみのお支払としては過去最高額と相成りました(@_@)
それでもこの空間で過ごすなんとも贅沢な時間、そして吉兆ブランドの持つ価値を考えますと、
その価値は充分あるのだろうと思います。
何はともあれ、今回ご提案をいただきましたマイレビュアー様、本当にありがとうございました<(_ _)>
大抵の場所には、どこでも1人で乗り込んでいく私ではありますが、さすがにこちらに1人はムリですので、
お陰様で貴重な経験を積むことができました(^。^)y-.。o○