やっぱりコスパのいい居酒屋さんでした : Ryouma Honten

３月の土曜日の夜、４年ぶりに龍馬本店に行ってきました。
今回も祖父母、家内を連れて４人で利用させてもらいましたが、
今も変わらず人気のお店のようで、19時頃にはもう満席で、待ち客まで発生し始めていました（私達は18時開店と同時に予約していましたのでストレスなし）。
そんな中をどの店員さんも笑顔を絶やさず元気に働いておられます。

今回はコースではなく、アラカルトで注文。
紙に書かれた何枚ものメニューを見てオーダーするわけですが、これがまたものすごいメニュー数で、選び出すのがひと苦労です。
せめて、焼き物、揚げ物、煮物など、ある程度のジャンルに分けてメニューの紙を書いてもらえると、まだ選びやすいと思うのですが･･･。
そのメニューの中からいただいたのは、以下の料理でした。

■付きだし
マイタケ、厚揚げ、ソーセージ等を炭火焼きで。
味噌をつけていただきました。
この味噌は単品でも美味いです。
きっと白ご飯のお伴に抜群でしょうね。

■ベーコンサラダ
たっぷりのボリュームで４人で食べてちょうどいいくらい。
あっさりとしたドレッシングでいただきました。
ベーコンよりトマトの存在感が強かったような･･･。

■マグロの顎肉塩焼
30分ほどかかるので最初に注文しておきました。
濃い味のおろしポン酢でいただきますが、
塩味がほどよく効いているので、そのままでも美味しくいただけます。
豪快な見た目ほど身は多くないものの、マグロの旨味をストレートに堪能できて、期待を裏切りません。

■カキフライ
小振りながら味の濃いカキでした。
下処理もしっかりされていて、臭みもまったく感じませんでした。
タルタルソースと中濃ソースでいただきます。

■イカリングフライ
これまた、かなりのボリュームで、まともに４人前くらいの量です。
粗塩でいただきましたが、とてもやわらかいイカで美味しかったです。

■もろきゅう
これもたっぷり。
八丁味噌を付けていただきました。
さっぱりとした口直しになりますね。

■マグロのフライ タルタルソースがけ
トンカツのようなフライで出てきました。
タルタルソースは多めにしてほしいとお願いしたので、たっぷりと浸けて食べることができました。
このタルタル、粒マスタードがよく効いていていいですね。
このお店のマグロはフライで食べても美味しいです。

■気まぐれアヒージョ
ソーセージ、小海老、ホタテ、シメジ、玉ねぎスライス等が入ったアヒージョで、
カリッと焼かれたフランスパンを浸していただきました。
オリーブオイルの香りがよく、ガーリック風味は控えめのように感じました。

■出汁巻き玉子
やや固めに焼かれた玉子焼き。
出汁がたっぷり効いていました。
こちらから何も言わなくても、４人分にカットして出してくださり、さりげない気遣いを感じました。

■親子丼
これまた大ボリュームの親子丼です。
４人で取り分けてちょうど良いくらいでした。
ただ、ご飯の量に比して割下がやや少なく感じました。
でも、味付けは濃い目で物足りなさを感じるほどではありません。
鶏肉は少し固く感じました。

全体的にどの料理もボリューム感があるのがこのお店の特徴ですね。
若いお客さんが多いのは、この点も指示されているからなんでしょう。
それと、一度に注文すると、お客さんのペースとは関係なく、一気に出てくるので要注意です。
混んでくるとそうでもないのですが…。

やっぱりコスパのいい居酒屋さんでした。
ごちそうさまでした。

日曜日の夜、家族６人で食事に出かけました。
事前に予約をしておきましたが、店に行ってみるとかなりの盛況ぶり。
こんな京都の西の端の居酒屋でこれだけお客さんが入っているとは意外です。
私たちは６人用の個室に通され、まずは生ビールから。
これがまたよく冷えていて美味い。
これからの季節はキーンと冷えた生ビールが出せるお店でないといけませんね。

さて、料理のほうは2,000円からコース仕立てにしていただけるとのことでしたが、
今回は3,000円でおまかせコースにしてもらいました。
（アップした写真は３人前のものです）
その料理を列記しますと以下のとおりです。

■ホタルイカとわかめ・きゅうりの酢味噌和え
　　お通しです。これをつまみながら生ビールをスタート。

■お刺身盛合せ
　　かつおのたたきをネギ塩ニンニクでいただいたのが、すこぶる美味い。
　　サーモン、ほたて、はまち、鯛も肉厚でやわらかく、堪能しました。

■豚しゃぶの玉ねぎサラダ
　　ごまドレッシングでいただきましたが、この玉ねぎが全然辛くない。
　　途中で飽きるかなと思いましたが、すんなり食べきってしまいました。

■焼き物３種
　　鰆の柚庵焼き、しいたけ、空豆
　　これはまずまずのお味。柚庵焼きは燻製みたいになっていました。

■玉子焼の筍と湯葉のあんかけ
　　玉子焼自体はちょっと固めに焼いてあって、
　　卵の旨みを感じるものではなかったのですが、
　　薄い塩味のあんかけに入っている湯葉がいい塩梅でした。

■天ぷら４種
　　春菊、タラの芽、スナップエンドウ、ホタルイカ。
　　私は塩でいただきましたが、もっとカリッと揚がっていてもよかったかな。
　　春菊の衣がバラけてしまったのがちょっと残念。

■牛肉のいちぼのステーキ
　　尻尾の付け根の部位のステーキとのことですが、
　　塩味を効かせてあるのでわさびを添えていただくだけで美味しかったです。
　　たたきのようなレアの焼き加減でしたが、肉の旨味はしっかり感じました。

■鯛の炊き込みご飯
　　よく身をほぐした鯛がたっぷり入っていました。
　　ちょっと酸味を効かせているのは、仕上げにレモンを絞ったのでしょうか。
　　贅沢なシメご飯でした。

■ハマグリの赤出汁
　　ハマグリがひとつだけ入っていました。
　　そいつが大きな石を含んでいて、
　　かなり激しいジャリっとした噛みごたえをくらってしまいましたが、
　　まぁ、これは事故みたいなもんですね。

■柚子シャーベット
　　デザートはバニラアイスと柚子シャーベットから選べました。
　　柚子シャーベットは果肉も含まれていて爽やかに美味しくいただけました。

といった構成ですが、これで3,000円なら納得のプライスですね。
人気の訳はこのＣＰにあるのでしょうか。
そんなにガブガブ飲んだわけではありませんが、
一人あたり4,000円に届かなかったですからね。

家族みんなも満足して帰路につきました。
ごちそうさまでした。