Restaurant name |
Arashiyama Daizen,
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Categories | Sushi |
Phone number (for reservation and inquiry) |
075-882-0018 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
京都府京都市右京区嵯峨伊勢ノ上町10-3 |
Transportation |
京都市バス・京都バス 下嵯峨バス停から徒歩15秒 305 meters from Randen Saga. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥3,000~¥3,999 ¥1,000~¥1,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥4,000~¥4,999¥2,000~¥2,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted (Transportation electronic money(Suica)、Rakuten-Edy、nanaco、iD、QUICPay) QR code payment Accepted (PayPay、Rakuten Pay、au PAY) |
Number of seats |
15 Seats ( カウンター7席テーブル8席) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu) |
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Food |
English menu available |
Occasion |
With family/children |Girls only party |Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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With children |
Kids are welcome |
Website |
鯖寿司をはじめとする「京寿司」を堪能。
京都・右京区嵯峨伊勢ノ上町。下嵯峨という人もいるが、もう、嵐山と言ってもいいだろう場所。
僕の地元・太秦から三条通を真っ直ぐに嵐山に向かう。ちょうど視界が開け、誰しも左前方の嵐山や渡月橋に気を取られる時に右側に佇んでいるお店である。
僕は、基本的に「江戸前寿司」を好んでいるが、京寿司・関西寿司なども一つの食文化として、大事にしていきたいとは思っている。年々、関西系の寿司屋が無くなっていくのは寂しい。何も関西系の寿司屋に限らずとも、関西のうどん屋や食堂で口にする、お稲荷さんや鯖寿司や笹巻寿司なども、取り扱う店が少なくなってきたように思う。
地元の先輩に誘われ出かけた。
日本酒でちびちびやりながら「じゃこねぎ」「いわしへしこ」などをつまむ。
こういう飲み方したかった。お互い大人になったな、と40年前の悪がき同士である。
途中、「手羽先の塩焼き」などが出てきて、ココがどこだかわからなくなりかける。
寿司屋だから「アジフライ」「ホタテフライ」などは、まぁ理解し得る範囲だが、ソレを大きく飛び越えてくるモノがたまに出てくる。「豚バラ焼き?」柚子胡椒で、かろうじてはんなりするものの、どう見ても豚だ。
ココは、豚も寿司にするのか!などと冗談も混じる。
でも、流れれば、わかる。
「壬生菜巻き」つまみたくなったでしょ。
うん、ウマい。今日、一だ。
これこそが、京寿司の得意分野に、グッと気持ちを引き込む魔法の寿司だ。
で、「おあげやき」へ戻る。
生姜醤油が、引き立つ。
何?戻る?妙な戻り方だった。
本来は、「小鯛笹巻寿司」だったのであろう。
この、じらされ方が、京都らしいと言えば、京都らしい。
追い打ちをかけるように「鯖寿司」。
完全にノックアウトです。
ココで、酒を呑むか、赤だしをすするか、それすらわからなくなっている。
えい、面倒だ。両方だ。
酒を呑み、「万願寺とうがらし」をしがむ。
そして、「赤だし」を飲む。
何と贅沢な京の夜だったことか…。
今頃になって、器の一つ一つが美しかったコトなどにも気付く。
おみやまで持たされた。
肩ひじ張らずに、自然体で堪能した。
かなりの技と内容だったと思う。
たまに、京へ帰っても、なかなかこういう店に誘ってくれる先輩は少ない。
嬉しかった。
ごちそうさまでした。
40年前、お山の大将だった先輩へ捧ぐ。
(文責:京夏終空、2017.5.7)
(※写真は、後日掲載。)