Restaurant name |
Tamaya(Tamaya)
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Categories | Japanese Cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
075-641-0103 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
京都府京都市伏見区深草稲荷御前町73 |
Transportation |
JR奈良線 稲荷駅前 40 meters from Inari. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥15,000~¥19,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥4,000~¥4,999
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Private dining rooms |
OK For 10-20 people |
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Private use |
OK Up to 20 people |
Non-smoking/smoking |
Smoking establishment Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
OK |
Space/facilities |
Tatami seats |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu) |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
House restaurant |
Website | |
Remarks |
平成24年に改装後再開 |
「お稲荷さん」の横で「お稲荷さん」をいただく。(笑)
伏見稲荷である。
子供頃は、毎正月に、八坂さんとお稲荷さんは欠かせない初詣であった。
この店、京阪からのアプローチである裏参道の賑やかさと違い、JRからのアプローチで、かつ、鳥居と反対側に目を向けなければイケないので、気づかない人も多いと思う。
元和元年(1615年)創業の老舗である。
1615年と言えば、大坂夏の陣。京都人がよく口にする「太閤さんの頃」が終焉した年でもある。
この店の名は歴史小説などにも度々登場するが、江戸時代、大名も立ち寄ったお店である。
でも、詳細な歴史的な経緯やこの店の成り立ちなどは別に譲る。
玉家さん、僕にとっては、冒頭に書いた通り「お稲荷さん」の店なのだ。
今は、建替えて新しくなったが、昔は趣のある建物だった。伏見街道沿いまでお店が出ていて、今のように奥まった感は無かった。格子戸が街道に並んでいた印象だ。宿も併設していたハズだ。
初詣だったろう、昼飯を食べるためにこの店に寄った。
「玉家」と言えば「大名弁当」が有名だが、建替える前は、この店の特製のお稲荷さん(稲荷寿司)が食べられたのだ。
子供心に、ずっと伏見稲荷だから稲荷寿司の発祥だと信じて疑わなかったが、違うようである。
「大名弁当」は、お昼と夜は違うのかも知れないが、お昼は多くの方がアップされているので、そんな感じだ。
味わい的に、普通に美味しく和食を食べた気分になれる。3千円位だった。
注意を要するが、「いなり寿司」は常時在庫があるわけではないので、事前に電話で予約しないとイケない。
前回訪問時は、2日前までに言ってくれというコトだったので、予約して訪問した。
今は、昔と違って、稲荷寿司をあまり推していないようである。
でも、子供の頃から食べた味って、どうしても馴染んでいて、また食べたくなる。
人数がいたので確かではないが、1人前7コで千円弱だった。
三角で、薄手のお揚げさんに包まれた、酢が強めのお稲荷さんである。ゴマのアクセントがイイ感じだったが、はて?、昔からゴマが入っていただろうか?僕の子供心の記憶では、ゴマは無いのだが…。
でも、久々に食べると、やはり感動する。
僕にとって、伏見稲荷横のこの玉家さんの稲荷寿司こそが、「お稲荷さん」の原点なのである。
(文責:京夏終空、2017.3.15)