本格手打ちうどん大河@伏見区深草西浦町:天釜揚げうどん&鶏そぼろのマゼリータ - t_cognac's weblog
この日、麺処蛇の目屋で行われる麺屋Somie’sとのコラボイベント”Jyamie’s”のことが気になりながら、また、「俺のラーメンあっぱれ屋」の2023年最終営業日であることも気になりながら、この日のうちにイエでやっておきたいことなどの時間的都合もあって、でも、美味しいもんを食べたいって理由で訪れることにしたのがこちらの漬物屋さん。もとい、漬物まで美味いうどん屋さん。
このお店、食べにくる度に窓際にある「本日のオススメセット」に心を奪われてしまいがちなんだけど、今回はこれまでに食べたことのないレギュラーメニューを敢えて注文してみることにした。
訪れたのは午前11時過ぎ。10時50分から開店している店内、既に満席につきウエイティングシートに記名ししばし外で待つ。このお店の場合、ルールとして①全員揃ってからウェイティングシートに記名②人数分のメニューを決める(外待ちの間にあらかじめ注文を取りに来てくれるケースが多いため)③「声の届くところ」で待つ。(代表者1名以上。他の方はクルマの中で待っていてもOK)となっている。そのため、クルマでやって来て、お店向かいのコインパーキングに駐め、代表者以外はクルマの中で待つことが出来るようになっている。
で、この日のオススメは淡路島・濱田ファーム産の新玉ねぎ「シャルム」に富田林・乾さんちの海老芋かぁ...。いやいや、今日は敢えてレギュラーメニューを注文するのだっ!
ということで、ワタシは「鶏そぼろのマゼリータ」を、同行者は「天釜揚げうどん」にすることにした。いずれも、これまでに食べたことのないメニューだ。で、外で待っている間にスタッフが注文を取りに来て下さり、あらかじめ注文した。
先に出来上がってきたのは同行者注文の「天釜揚げうどん」。釜揚げのダシの姿が見えないのは、薬味の器の下にあるからだ。
そして湯の中に揺蕩う釜揚げのうどん。あとでちょっと味見させてもらうと、もっちりしなやかにしてどこまでも長い麺線!
天ぷらは、ちくわに海老天、かぼちゃに大葉。
続いて、ワタシが注文した「鶏そぼろのマゼリータ」。初めていただくのでスタッフさんから食べ方の説明を受ける。
具材は、刻み海苔に天かす、刻んだ青ネギに鶏そぼろ。その上に食べるラー油。さらに、器の中心に温泉卵に糸唐辛子。実に彩り豊か。非常に映えるビジュアルだけど...
食べる時には出汁を加えて、さらにこれらを十分に混ぜ込んでからいただく。荒目に刻まれた唐辛子は途中から味変的に追加してみた。が、その辛さは程々で、後からヒィヒィなるようなことはない。肝心のうどんは冷水で締めたもちっとビシッと超ロングな大河の麺。
天ぷらには、大きなちく天に加え、揚げ餅に海老芋の天ぷらをつけてくださるヲココロヅカイ。この海老芋の、外はカリッと中はとろっと、海老芋特有のほっくりとろーりに、揚げる前に煮て下ごしらえしてあるのか、出汁の味わいも沁みてきて、これまでに未経験の美味しさ!
そして、うどんを啜り切ったところで「あとめし」投入の儀に執りかかる。
うどんの器にゴハンをドボンし、この後よく混ぜてから完食。あー、お腹いっぱい。今回、初めてこのメニューをいただいたが、麺が冷水で締めたものなので、とりわけ今の季節は出来ることなら温い麺で味わってみたいとも感じた。いずれにしても、食べに行けば必ず満足感を味わわせてくれるのは相変わらずだ。「値付けが高い」という口コミも散見されるが、そもそも「安さ」で売ることよりも食材にこだわり、よりいいものを提供するというのが大将のスタンスだ。(その辺は前回訪問時の記事に詳しく書いているので、よろしければどうぞご覧くださいまし。)というわけで、また寄せていただきまーす。
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本格手打ちうどん大河@伏見区深草西浦町:限定 稲垣種鶏場名古屋コーチン鶏なんばうどん&大河盛うどん - t_cognac's weblog
この日、なんだかうどんの口で、お昼にドコ行こ?となって、とっさに思い浮かんだらココに居た。丁度一年ぶりぐらいになるかしらん?
午後12時7分、店内満席につきウエイティングシートに記名し、お店前でしばし待つ。と、A4ヨコサイズのメニュー一覧表が置かれていた。
昨年来たときにはコレ、見た記憶がない。最近になって常備されるようになったのかな?待っている間にメニューをじっくり検討できるからいいよねコレ。
ほんで、この日の限定メニューはコレ。大将のブログをあらかじめチェックしてたので、この日はコレ一択と決めていた。稲垣種鶏場とはどんなところかワタシは知らないが調べてみたらこういう所らしい(ホント便利な世の中だ)ちなみにこのお店、麺量についてはデフォルトが350g。
大盛はプラス100円で500g、特盛はプラス200円で700g、特々盛プラス300円で1000g、ということで、食べに行かれる際にはご確認を(大学生はちょっと優遇制度アリ)。またこのお店、フランスのタイヤメーカーが出版するあのガイド本に2021・2022と2年連続で掲載されたとか。確かに、コチラにもそう書いてある。しかしだ。昨年、下呂の蕎麦店での一件があってから、必ずしもこの手の情報を「鵜呑み」状態でに頼りにはしないほうが良い、と考えるようにはなっている。
今回、同行者は「そういえばまだ食べたことがなかった」という「大河盛うどん」=かけうどん+天ぷら盛合せを注文。
このお店で「かけうどん」の姿を見るのはこれが初めてかもしれない。出汁とうどんとネギ。単品で注文すれば1030円。決して安くは、ない。むしろ、高い。が、その仕込みの様子をつぶさに見た後で、さらに「高い」と言い切ることができるだろうか?
そして「大河盛」という名の天ぷら盛り合わせは、プラス400円で付いてくる。そう思えばめちゃくちゃ安いとさえ云えはしまいか???(下呂のあの蕎麦屋さんの天ぷら盛合せが2000円だったことを思えば尚更だ)
こちら、本日のゲソテイ「愛知県春日井市稲垣種鶏場の名古屋コーチンを使った鶏なんばうどん。
当ブログの過去ログを漁れば、ほぼ一年前にも「かしわの川中」の鶏を使った「淡海地鶏の鶏なんばうどん」を食べに来ているが、今回のはアレをさらにバージョンアップした感。まず、鶏。名古屋コーチン。むっちむちのぷりっぷり。肉の旨味がヤヴァイ。さらに、ネギ。地元というか、お店のある京都伏見産の無農薬有機栽培とろとろ九条ネギを、白いところは焼き目をつけて、青いところは長い状態をそのままに加温したものと、小口切りに刻んだものの三種で堪能させてくれる。先日、福知山の麺屋ソミーズでもネギの美味い季節だからこその限定ラーメンに感銘を受けたところだが、この鶏なんばでは麺屋ソミーズとはまた違うアプローチでこの季節の最高の状態の京都伏見の九条ネギを楽しませてくれる。
もちろん、うどんと出汁に抜かりがあろうはずもない。H字断面にして、もちもちぐにぐにと艶っぽく、ほどほどの弾力性、しなやかさを伴ううどん。鶏の出汁も少し染み出しつつある出汁。
その出汁に、鶏油をかけて味わうことを推奨される。いわれたとおりにやってみると、味に奥行きが出る感じ。ひょっとしてラーメンっぽくなるんじゃないかな?と、一瞬思ったがそんなことにはならなかった。
また、鶏油と醤油はゴハンにかけるのもいいとのことで、やってみる。ふーむ。バター醤油みたいな?…前出の動画の中で、大将自身が「安くいくんやめようと思って、それから食材をすごい見直して、他の店で使わないものを使おうとか...例えば料理屋さんで使うようなものを使おうとか(そこから)お店がすごいよくなってきましたね。」と話されている(17’45”~18'00”の間)。だからこのお店、決して安くはない。けど、思い出したらつい足が向かってしまう強い惹きがあることに間違いはない。また、いつ行ってもなにかしら前向きなパワーがお店中にみなぎっていて、なんかついでに元気ももらった感にさせられてしまうのもこのお店のいいところじゃないかしらん。と、毎回思う。
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本格手打ちうどん大河@伏見区深草西浦町:淡海地鶏のとりなんばうどん(温) - t_cognac's weblog
実は近々に企んでいることの前に、このお店の味を確かめておきたくなって、寄る。行けば、こんなメニューがあった。その淡海地鶏は大津市堅田「かしわの川中」のあの地鶏。滋賀県民としては注文しないではいられないヤツ。迷わずコレを注文。しばし待つ後出来上がってきたコレ。どぉーん!と鶏肉!どぉーんと白ネギ!鶏肉はローストされた、モモとムネ。ステーキを味わうが如き豪快さ!コレに、ふらの軟白ネギのとろっとした食感が加わる。その下に、大河ならではのコシとモッチリ感豊かなうどんと、丁寧な作りのツユ。
ただ、今回は具材の味わいとインパクトがあまりにも強烈で、うどんの存在がちょっと霞んでしまう程だった。うどん自体を温い状態で味わうなら、やはり「かけうどん」だ。とはいえ、今回の限定淡海地鶏は、味わってみないわけには行かなかったさ!セットのごはんは追加料金なしの自家製おかかふりかけごはんをチョイス。このあと、地鶏の出汁も滲み出たうどんつゆをここに注いでジルジルといただく。二度ウマウマ。そして忘れちゃいけない大河特製のおつけもん。昆布の味わい染み込みつつ、余計なものは加えないお手製の味わい。このお店も、食べに行く度いつも深い満足感を味わわせてくれる。だから、リピートするワケだ。
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本格手打ちうどん大河@伏見区深草西浦町:黒毛和牛肉おろしぶっかけ(冷)&more. - t_cognac's weblog
昼にうどんが食べたくなって伏見区西浦町。訪れたのは土曜日の正午過ぎだったが、幸いなことに、ほぼ外待ちすることなく入店。前に来た時には、お店の外に面したガラス窓いっぱいに貼ってあったメニュー表は整理されていて、本日のおすすめセット等、その日その日の特徴的なものがより目立つように変わっていた。今回は同行者らと3人で訪れたのでテーブル席に案内していただく。テーブル席がわの壁には、さっき外から見ていた本日のおすすめセット等を書いたボードが掲げてある。コチラ、同行者1が注文した「山かけ月見うどん」と、原木しいたけ「よんろくご」の天ぷら。この椎茸の天ぷらが堪らんかったそうな。(つまみ食いすればよかった)これは同行者2注文の限定「さぬき盛セット」の温。かけうどんにまいたけ天・鶏天・半熟玉子天の三種。ワタシは本日のおすすめセット「黒毛和牛のおろしぶっかけ」を冷で注文。麺の器、実に具沢山でうどんが隠れてしまっているほど。
たっぷりの黒毛和牛に刻み海苔、大根おろしの上におろしショウガ、細ネギ。具材の下に潜むうどんを引っ張り出してみる。H字断面にして、もちもちぐにぐにと艶っぽい麺。冷でギュン!と締まった食感がワタシは好きだ。そして、ぶっかけだしと、レモンを絞り大根とショウガおろしに絡めていただく至福の時間よ。半熟温玉天・牛蒡天・まいたけ天・南瓜天、それぞれのダイレクトな歯触りと、衣の中に込められた素材そのものの味わいよ。セットのゴハンは自家製おかかふりかけを選び、この後同行者らの温いうどんに残った出汁をかけてジルジルといただく。ダシとメシの最高の組み合わせよ。ああ、やはりいいお店での食事は、必ず楽しいひと時を味わわせてくれるものだ。
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本格手打うどん 大河@伏見区深草西浦町:特製カレーうどん&大河盛釜玉うどん - t_cognac's weblog
この日、朝はラーメンだったので昼は同行者を伴ってウドンを食べに出ることにした。このお店、天ぷらとの組み合わせセット等の多様なメニューはお店の外に面したガラス窓のところにすべて網羅してあるので、開店前の外待ち時からどれにしようかじっくり検討することができるようになっている。これまで何度か訪れたことはあるが、カレーうどんの類を食べてみたことがなかったので、今回は「特製カレーうどん」を選択。同行者は「大河盛釜玉うどん」を注文。暫し待つ後、先に同行者の「大河盛釜玉うどん」が出来上がってきた。「大河盛」の天ぷらは鶏天・海老天・ちくわ天に大葉の天ぷらも付いてくる。釜玉に添えるネギは細ネギ。続いてワタシが注文した特製カレーうどんが出来上がってきた。デフォルトで小ライスと温玉が付くので、一杯のカレーうどんというよりカレーうどんのセット物的にトレーで提供されてくる。して、その特製カレーうどん。カレーだしに覆われて最初はうどんの姿が見えない。そこに素揚げの野菜を載せ、刻んだ細ネギの上から糸唐辛子を盛り、なんとも彩り豊かなデザイン。さっそく味わってみる。このお店のカレーうどんは「カレーと出汁のあんかけ」のうどん。過去に食べた滋賀県湖南市の「みくりやうどん」や滋賀県長浜市の「山石土平」が限定で出すカレー系メニューはいずれもカレールウそのものにうどんを合わせるものだったが、「カレーうどん」は通常の場合、カレーの味と和風テイストの出汁をかけ合わたところに片栗粉でとろみを持たせたものではあるまいか。大河のカレーうどんは後者の方だった。(しかし、カレーうどんの定義とはなんであろうか)
スパイス的辛さは食べ始めからドォんと来るタイプではなく、辛さ自体は程々にして、後からじわりと額が汗っぽくなってくる系。このお店での「並」の麺量350gは、カレーうどんでいただくとかなりのボリウムに感じた。麺の食感、冷のぶっかけでいただく印象に比べ、温い状態でいただくと、よりしなやか・もちもち・しっとりした感じ。中盤から温玉を加えて、さらに楽しむ。注文したメニューにはお漬物も付いてくる。このお漬物も、このお店ではひとつのお楽しみポイント。350gのうどんを平らげたあと、付いてくる小ライスをドボンして、カレー丼にして更にいただく。ああ、すっかり満腹。ゴチソーサマデシタ。
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本格手打うどん 大河@伏見区深草西浦町:めちゃ旨 旬のやさい盛セット - t_cognac's weblog
昨年の夏、夏季限定「ウミカホルスダチカホル」に感動した「本格手打ちうどんの大河」。同行者の強いリクエストもあって、この日行ってみた。店先に出してあるウエイティングシートに名を記入し、暫し待つ。そうか。この日は、Aセットで、いっとこか。メニューはすべて外に貼り出してあるので、待っている間にじっくり見て検討することができるようにしてある。また、「初めての方はぜひこれを」と迷う初心者の背中を押してくれる推しメニューを明示しているのも、いい判断材料となるものだ。ってことで、やっぱり「本日のおすすめセット(ごはん付)」から、ワタシは「いりこだしのひやかけ」を同行者は「すだちおろししょうゆ」を、また、共に「冷やし鰹節ごはん」を選んだ。ワタシタチ、初めての方ではないんだけれど。やがて順番が来て、案内されたのは大将の目の前のアリーナ席。大将はオープンキッチンの厨房から絶えず店内全体を見渡し、複数居るスタッフに的確なタイミングを見計らって指示を出しつつ、私達客人の軽口にも対応してくださいながらも、背後の冷蔵庫から頻繁にうどん生地を取り出してはその都度麺棒で伸し、後ろの製麺機で麺線に仕立てる。結果、このお店ではうどんが麺線状になってから茹でられる前である時間は極めて短いことに気づく。言い換えれば、「超打ち立て」のうどんを提供することに非常にこだわっている様子。そして、本当に楽しそうに仕事をしている。あの生き生きとした様子は、ぜひとも見習いたいものである。まず、味わうはうどん。めっちゃイリコの利いたヒンヤリ出汁に沈むうどんの、しなやか・もちもち・ぐみぐみ。嗚呼。天ぷらにパプリカ・れんこん・万願寺とうがらしの他、野菜のみならず、イリコも天ぷらにして供される。こちら、同行者注文のすだちおろし醤油。すだちは別の所に用意されている。うどんと、天ぷらのみならず、このお店の「お漬物」もまた魅力。あの「自家製麺と定食弦乃月」の大将が、一時期臨時休業していた間に、ココに漬物の研修に来ていたことは有名な話(でもないか)。
この日は、キュウリの浅漬と同じくキュウリのぬか漬けと。ぬか漬けの小皿にはミニトマトもあったので「トマトもぬか漬けですか?」と思わず大将に聞いてしまうと「それは、漬物ではありません。でも、トマトのぬか漬け、やってみたら面白いかもですねぇ」と、ナイスフォローいただいた(汗)。
セットの冷やし鰹節ごはんはその名のとおり「冷やご飯」で供される。鰹節とワサビが載ったところにうどんのイリコだしをかけていただく。快い涼味と出汁感。ふふふ。やはり、とことん楽しませてくれるお店だこと。
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本格手打うどん 大河@伏見区深草西浦町:夏季限定 ウミカホル、スダチカホル。 - t_cognac's weblog
この日、同行者からうどんが食べたいとリクエスト。ならば、久しぶりに行ってみようと伏見の大河へ。お店の駐車場はないが、お店斜め向かいや西60mほどのところに、一乗寺界隈のような理不尽感のない、廉価な価格設定のコインパーキングがある。このお店には、新規オープン直後の2012年5月27日と、2013年7月7日に訪れた記録を当ブログには残しているが、いずれのときもテーブル席だった。で、今回は初めてカウンター席に通していただいた。麺を伸す、麺を切る、麺を茹でる、茹でた麺を絞める、天ぷらをあげる、注文の品を盛り付け、整えていく一連の作業が店主岸野さんを中心にスタッフの連携プレーで手際よく進められていく様子を眺めることができる、麺好きにはたまらないアリーナ席。
着席すると、ウエットおしぼりを(冷凍庫から)出してくださる。コレが冷たくて実に心地良い。この時点で、すでに、お店に心を掴まれてしまっている感じ。さて、何を注文しようか、手許のメニューを見てみよう。
一番初めに、不定期限定の国産黒毛和牛A5ランク牛すじセットのメニュー。これはある時、無いときがある様子でいずれも温かいメニューとなる様子。不定期限定以外のメニューはA4サイズクリアファイルの冊子に綴じてあり、季節限定ものが先に示される。この季節の冷たい限定は「ウミカホル・スダチカホル」。私はコレを注文することにした。続いて、人気メニューだという「鶏そぼろと茄子のつけめん」。同行者がコレを選んだ。いずれも、麺量は並で注文。350gは一般的なお店の1.2倍だという。コレで十分。また、メニュー中にはテイクアウト用の出汁(冷凍)なんかも紹介されている。確かにコレで和食のいろいろ作ったら、いい味になるだろうね。他にもメニューは多彩。人気の汁なし和風和え麺とか、釜玉うどんや、カレーうどんの数々、限定「ウミカホル、スダチカホル」のベースとなっている感の「ひやかけ」メニュー、メニュー冊子に数々のオリジナルメニューを加えて行った結果、元からある「温かいうどん」や、冷たいおうどんの基本的なメニューは冊子の後ろの方のページに存在している。いずれも、あわてること無くじっくり眺めては検討すれば良いと思う。暫し待つ後、同行者注文のつけ麺が先にやって来る。つけ麺用の麺はかなり長めにしてあるようで、食べる際には器に添えてある麺切りバサミを適宜使ってくださいとのこと。やがて、私の注文も届く。ひとことで云えば、「ひやかけ」のうどんだが、ここに仕掛けがなされている。食べ初め、イリコの風味でいただく。食べ進むうち、氷が融け出していく。この氷が鰹節系の出汁氷で、やがて節の味わいが加わっていくのがわかる。そんなヒンヤリのダシを、出汁に浮かぶスダチ、こんもりとタワー状に盛られた大葉・茗荷を絡めて爽やかな薬味感とともに、しなやかさ、モチモチ感、弾力感等、とにかく啜り込んでは実に快いうどんで堪能する。このあと、鉢のソコに仕掛けられた鯵のほぐし身で、味わいの変化は三度目を迎える。この仕掛けによる味わいの変化に、久しぶりに心動かされる思いがした。麺をすべて平らげたところで、〆のネギ味噌ゴハンにさしかかる。ゴハンはきちんと「冷や飯」で出され、冷涼感は途切れること無く持続する。そのネギ味噌ゴハンにお茶漬けアラレを加え、追いスダチを施し、あらかじめ残しておいた鯵ほぐし身を出汁を注いで、いただく。いりこ、鰹出汁氷、鯵ほぐし身の三度の変化に、更に四度目のオタノシミを味わう。〆ゴハンのあいだにつまむキュウリのお漬物。程よい味付けの中に、ほんのりと辛味を感じさせる隠し味が。ワサビか???と思って、大将:岸野さんに確かめてみると、この辛味はワサビじゃなくて粉末の芥子のちょびっと加えたところに、さらにその芥子をより効かせるために砂糖もちょびっと加えて作るんだそうだ。もともと漬物嫌いだった岸野さんが、池上製麺所での修業時代に教えてもらい、漬物に対する見方が変わったというお話もしてくださった。きっと、また来よう。
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【2013.07.07】限定:いりこの冷やかけ&天ぷら五種のセット
【2013.07.07】
午前の買いもん終了後、ヨメと一緒に伏見区深草西浦町の大河へ。
以前に訪れたのは去年の5月23日。やはりヨメと買いもんのついでに訪れている。
本日、私たちが訪れたとき、外待ち客5名様。
順番待ち用のベンチには冷たいお茶を用意しておいてくれる気遣い。アリガタイネ。
メニューはかなり多彩なお店なのだが、本日は店主ブログに、ひやかけと天ぷら5品のセットが紹介されており、
店頭のカンバンでも限定25食となっている。てなもんで、限定に弱い私は迷わずコレに決定。幸い、まだ売り切れではなかった
やがて順番がやって来て店内に案内される。昨年の初訪ではテーブル席のほうだったが、今回はカウンター席。岸野大将以下、若いスタッフのてきぱきとした動きが目の前で繰り広げられる。それにしても目まぐるしく忙しい厨房。
天ぷらの類いは注文が通ってからタネに衣をまぶして揚げるので、それなりの時間を待つことになるが、特に急ぐ用事があるわけでもないのでゆっくりと待つ。
さて、ソレデハイタダキマス。
五種の天ぷら、舞茸、餅、大葉、新生姜、鶏天。
舞茸はボリウム感を持たせるためか、丸くボール状にして揚げてある。
餅の天ぷらは初めて食べたけど面白いねコレ。
新生姜の天ぷらも初めてだった。ひとくち目から生姜の味がガツゥ~ンを来るのがちょっと刺激的。
そして、うどん。
氷水でよく冷やした器に入るいりこだし。塩気控えめの柔らかく深い味わい。ウマイ。
そしてなにより断面がH字のような麺を口にした時の跳ね返りの良さと弾力感。
「ちょこっと炊き込みごはん」も、うどんの味わいに沿って、上品な味付け。
FB上では繋がりがあるので、会計時に、大将にはちょこっとご挨拶しておいた。
今日はメチャ暑いこともあって、限定いりこの冷やかけセットに心が傾いてしまったが、やがてこのお店のオリジナルメニューも是非味わってみたいところである。
http://blog.goo.ne.jp/t_cognac/e/5ce24eb2ae2b4e629281526d012a8c5c
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【2012.05.27】
昨日の飲み会はすっかり盛り上がり、日付跨いで帰宅。で、本日、午前中はフツカヨイ沈没モード(ハンセイ)。で、少しカラダが回復したお昼前、妻と買い物に出かけたついでに、伏見にオープンした讃岐うどんの新店「大河」へ。お店は沢山の開店祝いの花で囲まれていた。その中には、あの池上製麺所から送られた花も。
ウチに帰ってからネットでいろいろ調べてみると、以下のようなことが分かってきた。
●店主は横浜市神奈川区の讃岐うどん店「じょんならん」で修行し、この度独立。もともと伏見桃山の出身らしい。
●その、「じょんならん」とは香川の、あの「池上製麺所」...そう、あの瑠美子ばあちゃんのお弟子さんが横浜に出した店だとのこと。
●「大河」開店当日は瑠美子ばあちゃん御自らお祝いに駆けつけて来たらしい。
ノレンの中で、キツネがキツネをつまんでる。
営業時間と定休日。
メニュー一覧。
麺量について。
昨日及び本日の「限定」メニュー?「アスパラ天ぶっかけ」。本日はコレを注文してみた。
テーブルサービスには天かすと自家製佃煮が。
先に妻が注文した「大河盛ぶっかけ」がやって来た。とり天・えび天・ちく天全部のせの豪華版である。
そして「アスパラ天ぶっかけ」到着。
なるほど、アスパラの天ぷら、さっくりと柔らかくて美味しい。鶏天もさっぱりとしててイイ。さらに、絶品だったのが半熟タマゴの天ぷら。一見地味だが、いざコロモを割って食べにかかるとさあ大変。中の方はホントに超半熟で、白身も黄身の、うどんの上にタラぁ〜〜と広がり、ぶっかけうどんが突然タマゴを絡めた状態に豹変する。食べていると途中で、ちょっとした事件が起こるのだ。
そして、なんといってもこの麺。
井手の「たなか家」のあのヤナギゴシ的しなやかさをもつ麺に比して見ればかなり強いコシがありつつ、もっちりとした弾力感は上々。そして長さ60cmi以上はゆうにあろうかと思われる長めにカットされた麺線は、啜り込む快感に満ちている。麺を楽しむうどんとしては特上クラス。
ただ、惜しむらくは温かい「かけ」及び冷たい「ぶっかけ」の単品が550円で麺量350gという設定なので、「たなか家」のようにお手頃な価格で二品を注文し、温かい麺とそのダシの掛け合わせの妙と、冷たく締めた麺の魅力を代わる代わる同時に楽しむ..という(ある意味さぬきうどんならではだと思える)食べ方が出来にくいこと。それと、麺はなかなかだが、ぶっかけのツユは醤油と味醂の風味が前に出た仕上がりで、さらにレモンの柑橘味で拍車をかけて喰わせる感がある。ぶっかけといえども、ツユのダシ感はもっとあってほしいなあ...と、率直な感想。
とはいえ、非常に大きな楽しみを与えてくれるお店が日常生活圏内に登場したことはとても喜ばしいことである。
近々のうちに、普通のダシのかかった温かい方のうどんも是非味わいに行きたいところであるし、今後の進化も大いに大いに期待したい。
あ、それから、丁寧な接客という点にも力を入れており、行って非常にキモチのいいお店という点も特筆すべき事項であろうことを添えておこう。
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【本格手打うどん大河】
店主ブログ(休業情報等、要チェック)
11:30~14:30 18:00~21:30(昼夜とも麺切れ次第終了)
火曜日定休
075-641-4877
京都市伏見区深草西浦町7-45-1
P:近隣コインパーキング&パーキングチケット利用推奨(近くにわりと多いです)
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Restaurant name |
Honkaku Teuchi Udon Taiga
|
---|---|
Categories | Udon、Curry Udon、Tempura |
075-641-4877 |
|
Reservation Availability |
Cannot be reserved
開店してからの予約はできませんが、 |
Address |
京都府京都市伏見区深草西浦町7-45-1 |
Transportation |
・京阪本線「藤森」駅(西口)より、徒歩7分 504 meters from Fujinomori. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
|
Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
15 Seats ( カウンター6席、4人掛けテーブル2卓、2人掛けテーブル1卓) |
---|---|
Maximum party size | 15people(Seating) |
Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed 近隣にコインパーキング数カ所あり(エイブル深草西浦7丁目パーキング;08:00-22:00、200円/60分)近隣への路上駐車、無断駐車はしないでください |
Space/facilities |
Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu) |
---|---|
Food |
Particular about vegetable |
Occasion |
With family/children |Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
---|---|
Location |
House restaurant |
With children |
Kids are welcome(Babies are welcome,Preschool children are welcome,Elementary school students are welcome),Children menu available
子供イス、バンボあり。 |
Website | |
The opening day |
2012.5.23 |
Remarks |
臨時休業、限定メニュー等は上記ブログ、Xでお知らせしますのでそちらをご覧のうえご来店ください |
春のこの時期、今年も筍を買い求めに乙訓方面に出かける。
帰り道、ふと近くを通りかかったら、急に「食べに行きたい!スイッチ」が入ったので食べていくことにした。時間としては、11時過ぎあたり。幸い、お店向かいのコインパーキングも空きがあった(このお店が混み出す時間になると同時に満車になることが多い)。
そして、この時間に訪れると外待ちすることなく入店できた。が、その前に店先の黒板をチェック。感動のジャンボアスパラ天、キニナール。
今回はカウンター席に通していただいた。店主岸野さんの仕事する目の前のアリーナ席で、ちょっと緊張(ウソ)。それはそうと、この時期、期間限定でこのメニューがあったんだ!Abats奥村とのコラボメニュー、これは絶対ウマいヤツに間違いない。迷うことなくコレを注文。もちろん「香川おおもりやさんの感動のアスパラ天」も追加。
厨房にスタンバイ中のジャンボアスパラ。コレは確かに、でかい!
しばし待つのち、運ばれてきた「アバマゼリータ」がこれ。
基本ボディは同店の「鶏そぼろのマゼリータ」のような姿だが、天かすの替わりに大量のカシューナッツ、肉そぼろは霧島高原ロイヤルポークの粗挽きミンチ。そこにAbats奥村特製煮干しラー油を忍ばせた温かいまぜうどん。このあと、まぜまぜしていただくのだが、ミンチと煮干しラー油のほんのりからみを含んだ旨味にカシューナッツのクリスピー感と海苔の香ばしさ、ネギの薬味感に加え、卵黄が絡むホクホクのうどん。それはそれは夢中のひと時となる。
その合間にいただくお漬物。このお店を「漬物屋さん」と揶揄する人もいるが、それは漬物が間違いなく美味しい、ということの裏付けだ。
そして、うどんを平らげた後にあとメシをドボンさせ、残った煮干しラー油の肉そぼろとともに天かすを加えて完食。実に満足。
さらに、感動のアスパラ天。やはり、未体験のデカさ。それなのに、ともすれば大ぶりのアスパラにありがちな筋はなく、サクッとした歯ごたえのあと仄かな苦味を伴うアスパラのホクホク感が口に広がる。
同行者は、釜玉大河盛りを注文。大河盛りの天ぷらに加えて、感動のアスパラ天をシェアで実に贅沢な天ぷら盛りとなった。