アマネムのインルーム・ダイニング : Amanemu

アマネムは現在日本に３ヶ所あるアマンの一つで、温泉を有する初めてのアマンとして２０１６年に誕生しました。アマンは現在世界には３６ヶ所ありさらに６ヶ所が計画中のようです。アマンはエイドリアン・ゼッカによって１９８８年プーケットにアマンプリがオープンして以来、紆余曲折を経ながら超高級リゾートホテルの代名詞として発展してきました。

２０１４年にアマン東京がオープンした時には「アマンが日本にあるなんてどうもしっくりこないな」と思ったものです。アマンは気合いを入れてわざわざ海外に泊まりに行くからありがたいのだと思っていましたから。しかしその後アマネム、アマン京都と立て続けにオープンしているところを見ると、アマンも日本に馴染んできているのかもしれないですね。

アマネムはうちの娘たちが小学生の頃連れて行った「合歓の郷」があった場所にあります。イギリスから孫をつれて帰省している長女夫婦とともに２６年ぶりにこの地に来ました。３６６㎡もあるヴィラに宿泊しました。このヴィラにはお風呂が３つもありますが、そのうちの１つ天然温泉がこんこんと注がれ続ける広大な浴場には度肝をぬかれました。部屋付きのお風呂というレベルを遥かに超えています。

【おやつ】
チェックイン後にウェルカムのお茶菓子サービスがあるとのことでバーラウンジに行きました。思っていたより手の込んだ美味しいスイーツが供されました。

【夕食】
アマネムの自慢のサーマル・スプリング（水着を着て入るプールのような温泉）を楽しんだ後、乳児がいるしせっかくの良い部屋なので夕食はインルーム・ダイニングといたします。まずはメニュー表をご覧下さい。どうですか、この値段。凄まじいでしょ。超インフレのアメリカのホテルかここは？ってレベルですよね。蕎麦が５千円、ハンバーガーが７千円、パスタが１万円ですから。

妻は「箱膳弁当　刺身、天麩羅、小鉢、おばんざい、ご飯、味噌椀、香の物　９５７３円」その他３人は「松阪牛カレー　サラダ、温玉　８０４５円」。冷蔵庫のアルコール「アマネム　サスティナブル・ローカルクラフトビール　１６５０円」としました。

近頃私はルームサービスのカレーライスに凝っていて食べ比べをしているのです。松阪牛ってこと、そしてこの値段からかなり期待したのですが、確かに美味しいのですけれども、その美味しさはレトルトのカレーライスの美味しさで、松阪牛の厚さも薄かったので残念でした。ペニンシュラ東京のビーフカレーの勝ちです。ビールは普通でした。

【朝食】
朝食は今回の宿泊代に含まれていますのでレストラン棟で頂きます。ルームサービスに替える事もできますが、その場合ルームサービスの朝食代は別途かかるとのことです。レストランでも幼児連れオッケーで奥の個室に案内されました。

レストラン内はどこからでも英虞湾が見渡せます。ベビーチェア以外にも、椅子を２脚使って即席のベビーベッドを作ってくれました。ちょこっとアマンマジックを感じました。また我々の朝食とは別に、子供用の朝食を頼むにあたって、メニューには無い離乳食用のメニューを作ってくれて、それはまた立派なものが来ました。ここらの融通の効き方は好印象でした。

我々の朝食は和食か洋食かを選びました。それぞれ食べきれないほどのバラエティに富んだものでした。このあたりは流石高級ホテルってところですね。