テイクアウトはじまってました！ : Kimura Shiyokudou

全国区のテレビ番組で紹介され人気爆発した、『きむら食堂』さん。
有名になったのは喜ばしいけど、あまりの混雑で、ちょっと行きづらくなってしまいました。
テレビの影響力って凄いですねえ・・・

そんな『きむら』さんは、お店が多忙になり過ぎたため、一時的に「出前」もできなくなっているようです。
そのかわり、料理の「テイクアウト」販売が始まっていました！


というわけで今回、話題の「マーボー豆腐焼きそば」をテイクアウトしてみました。
ケン○ンショーでどのように紹介されていたか存じませんけど、私は食べたことないから興味津々なんだぜ(←宮城県民のくせにw


まずはお昼のピークタイムを外すよう配慮しつつ、あらかじめ電話で事前予約をば。
受け取り時間にそ～っとお邪魔すると、中途半端な時間であるにも関わらず、店内は大盛況！
でも、若奥様がいつも通り優しくニコニコ接客してくださって、お忙しいだろうに、本当に頭が下がります。
注文した「マーボー豆腐焼きそば」は、アツアツ状態でしっかり準備されておりました。ほんとありがとうございます！
大き目のプラパックにみっちり入って、受け取るとかなりの重量感です。

急いで持ち帰ったら、のびないうちにいただきまーす。
おお、トロンとした麻婆豆腐餡と、こんがり焦げ目の付いた焼きそばが、相性抜群で美味～い！
麻婆豆腐餡は辛すぎず、塩分も控え目で、旨味をしっかり感じられるタイプです。シャキシャキ野菜が多目に投入されており、その歯触りも楽しいですね。(※きむらさんの通常の麻婆豆腐には、野菜はこんなに入ってなかったと思う)
また、そばの揚げ焼き加減が絶妙で、麺単体でも美味しい。
香ばしい麺を包み込む美味しい餡のコンビネーションにお箸が止まらなくて、大ボリュームだったのにぺろりと食べちゃいました。
なるほどこれは地元民に人気となるわけですね。大満足でごちそうさまでした！


それにしても、テレビ放送は6月だったと思いますが、今なお混雑が続いているということは、リピート客が相当多いのかな？
この美味しさなら、リピーター獲得も納得ですが。
遠くから来てくださってる方々に席を譲り、自分はしばらくテイクアウトでお世話になろうと思います。


追記：現在は、店頭メニュー数を絞っているそうです。
家族経営で頑張っておられるお店で、しかも厨房担当が若旦那おひとりなのですから、仕方無いですね。
混雑時は、料理提供までに時間がかかるかも知れません。ご注意ください。

追記2：『きむら』さんの麻婆豆腐には2種類あって、通常版の他に「陳　麻婆豆腐」というのもあります。
「陳」は本格的な辛さが売りなので、辛いのが苦手な方には普通の麻婆豆腐をオススメいたします。

最近、仕事の関係で、松島町を訪ねる機会が増えています。
先日たまたまこのお店の前を通りかかったところ、のれんを掲げて店舗営業されていました。
飲食店がどこも苦境に立たされている折柄、応援のつもりで立ち寄りました。


お昼時でしたが、店内はガラガラ。
しかし、こちらは出前をやっているので、注文の電話が次から次へと鳴り響いて店内はにぎやか！
そんな出前対応のため、厨房はフル稼働中で、いつにもましてお忙しそうでした。
そんなところにノコノコと入店してしまい、お店の応援どころかお邪魔になっちゃったかなと少し後悔・・・

とはいえ、すでに入店してしまったし、のれんが出ていたんだから仕方ないということでw
この日は「五目あんかけ焼きそば」を注文してみました。
先行レビュアーの皆様の紹介を見て、一度食べてみたいと思っていたのです。
(ここに来るとつい定食類を頼んでしまうため、焼きそばは今まで食べたことがなかった)


お料理は、注文から20分くらいで配膳されました。
あんかけのあんが具沢山で、これは「五目」どころじゃないのが一目瞭然でしたw
食べてみると成程これは美味しかったです！
具の野菜類は、シャキシャキ歯応えの絶妙な火の通し加減。特にハクサイが感動的にサクサクでした。
蛋白質チームのエビ・うずらのたまご・豚肉と一緒に、あっさりとした塩味の餡でまとめられており、街中華というよりホテル中華のような上品さ。
こちらのお料理は、若旦那の代になってから、どんどん塩気が優しくなってきていますねえ。
そして麺には香ばしい焦げ目がついていて、外カリッ中プリッの歯応えが楽しめました。
アツアツのうちに、と、一気呵成に食べちゃって大満足。
ご紹介してくださった先行レビュアーの皆様ありがとうございました！


なお、今だけかも知れませんが、メニューは少し種類が減っていたようです。
壁に貼られたメニュー写真の上に「準備中」のポップが貼られているものもちらほら・・・
お忙しい中、少しでも調理効率を良くしようとなさってるのかな？
こういう状況なので、客も贅沢言いませんから、これからも頑張っていただきたいお店です。

このお店には、本当に何十年もお世話になっており、あまり他人に教えたくなかったのですがw　でも、最近はずいぶんメディアに露出するようになってきたんで、まぁいいかということでレビューを書きます。
先代のおじいちゃんは、現在は、ほぼご隠居状態です。いまは、東京で修業をしてきた若旦那が、チーフコックを務めておられます。この若旦那の中華料理が本格的で、時々無性に食べたくなります。もちろん、おじいちゃんの昭和メニューも味わい深かったのですが。

料理：お店はいわゆる「街の食堂」スタイルで、「ナルトの載った醤油ラーメン」「福神漬けの添えられたカレー」などの昭和メニューが揃っています。
そしてそれに加え、「陳マーボー豆腐」などの本格中華もさらっと出てくるのが、このお店の面白いところ！　若旦那の料理の腕前は確かで、本格中華系のメニューは、ほんとどれも間違いなく美味しいです。
まぁ逆に、普通の昭和食堂メニューについては、特筆するほどのことは無いかも知れませんが＾＾；　とはいえ、例えば「味噌ラーメンのトッピング野菜の油通し加減が絶妙」とか、細かいところに若旦那の技量が垣間見えます。
なお、料理のボリュームは結構多めです。味付けはしっかり濃いので、喉が渇きます。

雰囲気：外観は古びた昭和食堂(失礼！)ですが、一歩お店に入ると、お店の人が明るく元気で、いい感じです。接客はテキパキしていて、それでいてフレンドリーで、非常に気持ちがいいです。

客層：地元民や仕事中の工事関係者が大半・・・だったのですが、最近は、テレビ放送を観てわざわざ訪ねてくる、遠方からの方も多いようです。先日は、若い男女のグループがキャッキャ楽しそうにマーボー豆腐を食べ比べておりました。

立地：かつては石巻街道の宿場町だった「松島町高城」という地区にあります。駐車場はお店の横に数台分しか無いです。JRだと、仙石線高城町駅からまっすぐ徒歩5分、東北本線松島駅からは徒歩10分ぐらいです。

追記：ここは地域密着のお店なので、出前の注文が常時ガンガン入ります。タイミングが悪いと、頼んだ料理が出てくるまでに、30分以上かかったりします。時間に余裕を持って訪れるべきお店です。
時間が無いときは、近くの「創彩まんなか屋」でお弁当を買うほうが手っ取り早いかも。