食べ終わると出現する六文銭。 : Nomikuidokoro Yukimura

本日のランチは上田市「飲み食い処 幸村」です。

真田幸村と言えば、豊臣方の武将として大坂夏の陣において徳川家康を追い詰め、本陣まで攻め込んだ活躍が広く知られている武将である。
約10年前に堺雅人が演じた大河ドラマ「真田丸」は、記憶に新しい。
家紋や旗印である”六文銭”とは、三途の川の渡し賃の事であり、「不惜身命」を意味するといわれている。
”ふしゃくしんみょう”とは、仏法のために身命をささげて惜しまないことだそうだ。
何やら色々と難しいが、銭が上下二段に3列並ぶ見た目は、分かりやすい。
そんな素晴らしい武将の名前を店名にした蕎麦屋が織りなす名物の信州蕎麦は、”六文銭そば(2,400円)”だ。
写真上段左から、とろろ・山菜・くるみ・きのこ・天ぷら・わさび菜の6種である。
天ぷらは、海老と春菊だ。
一見、量が少ないように見えるが、なんのなんの。
順番に味わって食べるので、最後は、お腹いっぱいになる。
蕎麦は、店内で手打ちしているようだが、二八だろうか風味は少ないな。
冷水でキリリと〆られたわけでもなく特徴が少ない。
ツユもカエシが際立っていると言うことでもなく普通の蕎麦ツユだ。
多少、甘めかな。
美味しかったのは、とろろとわさび菜かな。
食べ終わって出現したのは、ま〜るい六文銭だ！！
正直、味よりもこの六文銭に感動した。