Restaurant name |
Kamome Tei
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Categories | Cafeteria、Tonkatsu (Pork cutlet)、Udon |
Phone number (for reservation and inquiry) |
025-241-8506 |
Reservation Availability | |
Address |
新潟県新潟市中央区春日町2-4 |
Transportation |
JR新潟駅の万代口から徒歩で約6分 532 meters from Niigata. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
39 Seats |
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Private dining rooms |
OK For 8 people |
Non-smoking/smoking |
Smoking / Non-smoking area separated カウンター席のみ禁煙 Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
OK 3台 |
Space/facilities |
Counter,Tatami seats |
Occasion |
With family/children |Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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With children |
Kids are welcome |
「贅沢はするものだ、心を満たすから。その場所にいく、その人に会う、そのすべてが食事に含まれる」
…映画の小津安二郎監督が食べることに関して語った言葉らしい。
しかし監督、贅沢といっても懐石や洋食のフルコース、と言った「於大尽」「おごり」ではなく、吟味の効いた鰻丼や天丼の「あたま」つまり具の部分で酒を飲みながら店のひとと語り、しかるのち、つゆの染みたどんぶり飯を「食事」にする事を好んだらしい。
イマドキの食通先生、グルマンという名の大食漢な諸兄には物足りないかもしれないが、わたくしじしんは冒頭の言葉に大いに感じるところがあり、急ぎの用がなく、ひとりで過ごす事のできる時間を見つけると、嬉々として鰻屋、天ぷら屋の暖簾をくぐり、「あたまでいっぱい、台(めしの部分)で食事」という真似をして、あゝ愉快愉快と愉しむ風がある。
え゛? 安直?
#いんだよ細けえ事は! 誰に迷惑かけるでもなく幸福(口福)に浸っているんだから、さ。
文句、ある?
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バブル世代と呼ばれる年回りである。
社会通念上の総量規制まえ、不動産と株の急騰で、一般の専業主婦の人までが野末陳平チャンのラジオ投資講座みたいな番組で
「タクの隣の奥様が株で儲けていて悔しい、お隣ばっかりズルい! なんでもいいから儲かる銘柄、教えるザンス、キーッ! 」
なんて言ってた(いやホント! )時代に世の中に出ていた、泡沫景気を過ごしたひとびとにありがちな「奢侈」癖「無駄遣い」癖を揶揄して呼ぶらしい。
実際のわたくしはというと、その頃たしかに就業はしていたものの、新人~入社数年目、世にいう二等卒(兵)。
セッタイだゴルフだに忙しい上司、先輩のバックヤード、ありていに言えばドレー©椎名誠先生として仕えていて、忙しいばかりで給料は廉く、カイシャの金を使うポジッションにもなかった。
今のようにディジタルでインターネッツな時代でもなく、何事も手作業で時間がかかる。
竹橋にあった事務所を出るのが、しばしば日付変更線を超え、とはいえタクシー・チケッツは先達諸兄が社用に用いてしまうからこちらまでは回らず、総武線で独身寮のあった船橋までたどり着けず、当時錦糸町駅前にあった、終夜営業のサウナで一夜を過ごす、なんて真似をしばしばしていた。
(なのでトトノウとかいう戯言(失礼! )は「薬にもしたくな #よけいなことをかいてはいけません)
それゆえ、バブルという甘美な響きから連想される、ことさらに豪奢な思いはしたこともなく、小津先生ではないが、どんぶりものに一本でも点けちゃうと、
「あ、オレ、おごってるな、こりゃ於大尽♡うふふ」
なんて思ってしまう、よく言えば庶民的、あけすけにいえばセコく、ビンボーくさい人情を持ち合わせたままおぢさんになり、現在に至る、というありさま。
誠に遺憾に存じます ©クレイジーキャッツであるが、そーなっちゃたンだからしょうがない。
我が身を指して「野良犬」よばわりする所以である。やんぬるかな。
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当夜は、登龍もとい逗留先のホテルからほど近い、㌧かつやフライもの全般を能くすると評判のこちら。
ビアでのどを潤し、かつ丼をとり、あたま(具)でいっぱいやっているうちに調子が上がり、さらに徳利を一本所望し、莫ではないものの揚げ具合に秀逸さが感じられるカツをかじりつつ
「ビアどころかお銚子までポンイツつけちゃうなんざ、オレも出世したのコトよ」
と感慨にひたりつつ、ひとくち、またひとくちと、どんぶりの中身を噛み締めない、事もない。
尚、具体的な御菜の詳細は、別掲のシャシンないし、シャシンのコメント欄に当たっていただきたい。