Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Bisutoro Tsubaki
(ビストロ椿)- Nearest station：
- Categories：
- Budget：
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Restaurant information
Details
| Restaurant name |
Bisutoro Tsubaki
|
|---|---|
| Categories | Dining bar、Italian、Izakaya (Tavern) |
| Phone number (for reservation and inquiry) |
025-226-7007 |
| Reservation Availability |
Reservations available
※キャンセル規定あり：店舗にお問い合わせください |
| Address |
新潟県新潟市中央区花町1981-1 |
| Transportation |
10 minutes walk from Bandai Bus Center ■For reservations of 10 or more people, we will arrange a free shuttle bus within Niigata City only. 1,482 meters from Niigata. |
| Opening hours |
|
| Budget |
￥4,000～￥4,999 ￥1,000～￥1,999 |
| Budget（Aggregate of reviews） |
￥6,000～￥7,999￥1,000～￥1,999
|
| Method of payment |
Credit Cards Accepted （JCB、AMEX、Diners、VISA、Master） Electronic money Accepted |
| Table money/charge |
お通し440円 |
Seats/facilities
| Number of seats |
140 Seats （ (16 seats will be available on the open terrace from spring to autumn). Maximum banquet capacity: 50 people (maximum banquet number on one floor)） |
|---|---|
| Private dining rooms |
OK For 4 people、For 6 people、For 10-20 people、For 20-30 people、Over 30 people |
| Private use |
OK For 20-50 people、Over 50 people |
| Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
| Parking lot |
not allowed For reservations of 10 people or more, we will arrange a free shuttle bus within Niigata city only. |
| Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Counter,Outdoor/terrace seating |
Menu
| Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Particular about wine |
|---|---|
| Food |
Particular about vegetable |
Feature - Related information
| Occasion |
With family/children |Date |Banquets/party |Business |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
|---|---|
| Location |
House restaurant |
| Service |
Extended party hours (more than 2.5 hours),(Surprise) Party accommodations,Take-out |
| With children |
Kids are welcome(Babies are welcome,Preschool children are welcome,Elementary school students are welcome),Baby strollers accepted |
| Website | |
| The opening day |
2010.4.25 |
| PR for restaurants |
At the foot of the Mandai Bridge / Bistro ・ Italian Cuisine Izakaya (Japanese-style bar) Bistro Tsubaki
The "Rare Murakami Beef Hamburg" introduced on TV is popular◎ *Right next to the Kanamachi bus stop ■Course: From 5,000 yen with 2 hours of all-you-can-drink ■Extensive lunch menu with 10-12 types ava |
皆様、本日もかっとばしてまいりましょうー。
コメントじゃんじゃんどうぞ。
新潟県新潟市ビストロ椿さんに御伺いしました。
ホテルオークラの目と鼻の先、部屋から見えるレベルの近さです。
御店自体が、ルーマニアのビエルタン教会の脇の建物のような真四角の建造物のようでした。
ビエルタン教会自身も16世紀まではオスマントルコの襲撃に備え3重の防御壁があった世界遺産。
なんだか期待が膨らみます。
最近、食べログの評価も揺れていると聞きます。
インスタでは金で買われたインチキな評価がはびこり、
食べログの「店のピックアップ口コミ」にも妙にテコ入れされた評価が並び、
読者から大きな疑問が投げかけられる。
食に対する評価も味のインスピレーションも万人によりさまざま。
ある程度は仕方がないのかもしれません。
ビストロ椿 と聞いて、オペラ好きがまっ先に感じるのは、あの椿姫。
日本でもイタリアの気鋭の指揮者、ヤデルビニャミーニが指揮し、
映画監督のソフィアコッポラが演出を手掛け、衣装をヴァレンチノガラバーニが手掛けて成功をおさめました。
ヤデル・ビニャミーニは名指揮者リッカルドシャイーが主催する交響楽団のクラリネット奏者から指揮者に転向しました。
椿姫はヴィオレッタとアルフレードの悲恋の物語ですが、
日本公演はヴィオレッタ役がフランチェスカドット、アルフレード役は
アントニオポーリら実力者を据えて大成功に終わった。
2020年9月のミラノスカラ座での椿姫を愉しみにしていたが、
新型コロナの影響で御流れとなった。
当時の指揮者はズービンメータ、演出はリリアーナカヴァーニ、
ヴィオレッタ役はマリーナレべカ。アルフレード役はアタラアヤンだった。
あのロッシーニの「泥棒かささぎ」の初演劇場もミラノスカラ座だった。
ミラノスカラ座は、ミラノの守護聖人である聖アンブロ―ジョの日である12月7日に
必ずシーズンが始まる。この事実だけでもスカラ座の歴史と伝統の重みがあるわけである。
コロナ前の2019年12月7日開演日 しかも史上初、演目はプッチーニの「トスカ」であった。
謀略と暴力が渦巻く物語の性格上、永らくトスカはオープニングにふさわくないと思われていたのだろう。ダヴィデリヴェルモアが演出した大掛かりな舞台装置も聴衆の目をくぎ付けにしました。
いやー－、また観に行きたいですね。
話を戻して入口を入ってオープンキッチンを通り過ぎ、奥の個室に通されます。
素晴らしい空間が広がっており、10名は収容できそうな場所に案内されます。
地元村上牛を出す御店ですが、別の店で村上牛は食べるので、
他のビストロ椿さんならではの料理をいただくことにします。
個室に入ったため、フロアの様子はわかりませんでしたが、
木目調のシックな空間が演出されており、御上品な感じでした。
お客さんも結構盛況です。
まずはビールで乾杯。
お通しはパワーあふれるビーフシチューのような色合いのもつ煮。十分な量と味でした。
カルパッチョがメニューでおすすめに取り上げられていたので注文します。
カツオ、鯛、赤海老、ホタテ、マグロ、綺麗に盛られています。
カツオは自分で釣って新鮮なものばかり食べてますので、これはいかがな味かと思いましたが、
他の刺身は味付け、ドレッシング、素晴らしい味でした。
ソーセージ盛り合わせは3種すべて違うテイストで、
越乃黄金豚、チョリソー、ハーブで香りもよくボリュームもあり美味しかったです。
店員さんですが、忙しくてきぱき動かれていてがんばっておりました。
飲み物も「次の1杯」をしっかりとオーダーしてもらうように動いておりましたし、
店の教育もそういう点でしっかりされているのでしょう。
店が贔屓するピックアップ口コミの文で気になったのは、ロッシーニのくだり。
「セリビアの理髪師」とある。
「セビリアの理髪師」を、どう間違って打っても 「セリビアの理髪師」にはならない。
誰しもがそうだが、店がやらせで書かせる「高説」がわたしは好きではない。
そう疑いたくなる口コミも然りである。
ましてや、そこにオペラ音楽が絡むとその真偽は熱を帯びる。なおさらである。
疑いの真相はわかりませんが、
これははっきり断言するが、セビリアの理髪師の下りは恥ずかしい。
オペラや音楽好きには、
見た瞬間に店が選ぶピックアップ口コミが、少なくても全く知識のない「三味線」だとわかる。
ロッシーニの人物像、更にはセビリアの理髪師は「流れてくる」ものじゃないですから。
ロッシーニの意味がわからず、ぐぐってみたら、運が悪く先頭バッターに
「セビリアの理髪師」にあたり、移し間違えて「セリビア」になったのだろう。
実際ロッシーニは1836年にオペラから引退したが、39のオペラを書き後半の人生は
美食の追求に費やした。ロッシーニは実際は「食そのもの」でもあるわけである。
これはあまり知られていないことだが、
ロッシーニはフランス革命後に生まれているが、食を通じて上流階層や有力者と交わり、
後ろ盾を得た。食により激変するこれからの政情を察知し、己が生きのびるための策に使ったわけである。
「セビリアの理髪師」「ランスへの旅」は、人間の愚かさを包み込み喜劇であるが、
昔はヴェルディやワーグナーの重厚なオペラと比べられ長く軽んじられ上演回数を年々減らしてきた。
しかしながら1980年代に入り、その評価が見直されてきました。
ロッシーニのオペラは声を震わせるように歌う「アジリタ」を駆使しなければならず、
実は繊細で細かい。更に軽快で明るい音楽は不安な社会から現実逃避したい人々に希望を与えました。
ロッシーニは生誕地ペーサロで1980年代から毎年「ロッシーニフェスティバル」が開催される。
ロッシーニの機運が高まってきたのでしょうね。
この時期の出店も凄いんですよ。もちろん、ロッシーニの生きざまを意識して。
オペラや音楽は、わたしが言うのもなんだが、そんな薄っぺらいものではない。
音楽は言葉のない会話であり、お互いの音は心を開かなければ聞こえてこない。
もちろん相手の心とタイムマシーンで戻れるわけではないが、戻れないなら思想背景、構造を知ることも大切。
早くコロナが明け、地球上に残された宝のようなオペラを世界中の方々と一緒に楽しむことで、
言葉に出来ないお互いの人生を共有できたら至上の喜びでもある。
わたしたちにとってはこのビストロ椿という名前は非常に深い名前であり素晴らしい名前である。
2020年以降の日本公演がほぼ中止になった恨み節でもあるが、
イタリア人がよく口にする言葉に
「アマーレ、マンジャーレ、カンターレ」がある。
恋して、食べて、謳って。 陽気なんですよ。
この店、実力あります。
またお伺いしたい、良い御店でした。