焼肉店だがラーメンも人気 : Sutamina En

2023年4月
「ラーメン750円＋角ハイボール550円」
　ランチタイムの営業をやめて以来、足が遠のいていた。しかし無性にここのラーメンを食べたくなったので、散歩がてら夕方の開店時間に合わせて7年ぶりの訪問。
　入り口を開けると、今日も予約がたくさん入っているらしかったが、一人客なのですんなりとカウンター席につけた。おや、大将まだ厨房で働いているのか、頑張るねえ。孫世代の店員が4人ばかり立ち働いている。
　ラーメンをオーダー。角ハイボールも注文して、飲みながら着丼を待つ。
　うわあ、このラーメン久しぶりの対面だあ。スープを一口すすると、おや、ニンニク風味は弱くなり、代わってショウガ風味が強くなったなあ。スープの醤油色は濃いけど、ほぼ濁らないすっきりスープ。これは、長岡生姜醤油ラーメンのくくりにギリギリ加えてもいいタイプだな。
　麺は20番中細麺。推定加水率はやや低めの30%あたりかな。いやあ、旨かった。そして懐かしかった。

2016年11月19日(土)　ラーメン \600
　ここのラーメンがどうにも懐かしくなって、入店。熱々のシンプルなしょうゆラーメン。スープに広がる加熱したニンニクエキスが実に魅力的だ。この微妙なフレーバーが、他店では味わえないのだ。
　20番ちぢれ細麺は、加水率が高くも低くもない感じ。オールドタイプのダシガラ・チャーシューが、しつこくなくて逆にいい。熱いチャーシューをかみちぎり、加熱ニンニクフレーバーのスープをすすれば至福である。
　ここの醤油ラーメンを熱愛するのは、ラーメン狂達の間では私くらい。他の人の評価はそれほど高くない。人の味覚はそれぞれだなあ、と思える最たるケースだ。故に皆さんにもおすすめはしない。ただ、私は好きだよと宣言するのみ。

2012年12月　「みそラーメン」\650
　丼が大きく、ラーメンに比べて明らかに大盛りである。
　白みそベースの味噌だれだと思う。けっこうあか抜けない田舎チックな味なのだ。スープは野菜の甘みにニンニクのパンチの効いたもの。ニンニクを後から入れるのではなく、スープ自体にニンニク風味が効いているのだ。このみそスープで野菜を炒め煮するとき、ラー油をドバっと合わせる。あとでまわしかけるのではないから、スープにまんべんなく辛さがいきわたる。ピリ辛より強い刺激。ぴりぴりぴり辛くらいである。
　麺は細かな縮れの20番細麺。加水率が低いので、ゆっくり食べていると後半のびてくる。
　炒め煮野菜は、玉ねぎ、にんじん、もやし、キクラゲ、ホウレン草。
　チャーシューは３枚。スープに旨みをとられて固くなっているが、みそ味スープになじませながら食べると乙なものである。
　熱く、辛く、量が多いため、大汗をかいて食べる。後半は卓上のすりおろしにんにくをひとかき入れて、さらにスパイシーにして楽しんだ。
　本業は焼肉屋のため、夜行くと酔っ払いが無限ループの会話をしていて、聞いていると疲れる。だからラーメンに集中して、他の客は失礼がない程度に無視しよう。

2011年７月「ラーメン」\550
　焼肉店として有名なこの店の、隠れ人気メニューがラーメンなのだ。みそラーメンもあり、そちらも〆の一杯として人気がある。
　昼時にはラーメンを目当てに来店する客もかなりいる。
　ラーメンは、基本的にはすっきりしょうゆラーメン。しかし、かなり個性的なスープなのだ。まず、しょうゆ味なのにニンニクが効いていてパンチがある。そして、シイタケの旨みが強い。ちょっと他店にはない風味である。もちろん基本の獣系スープは、焼肉屋だけに冷凍ものなんかじゃない素材を使っているはず。ひょっとしてこんなにニンニクを効かせて臭みを消しているということは、牛骨も使用してるのかも。
沸騰させずに取ったスープはすっきりキレがある。
　麺は18番くらいの中細麺。かん水でプリッとさせた多加水麺だ。つるつるした口ざわりで、ぷりぷり口の中で踊る。
　チャーシューは３枚。昭和のチャーシュー。スープに旨みを出した後の、産卵後の鮭のようなものである。昭和のチャーシューはみんなこうだった。スープにひっそりなじんで主張しない。
　他のトッピングは、板のり１枚、メンマ、しゃっきりゆでほうれん草、刻みねぎ。550円という値段も、昭和そのもの。