変わってしまった : Katsu Hisatei

　とんかつが食べたくなって、２年前に訪れて自分の中では高評価だったこちらへ。平日の午後１時半過ぎ。広い駐車場に車が１台止まっているだけ。なんでこんなに閑散としているんだといぶかりながら中へ。

　２年前は平日限定の「お楽しみランチ」（税込み１１８８円）というのがあって、味もコスパも高評価をつけたので、再びそれを頼もうと思っていたのに、ありませんでした。メニューにのっているのは税込みで１５００円以上のものばかり。コロナ禍や燃料代を始めとする物価高騰の折りなので、値上げは仕方ないとおもいつつも、あまりの変わりようにがっくり。

　とんかつはロースカツ派なので、価格も一番安い部類の村上四葉ポークを使った熟成ロースカツ定食の中（税込み１６２８円）を注文しました。ご飯は最初に小から特盛りまで同じ値段で頼めるのですが、お代わりできるのはキャベツのみ。

　待ちかねたとんかつは厚さ１センチほど。端っこに透明な脂身ががあります。擦った胡麻に自家製タレをからめ、とんかつにつけてがぶり。あれっ、脂身の甘みがないぞ。赤身部分もジューシーさがない。ロースの良さはどこにいったんだ。期待してきただけにがっくり。

　こうなるとほかの悪い部分にも目が行ってしまう。広い店内に客はほとんどいないのに、クーラーの効きがわるくて暑い。今回が最後になってしまうに違いない。

　カツカレーやカツ丼は長岡に来てから何度か食べたけれど、そういえば大好きなとんかつ定食を食べていないじゃないか。そう思い立ち、食べログで調べたら長岡市内上位に出てきたこちらへ。すでに午後２時を過ぎていたけれど、午後３時までランチ営業しているというのもありがたい。

　いつもとんかつ屋さんに来ると、ロースカツ定食を頼むので、今回もメニューを見ずに頼もうとしたら、ちらっと視野に入ったメニューの一番上に、「お楽しみランチ」（税込み１１８８円）というのがあるじゃないですか。

　ロースかヒレを選び、さらにフライもの５種類の中から好きなもの１つを追加できるメニューです。当然、エビフライを選びました。

　まずゴマの入った小さなすり鉢が出てきて、ごますりをして待ちます。この香り、食欲を促進するぅ。で、出てきたとんかつは結構大きい。村上・岩船地域のブランド豚・四葉ポークを使っていて厚手に切っています。真ん中の２切れを写真が撮りやすいように断面を上に置いているのがにくい。お代わり可の千切りキャベツは細めでシャキシャキ。最初からたくさん盛ってあります。エビフライも大きい。きっとこの値段だからカツ自体は小さいのだろうと内心思っていましたが、普通に大きい。カツもエビフライも衣はサクサクです。小さなパックに入った辛子が好きなだけ使えるのもうれしい。

　ドリンクまでつくなんて、コスパの高いとんかつ屋さんです。