先代と味が違うのは無化調にしたから
2018年2月24日(土) 11:30「栄華楼」中華そば 650円
知り合いが、「移転して味が変わった」としきりにいうものだから、気になっていた。移転後初めて来たときは、初入店に興奮していたのか、あんまり味の記憶がない。扉を開けてすぐ右の券売機で中華そば650円を購入。二人掛けのテーブル席に着く。あれ?こんなに狭かったっけ。まだ12時前なので店内は八割の入り。
間もなく着丼。麺は20番細麺。手もみの縮れが入念にかかっている。推定加水率は30%のオーソドックスな多加水麺。ま、安定の味ってヤツだね。
スープが、おやおや濁ってるな。脂が少ない。なんだろ、先代に比べて濁りながらももう少しスープに透明感があったはずなんだが。うん、味は鶏の旨みを引き出していて、先代に近いな。と、おや?旨み
の持続時間が短い。スッと旨味が引く。ははあ、うま味調味料を大幅カットしたね。なるほど、こりゃ先代とは味が違う。主な原因は、うま味調味料を減らしたことだ。二代目、確信犯だよ。これはこれで旨い。ただ、今一つ旨みにもの足りなさを感じるのも事実。食べ続けていると何か物足りない感じがする。そこで、いつもはやらないが、コショウを振りかけてみた。ブラックペッパーだね。
お、ほらほら、キリッと味が引き締まって、後半の微妙な味変大成功。二代目、今後も研究・努力をお願いしますぜ。ごちそうさまでした。
次代に継承~新店展開
2014年5月29日(木) 20:10「栄華楼(新)」新もやしラーメン \750
大手通の一本裏にあった老舗ラーメン店が、蓮潟の国道沿いに移転。味の引継ぎを終えた二代目が新店を構えた。
平日夜にうかがったが、この時間帯でもかなりの客入り。8:30にはのれんをしまっていた。券売機でワンタンメンを狙うも、売り切れ。旧店舗からの実力を知る人が多いようだ。「新もやしラーメン」750円にする。カウンターでしばし待つ。厨房は一人なので、少し時間がかかった。
運ばれてきたもやしラーメンは、タンメンベース。もやし炒めがどっさりと載り、丼になみなみと注がれたスープが今にもこぼれそうだ。
シンプルな塩味で、とてもあっさりしている。鶏の旨みが深い「ラーメン」とは全くの別物の味。もやし炒めのシンプルな味をそのまま生かしたすっきり無化調の塩味である。
麺は20番縮れ細麺。加水率は高くもなく低くもなくといったところ。これは、新潟市のすっきり細麺のラーメンに通じる味である。蓬莱軒あたりの名が浮かぶ。長岡市では異色の細麺、すっきり味のお店だ。
もっと若いときは、この塩味をやや物足りなく感じていたが、今はストライクゾーンど真ん中に感じる味。
2012年10月 ラーメン\600
厨房が代替わりしたという噂を聞きつけ、久しぶりに行ってみました。おほ、満席。お店の向かいの駐車場にスペースを確保しました。なるほど、これでぐんと行きやすくなります。
お店のたたずまいは変わりません。旧大和の裏通り。お店の看板の赤が日焼けしてあせ、なかなかのレトロチックな外観。
なるほど、麺あげを二代目らしき人がやっています。先代もお元気で、一緒に厨房で働いていらっしゃいました。こりゃあスムーズに味の伝承がなされることでしょう。
ラーメンの値段はちょいと上がって\600。まあ常識的な値段です。
そんなに変わらない味です。鶏がらの旨みを強めに演出したしっかり目のスープ。しょうゆダレは少なめで、薄味だが食べ進むとじわじわ旨くなってくる。
麺は20番縮れ細麺。加水率の低いタイプ。さっぱりいただけますが、脂もけっこう浮いています。
煮豚チャーシューが旨い。脂肪分が適度に抜けていて、味がラーメンと一体化しています。細長く刻んだメンマも、らーめん全体の調和を乱さないための一工夫。
先代に比べて、スープに豚骨の旨みが勝っているような気もしますが、でも十分おいしい。いい引継ぎができています。
ここは、特徴的なラーメンのカテゴリーからはずれたインディペンデント店です。あえて味の似た店を探すとなると、新潟市の丸木屋かなあ。
このお店、これからも安泰ですよ。おいしいもの。
Restaurant name |
Eika rou(Eika rou)
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Categories | Ramen |
0258-27-4667 |
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Reservation availability |
Reservations unavailable |
Address |
新潟県長岡市蓮潟1-1-8 |
Transportation |
3,298 meters from Nagaoka. |
Opening hours |
Hours and closed days may change, so please check with the restaurant before visiting. |
Average price(Based on reviews) |
~¥999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
17 Seats ( カウンター5席・テーブル2人掛け×2卓・小上がりテーブル4人掛け×2卓) |
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Private rooms |
Unavailable |
Private use |
Unavailable |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking |
Available |
Space/facilities |
Tatami seats |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Service |
Take-out |
Family friendly |
Children welcome |
The opening day |
2014.4.14 |
Remarks |
【長岡市表町2-2-14より移転】 |
2024年4月
「平日ランチ900円」
先代の店は、大手通りの一本裏の路地にあった。代が変わって、ラーメンの見た目がかなり変化し、私の知り合い数名は「ラーメンの味が変わった」と言う。でも「チャーハンは相変わらず旨い」とも言う。どうも世間的には、チャーハンの旨い店という評判のようなのだ。そして、「やっしい88」さんのレビューによると、平日限定のランチでラーメンと半チャーハンのセットが人気らしい。
たまにはチャーハンも食べてみるか、と来店。券売機でチケットを買う時に確認すると、ラーメンは690円、半チャーハンは410円だ。これをセットにして200円オフのサービスにしているのだ。平日ランチセット900円を購入。
満席だったが、ほんの1~2分で食べ終わった客と入れ替わりとなった。
やがて運ばれてきたラーメンを一口味わう。おお、鶏ガラベースのスープに独特のコクがある。これが、先代の味の特徴だった。全体として先代とは味が違っているが、似たような特徴は引き継がれている。このコク、他店にはないんだよなあ。十分旨いラーメンだ。麺はツルツルなめらかで、長岡駅前の「おがわ」の麺に似ている。同じ製麺所から仕入れているのかも。
チャーハンは、ほぼ塩味。やや薄めの味付けで、柴漬けが入っている。たかがチャーハンだから、騒ぐほど旨いという訳ではないが、なかなかイケる。ラーメンと交互に食べると楽しい。ラーチャン家とはまた違う味のコンビネーションである。大いに気に入った。
建礼門院に由来するしば漬けが、京都からはるか遠い越後長岡市で850年後にチャーハンに入ってしまうとは、諸行無常である。
ごちそうさまでした、合掌。