緊縮ランチ継続中2
2023年9月
「かつ丼・梅594円」
ランチを楽しみつつ、お金の大切さも考慮してお店やメニューを選ぼうという健全すぎる企画を継続実践中。しばらく続けていると、節約ランチの価格帯がおおよそのところ浮かんできた。破格の激安ランチもあるが、大体500円前後のラインだ。そう意識してみると、とんかつ専門店の「かつや」も、ギリギリ当てはまる。
平日昼、カウンター席を中心に8割の客入り。席に着くや、かつ丼の梅をオーダー。フロア係から厨房へは「一丁入りました!」と告げられた。主語が省略されている。「かつ丼の梅が」という主語がなくとも、通じるのだ。すなわち、これが店一番の人気メニューなのだと推測できる。実際、隣の後客、一つ向こうの先客ともに、かつ丼の梅をオーダーしていた。
冷麦茶をセルフでお代わりしたタイミングで着丼。立派なかつ丼だ。見た目のどこかに材料をケチった感が全くない。タレのしみたご飯は、「旨い」と膝を叩くほどではないが、全体の足を引っ張らない程度の品質。カツの豚肉は、世の中にこれより旨い豚肉があるとは知っているものの、これも十分に旨いよ、と思わせてくれる。この辺の素材のコストパフォーマンスについての見切りが見事である。
十分に満足できる「梅」だ。ああ「竹」にしておけばよかったとは決して思わせない。店で最も安いメニューだと客に卑下させず、逆にこれが看板メニューなのだと胸を張れるような堂々たる一杯であった。
店の三人の(ベテラン)おねえさん達は、見とれるくらいのキビキビとした所作と声だった。うーん、一流店。
大衆は豚カツに群がる
2022年7月
「かつ丼・梅 572円」
回転寿司が寿司という食品を大衆化したように、「かつや」はカツ丼を大衆化した。ありがたいことである。今日もカツ丼・梅、迷いなき一択でオーダー。
諸物価高騰の折、値上げしないためには様々な努力が必要なのだろう。過去のカツ丼の画像に比べると、豚カツが少うし小さく薄くなっているような気がしないでもない。そして、なんだか玉ねぎがひどく薄切りになり量も減っているように思う。
しかし、ほぼ問題ない。これで十分である。細切りのピリ辛たくあんも無料サービス継続である。したがって、見よ!平日でも一時過ぎまで店内はほぼ満員である。この値段なら押し頂いて食すのみ。旨いのよ。
かつや大感謝祭
2022年2月
「ヒレカツ定食704円」
朝、新聞折り込みチラシに目が行った。なに、かつや全店で定食四種類を150円引きサービスだって!ヒレカツ定食税込704円?豚汁付き?いやいや、常識的にはヒレカツ定食といったら、1000円くらいはするものですよ。だからさ、ロースの方が脂があっておいしいもーん、と強がって、日頃ヒレカツなんかは頼まないのだ。でも肉が柔らかくておいしいことは知っている。本当は食べたい。たまにはヒレカツを食べたい。今日はそのチャンスなんじゃないか。6日間限りのサービスだという。特にチケットを切って提示したりはしなくていいんだな、よし。
正午を少し回ったころに到着。駐車場は満杯。しばらく待って、出ていく車と交代だ。店内では二人待ち。やはり、いつもより客が多いな。でもびっくりするほどじゃない。うーん、店員さんは混雑を見込んでいたのかハイテンション。客さばきがめちゃくちゃ早い。
ヒレカツ定食、本当にこれ704円でいいんですか、のボリューム。手帳サイズのヒレカツが3枚。とん汁付き。キャベツたっぷり。あ、やっぱりヒレ肉は脂身に頼らないで肉の味がしっかりしている。ソースが意外とスパイシー。キャベツにかけるとピリピリ刺激的だ。カラシの小袋をヒレカツ一枚につき一個ずつ消費して、至福の完食。
この時代で良かったと思うことの一つ
2021年1月
「かつ丼(梅) 税別490円」
天下の大ご馳走だったカツ丼が、今やファストフードなのである。どんな極悪人でも、取調室で刑事さんにおごってもらったとたんに改心してしまうという、あのカツ丼が、である。税別とはいえワンコインなのだ。夢のようなお店だ。ああ久々のカツ丼、やれうれしや。
さっそうと入店し、指定されたカウンター席につく。カツ丼の梅をオーダー。とん汁などはお付けになりませんかと聞かれたが、いえ結構です。きっぱり「梅」単品で。テイクアウト客も含め、店内は大繁盛。客の男性率100%。
しばらく待ち、梅着丼。おや、しばらく見ないうちにご飯の盛りが控えめになったね。五年前は梅だとカツが足りなくなりそうでピリ辛たくあんなんぞの助っ人を必要としたのだが。むしろご飯が不足気味なくらいだぞ。いや、いーのです。何事もペース配分が大事。ペース配分!ひぐちくーん!貴族のお漫才、ルネッサーンス!はっはっはっは…(お笑いコンビひげ男爵の古いネタです)
おいしかった。カツのアタマがむしろ余り気味だった。豚汁なんぞ不要。万人にサーブされるほうじ茶で十分だ。しみわたる旨さのカツ丼、ごちそうさまでした。…け、刑事さん、罪を償って故郷で出直します!
カツ丼をめぐる一人芝居
2013年12月 21:30 「カツ丼・梅 + とん汁・小」
株式会社サンシップがフランチャイズ運営する『かつや』。全国にチェーン展開し、平成25年現在で180店以上。とんかつを安く提供するお店というコンセプトで、カツ丼、カツ定食などの食事メニューのほか、テイクアウト、デリバリーサービスなども店舗によっては行っている。
深夜まで開いている店が多く、ここ長岡店も明るく照明をともし、腹ペコな深夜残業組には頼もしい限りだ。
さあっ、ようやく夕食にありつけた21:30。カウンターに座るや否や、「カツ丼・梅と豚汁・小」と滑舌よくオーダー(梅というのは、松・竹・梅)。ここにたどり着くまでの車中で、さんざん迷った挙句、入店前にオーダーは確定しているのダ!
ロースかつ80g(514円)の梅と120g(682円)の竹で迷いに迷った。夜更けに無駄なカロリー摂取はやめておきたい。しかし、カツが足りなくてご飯をモソモソ食べるというミジメな事態だけは避けたい。
苦悩する私に、豚汁(小)がにっこりほほ笑んだ。ボクなら105円だよ。プラスしてもまだカツ丼・竹より安いよ。いざというときには役に立つよ。
おおとも、それよ!おぬしをわすれておったわ!というわけで、入店時には微塵の迷いもなかったのである。
しばらくすると、ほうじ茶とともに、お盆に入ってカツ丼・梅と豚汁・小があたかもセットのように届けられる。ううむ、しかしほうじ茶があったか。汁物いらなかったかな、とほんの少し後悔の念がかすめる。チェーン店の戦略にまんまと載せられたのではあるまいな、じんぺい。
見た目はいい。卵のとじ具合などほれぼれする。前回よりいいぞ、アタリだ。味もいい。カツは肉が熱くふっくらして、脂身も適度に混じり、これで500円ぽっちとは思えない。いい気になってたちまち3枚のカツを食べた所で、エマージェンシー!脳内を非常ブザーが鳴り渡る。このままだとご飯が余るかもしれない。
どうする、うむ、豚汁・小がいるのだった。やはり頼りになる。さっきは疑って悪かったと、とん汁を一口。いける、いけるぞ。里芋、こんにゃく、にんじん、大根と具の種類が多い。
しかも、豚汁ヘルプを求めた際に、視線の先にに無料サービスのピリ辛大根漬けのツボを発見。よっしゃ、頼むぞ。悪いね、ケチって梅にしたばっかりに。
何をおっしゃいますか、梅だろうと松だろうと、お客様に変わりはありません、どうぞ私を利用してください。健気だ、後光が射しているぞ、ピリ辛大根漬け。
色んな味を楽しんで、無事に完食。満足だあ。
疲れているせいか、脳内一人芝居に陥ってしまった。まさか小声でつぶやいたりしてなかっただろうな。やばいやばい。
Restaurant name |
Katsuya
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Categories | Tonkatsu (Pork cutlet)、Curry |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0258-29-6200 |
Reservation Availability | |
Address |
新潟県長岡市堺町218 |
Transportation |
4,000 meters from Nagaoka. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (AMEX) |
Number of seats |
50 Seats |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
House restaurant |
Website | |
Remarks |
テイクアウト注文可。 |
2024年1月
「メンチカツ定食759円」
就職したての頃、カフェや定食屋で安くてボリュームのあるメニューの代表が、メンチカツ定食であった。よし、今日はメンチカツ定食のランチにしようと前日決めたものの、探してみるとメンチカツ定食を提供している食堂がほとんどない。ハンバーグやカツ丼はあるのだが、不思議とメンチカツ定食がない。
しかしそういうときは、いいことわざがある。レット・イット・ビーのように女神様が耳元で囁いてくれる賢者の言葉「餅は餅屋」である。餅は、餅屋。ならば、カツは、かつやなのである。
さて、やってきたのは最寄りの「かつや」。カウンター席に着き、メニューを確かめると、ほらあるじゃないの、メンチカツカ定食。すぐさまオーダー。
お茶を飲んで待っていると、やってきましたメンチカツ定食。大きなメンチカツがなんと2個。山盛りキャベツに豚汁のついた豪華なラインナップ。…期待以上のとんかつ定食だ。メンチ1個につき小袋カラシ1つを使い、たっぷりとお店オリジナルソースを掛けて、いただきます。
うむ、コロモはバリバリ、中身はジュウシー。カラシがツーンでご飯ワシワシ。たまらんっす。豚汁は野菜が煮溶ける寸前の柔らかさ。ピリ辛大根漬けも楽しんで、コスパ最高~。ちなみに厨房に「せんなり大根漬け」と書かれた大袋が積んであった。ピリ辛大根漬けの正式名称らしい。