看板をあげない食堂
2021年9月
「特製中華そば450円」
ラーメンと定食の小さな食堂。一番の特徴は、安価なことだ。平日からそれなりに客はいて、常連も多い。駐車場が無いから自転車で来る客もちらほらいる。とはいえ、近くの公共施設の大駐車場に余裕があるので、車で行ってもそう困らない。ラーメンの幟は出しているが、いわゆる店の看板は無い。
いわゆるラーメンは、「特製中華そば」という大それた名前で掲げてある。頼んでみれば普通のラーメンだ。それなりに旨い。ただし450円という破格の安値である。
麺量は多い。スープまで飲み干せば満腹だ。麺のゆで具合が柔らかめだが、それもここの特徴だと思って楽しむのがいい。ラーメン専門店でもないのに「麺固め」だの何のと常連ぶるのは野暮というものだ。
スープは豚ガラ(豚骨)ベースだと思うが、ほんのり濁る程度のすっきりスープだ。あとはまあネギだの昆布だの煮干少々だのを使っているだろう。醤油ダレが秀逸で、すっきり目ながら一口目に甘みを感じる。長岡っぽく生姜をきかせたりしない、ごく普通の醤油ラーメンだ。旨いが、わざわざ遠くからやってくるほどの魅力があるかというと、疑問である。そんなことするより、あなたの家の近くの似たようなありふれた食堂に行ってラーメンを頼めばいいじゃないか。
とはいえ、こういう食堂が、気が付けば近くに無くなったりしているんだが…。
隠れ家食堂
2018年6月「西華苑」野菜炒め中華 500円
目立たない食堂だが、コストパフォーマンスがいいと食べログで知り、参上。カウンターの端に着席。先客4名。常連がよくオーダーするという「野菜炒め中華」500円を口頭で注文。冷蔵庫から、麦茶入りグラスを出して目の前にサーブされた。
出てきたラーメンは、なかなかのボリューム。キャベツともやしを半々に炒めたものが山盛りに乗っている。にんじん、豚小間もちらほらとある。ハリハリ感の残った野菜炒めだ。
麺は20番細麺。麺量が多め。少し柔らかめの茹で上げ。オーソドックスな醤油ラーメンなのだが、野菜炒めの汁が流入することで旨みが増している。これで500円は素晴らしいコストパフォーマンス。
スマホの操作を誤り、記録は店頭写真のみ。料理シャシンも撮りたいし、再訪して別メニューを頼んでみるか。
お店
Restaurant name |
Seikaen
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Categories | Ramen、Cafeteria、Curry |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
新潟県長岡市学校1-12-19 |
Transportation |
1,112 meters from Nagaoka. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
14 Seats ( カウンター6席、座席8席) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
Smoking establishment Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Counter,Tatami seats |
Occasion |
Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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2024年1月
「カレーライス」500円
看板の無い食堂である。メニューは限られているが、どれも破格に安い。これらの理由がわからず、何か引っかかる感じがあったのだが、omusubi_0428さんのレビューでようやく謎が解けた。昭和40年代まで、新潟大学の教育学部長岡キャンパスが近くにあったので、学生向けに学食みたいな食堂を開いたらしいのだ。その設立時の精神が今も続いているから、今もずっと安いらしい。利用者は年配者ばかりになったけれども。
だから、特に看板でアピールしなくても、学生の口コミで客が絶えなかったのだろう。そういう来歴を聞くと、店に対して親しみが増す。扉を開けると店は満席で、テーブルの相席が一つだけ残っていた。滑り込んでカレーライスをオーダー。オーダー順にワンオペレーションで調理していくので、時間がかかるのは先刻承知。料理を待つ先客が6人いて、一人5分程度かかるから、それなりに待った。昼休憩ギリギリって感じ。
カレーライスは、けっこうジャンクな一皿だった。キャベツの千切り、味を付けないスパゲッティがワンプレートに盛りつけられている。そこにドバっとカレーソース。ウインナーがゴロゴロと混じっている。最後に生のトウミョウが数本添えられていた。味噌汁付き。
味は普通の業務用中辛の感じ。コスパは抜群。