Restaurant name |
Shokudou Takeya(Shokudou Takeya)
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Categories | Ramen、Katsu-don (Pork Cutlet Bowl)、Cafeteria |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0258-28-1590 |
Reservation Availability | |
Address |
新潟県長岡市三ツ郷屋1-10-10 |
Transportation |
3,343 meters from Nagaoka. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted |
Number of seats |
20 Seats |
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Private dining rooms |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
Smoking establishment Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
OK |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu) |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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この「洋風カツ丼」は、以前にも紹介しましたが、会員の皆さんの中には、忘れてしまった方も少なくないと思いますので、再度の説明です。
『「洋風カツ丼」とは、ご飯の上にトンカツをのせ、ケチャップやデミグラスソース等のソースをかけた料理。『丼』といってもドンブリではなく、皿にサラダやスパゲッティなどの付けあわせと一緒に盛り付けてくるスタイルが一般的だ。※ワンディッシュ洋食
1931年(昭和6年)に洋食屋として長岡では2番目に創業し、昨年2代目のマスターが急逝したため惜しまれながら閉店した名店「小松パーラー」が元祖で、そこの人気メニューであったため、市内の食堂に広まったらしい。
似たようなものが、岡山(デミカツ丼)、兵庫加古川の(カツメシ)に存在するが、長岡のものとの因果関係は発見されていない。』※Wikipedia
『「レストラン ナカタ」は、長岡市内で洋風カツ丼を提供する飲食店が多数ある中、メニュー発祥店「小松パーラー」のケチャップ系ソースを継承する唯一の店。同店の顧問、中田将富さんは、兄が小松パーラーで働いていた縁で、中学卒業の翌日から働き出し、店主だった故・本田正人さんの下で厳しい修行を積み、本田さんが生み出したケチャップや赤ワイン、しょうゆなどで作るソースのレシピを習得した。独特の甘みが特徴。』※出典先不詳
この店は住宅街にある「町の定食屋さん」です。店内には、すでにご近所さんが多く集まっており、この日は祝日ということもあって昼間から宴会のようです。大声で盛り上がっている赤ら顔たちを避けるように、小生は、店の片隅に気配を消して着席です。そして、おかみさんにそっと注文です。
以前食した「レストラン ナカタ」は、発祥店「小松パーラー」の“ケチャップ系ソース”を継承するお店で、小生にはいささか酸っぱ過ぎて、どうも・・・?だったんですが、こちら「武屋」は、今では市内で主流になった“デミグラス系ソース”の代表格です。
「トンカツにデミグラスソース」は、全国各地に数多く見られるように、割と誰の口にも合う組み合わせです。ですから、“デミグラス系ソースの洋風カツ丼”の店が多いということも頷けます。ここのものも、特筆すべきものはなく、普通に美味しいです。
が、この「トンカツにデミグラスソース」や「ワンディッシュ洋食」について考えると、小生、少々頭がこんがらがってきます。
まず、「トンカツにデミグラスソース」については、ここ『長岡の洋風カツ丼』のほか、『岡山のデミカツ丼』『呉のいせ屋特製カツ丼』『長崎のトルコライス』『根室のエスカロップ』『武生のボルガライス』『土岐のてりカツ丼』それに、小生との接触はまだないものの、『兵庫加古川のカツメシ』もそのようです。※但し、飯田線宮田村の鳳「紫輝彩丼」は議論の範疇から省きます・・??
さらに「ワンディッシュ洋食」というカテゴリーに絞り込むと『長岡の洋風カツ丼』『長崎のトルコライス』『根室のエスカロップ』『武生のボルガライス』が挙げられます。実に多く日本各地に発生しています・・・これは本当に偶然なのでしょうか?・・・
今のところ、因果関係を記すものは見つかっていません。が、「日本の食文化に大きな影響を与えた日本海軍のレシピの存在」や「北前航路による因果関係が疑われる同じスタイルのワンディッシュ洋食の伝承」など、その謎を紐解く『ファクター』はあると思うのですが・・・
でも、考えれば考えるほど混乱してくるのも事実です。『では、北前航路地ではない山奥の長岡で、何故ワンディッシュ?・・・』とか、『しかし、海軍レシピという点からは、あの海軍大将、山本五十六の出身地で、その専属コックが戦後、長岡で海軍レシピを広めたのではないか?』とか・・・まあ、こんな御託は、料理を真に味わうには阻害になることに違いないのですが・・・小生の知識が尋常でなく豊富過ぎるということかナ?