Restaurant name |
Tonkou
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Categories | Chinese |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0972-62-8662 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
大分県臼杵市戸室1135-1 |
Transportation |
1,608 meters from Kumasaki. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Accepted (PayPay、au PAY) |
Number of seats |
12 Seats ( テーブル12席、半個室は2~8、個室をつなげて20人可。) |
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Private dining rooms |
OK For 2 people、For 4 people、For 6 people、For 8 people、For 10-20 people 半個室2部屋。要予約。 |
Private use |
OK Up to 20 people |
Non-smoking/smoking |
Smoking establishment Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
OK 大型駐車場隣接 |
Space/facilities |
Comfortable space,Tatami seats |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu) |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Service |
Extended party hours (more than 2.5 hours),(Surprise) Party accommodations,BYOB,Take-out |
別府/大分で過ごす最終日、飛行機の時刻まで何をするか、どこを巡るかという命題を前に私の指先が辿り着いたのは臼杵市。大分から車で1時間弱の郊外にある一軒の中華料理店でした。
レブーを斜め読みすると、
「ドライブイン然としたヤル気の感じられない店構え」
「え、この店でこの麻婆豆腐が!」
「やたらと調理に時間がかかる」
「鮮烈に辛いガチの麻婆豆腐!」
などなど。
気にならない方がおかしいくらいのコメントが並ぶ。これはこの眼、この舌で確かめてみなければ。
ということでカーナビに住所を入力。ひたすらに車を走らせました。
大分と臼杵の間はトンネルが。そこを抜けると臼杵市郊外。一度通り過ぎてしまいましたがカーナビが指し示す辺りの信号を右折するとその正面に店があります。確かにドライブイン、と言うか一昔前のロードサイドレストランといった佇まいですね。ここでガチの中華料理が出てきたらそりゃ驚くだろうな…とか思いつつ入店。
店内は控え目に言って雑然としています。窓際にテーブルが3卓。混んでたらどうしよう、とか考えていましたが先客1名が食事中。
空いているテーブルに座ると店主がやってきてお水を配膳してくれます。
後の時間が気になったのでメニューを斜め読みして間髪入れずに「麻婆豆腐をお願いします…こちらの激辛は…」と一品料理を尋ねると「すごく辛いですよ。ランチの麻婆豆腐を辛目にできますが」とおっしゃるので「じゃ、それでお願いします」となりました。結果的にナイス判断。
30分とか50分!とかの時間を聞いていたので店主の調理を気にしてましたが他に客もいなかったからか思いのほか早く15分もせず配膳。臼杵市の郊外でガチの麻婆豆腐とご対面です。
ランチセットの陣容はご飯、スープ、主菜の麻婆豆腐に副菜はコロッケとサラダ、漬物、杏仁豆腐。
おそらく…ですがコロッケは既製品、漬物はきゅうりのQちゃん。しかしセンターの麻婆豆腐はどこからどう見ても所謂「陳麻婆豆腐」。私が最近食べたものの中では銀座の桃花源の麻婆豆腐とまったくもって遜色ありません。これ、ガチですね。
早速がぶりと頂きました。
濃厚濃密な辛さと後から襲ってくる痺れ。ほろりとしたひき肉餡にとろんとした絹ごし豆腐。食べているうちに汗が滴り落ちる辛さ、そして痺れ。麻と辣の波状攻撃。
皿の周囲にはたっぷりとしたラー油の層が浮かび、餡のうま味が強烈ですね。ご飯が面白いように進みます。これは確かに美味しい。麻婆豆腐にそれほどフォーカスしたことはなかったけれど生涯三指に入る、といっても過言ではないかもしれません。
一方でこの刺激を和らげようと啜った中華スープはとろみのある玉子とエノキのスープ。
このスープも柔らかい味わいで滋味深く感じられました。
最後に火照った舌をひんやりと休めるのは杏仁豆腐。こちらも香り高く美味しい。
激烈に美味しい麻婆豆腐と中華スープに杏仁豆腐の組み合わせ。そこに敢えての副菜のコロッケとサラダ。
このアンバランス加減ももはや当店の味のうちなのかもしれませんね。会計を済ませると外税で¥990でした。地域性を勘案しても安い。
しかしこの店を形容するには語彙力が不足していますが…何ゆえにこの場所でこの雰囲気の中で、この料理がという疑問がぬぐえません。
意外性のある店って時折、偏屈な店にブチ当たったりもしますが穏やかな店主のワンオペで店内には奇妙なインストの最近のポップスが流れていたかな。新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」やんか…て紅白以来耳にした、とか。
メニューも都内の有名な中華料理店並の充実度で気になりますがここで複数人で料理を食べまくるイメージは超おぼろげ…
大分県内を車で移動することがあれば、前後に時間の余裕があれば立ち寄って先ずはこの麻婆豆腐でひと汗かかれることを強くオススメする次第。(;'∀')