Restaurant name |
Yamadaya Ryokan
|
---|---|
Categories | Ryokan |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0977-66-0332 |
Reservation Availability |
Reservations Only |
Address |
大分県別府市明礬3組 |
Transportation |
JR別府駅(西口)よりタクシーで約15分、バスで約30分大分自動車道別府ICより車で約5分別府国際観光港より車で約15分大分空港より車で約50分 3,960 meters from Kamegawa. |
Opening hours | |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥10,000~¥14,999
|
Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Private dining rooms |
not allowed 食事は1Fのテーブルまたは座敷に用意されます。 |
---|---|
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables 食事場所は禁煙です。 |
Parking lot |
OK 6台 |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Wine |
---|---|
Food |
Particular about vegetable |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
---|---|
With children |
13歳未満不可 |
Website |
別府での宿は、ここ。
泉質自慢の明礬温泉の中でも唯一の緑礬泉を持つ、YAMADAYAさんです。
pH1.7と日本有数の酸性度を誇るという緑礬泉の美肌効果を狙って!^^
明礬温泉は古い湯治場の風情を残したお宿が多いらしいのですが、ここは
和モダンな雰囲気にリニューアル済。とはいえごくこじんまりした作りの、
豪華さこそありませんが心配りは行き届いています。それはお料理からも
伝わってくること。温泉だけでなくお料理の評価が高いのもここを選んだ
理由でしたが、なるほどいわゆる温泉旅館の食事とは一線を画しています。
・“季節の味覚”6品の前菜/リズムの3品
・大分の海より 鮮魚のお刺身
・yamadayaの優しいポトフ
・旬の一口
・大分の郷土料理 鶏天
・美肌鍋(魚)/〆の黒米入りご飯
・デザート/Kona caffe
前菜はバラエティに富むもののお味はいささか凡庸、ですがお造りは期待
通りの味とボリュームです。待望の関アジ(は「佐賀関沖で漁協組合員が
一本釣りしたもの」と定義されるので厳密には違いますが、これはこの日
ご主人が釣り上げたばかり!)でしたが、それ以上に出色は鰤。また柚子
おろしがいい仕事をしていて、脂っこさをうまい具合に緩和してくれます。
そしてポトフ。スープに十分旨みが出ているにも関わらず、お肉も単なる
出がらしじゃありません。滋味深さも、箸でちぎれるくらいの柔らかさも、
異様に美味しい(笑)。ポトフ、特にコースだとお腹が膨れるだけで好き
じゃないんですが、スープ感覚であっさり頂けてその点も問題なしでした。
松の実入り&コラーゲンの塊投入の美肌鍋は、ピリ辛のスープでお刺身を
しゃぶしゃぶします。苦手と伝えたので辛さを控えられたためかそのまま
食べる分には少々足りない味で感動はせず。しかしだし茶漬け風にすると
これが一変、黒米ご飯にかけて初めて完成するよう考えられた逸品ですね。
デザートは醤油をアクセントにしたほろ苦いキャラメルアイスと最後まで
一工夫凝らしたお料理の連続。もちろん全部が全部美味とは行きませんし、
ちょっと女性受けを意識しすぎ(食前酒の氷や野菜をハート型にするのは
いいとして鶏天の盛り付け…コップに詰めるとべたつくデメリットがある
ような)?と思う面もないではないのですが、全体を通じて楽しめました。
しかもこれ、全て女将さんの手作りなんですって。すごい!だからなのか、
どこか温かみを感じます。そう言えばお部屋にあったウェルカムサービス
のヘルシークッキーも美味しかったな。ご本人もオーラのある方でしたね。
朝は、なんといってもパン。焼き立て時間に合わせて来て下さいね、との
お言葉通り、時間を守って行かないと絶対に損するこのパン、と言っても
今風にポップオーバーみたいなもので、熱々に膨らんだものを手で割ると
ふわーんといい匂い。卵の味がしっかりしてそのまま食べると香ばしいし、
メイプルシロップをかければ下手なスイーツなんて目じゃない満足感です。
とても気に入ってしまって、ご飯も出てくる和洋折衷スタイルなのですが、
いっそパンをメインに洋一本の構成にした方がすっきりするのになー、と
正直思いました。まあ一応旅館の朝ごはんなので、異論もあるでしょうが。
お湯もお料理もホスピタリティも。三拍子揃ったいいお宿です。ましてや、
これで15000円なのですから、びっくりです。別府でも最初に温泉浴場と
して認定されたという歴史ある旅館の弛まぬ努力には拍手しかありません。
いつか今度は一人でお籠りしたい。なんてこともひそかに目論んでいたり。