昭和１０年代に建てられた小学校で、珈琲を☆ : Mokuseiza

木精座さんといえば、昭和１０年代に建った木造の小学校の校舎。
大きな引き戸をガラガラとあけ、スリッパに履き替えてオジャマします。

お店の中は広く、好きな場所に座るようにすすめられます。
アメリカン・浅煎りブレンド・中煎りブレンド・深煎りブレンド・濃い目コーヒー・かなり濃い目コーヒー・ブルーマウンテン・カフェオレ・ココア・紅茶、（５００円～）というラインナップ。
日によって自家製ケーキがあります。
メニューにはバタートーストやピザトースト、スープ餃子やサラダ風スパゲッティなるものもありました。
友人は深煎り、私は中煎りをオーダー。
オーダーを取りに来た時に、お茶となぜか柿ピーのような小袋のお菓子が出てきました（笑）。サービスかな！？
友人とコーヒーを飲み比べ「あ、違うね！！」（←オーダーしたのが違うのだから、当然なのですが…）、「こっちの方が私好みだな～」と珈琲談義。
常連さんが多いようで、数人の方が大きなテーブルを囲んだゆったりとした椅子に座り、オーナーさんと楽しそうにお話していました。
私達は窓際の女王様が座るような（ボキャブラリー不足でこんな表現…）ゆったりとした椅子に座り、美味しく煎れていただいたコーヒーを飲みながらおしゃべり。
梅雨時期におじゃましたので突然ザァーと雨が降り、この建物の雰囲気にあっていて、雨音が好きな私は友人としばしボハーっと。

当然ですが、こじゃれたキレイなお店ではありません。小学校の頃からある床だけじゃなく、テーブルも椅子も使い込まれています。人によっては「古い」で片付けられちゃうかもしれませんが、一角に残る電話室。窓枠は木枠で、電気も小学校の時のまま。
これだけの大きさの建物で木造…手入れの大変さを思うと、こういう形で残っている建物があるのは貴重で、素晴らしい喫茶店だなぁと思います。