夕食とお酒 あまおと
先日参加した「okayama foodie meeting」(←勝手に今命名しました)でも話題になっていたお店の一つ。
岡山の有名和食店で修行された方が独立して、2017年の2月にオープンしたばかりというのにすでに予約が取りづらい人気店になっているとのこと。
場所は表町。オランダ通りを南に歩いて西大寺町商店街にぶつかる少し手前の路地にあります。この立地で満席になるのはすごいです!
でも駅前よりもこれくらい離れているところの方が美味しいものが好きな人が集まりますよね〜。
素敵な看板。もう美味しそうな雰囲気しかありません。
電話連絡した時にも説明をされたんですが、席を予約する際には「酒肴コース(2,500円)」か「夕食コース(4,000円)」を選ぶようになるみたいです。
今回もともと二人で行く予定だったのでカウンター席を予約してたんですが、当日3人になりワガママ言って小上がり席にさせていただきました。
席は小上がり1卓、カウンター6席。
内装も素敵です。すっきりしているんだけどシンプル過ぎず柔らかく全体を包んでくれるような優しさも感じられたり。こういう素敵な空間は自分で部屋借りてやろうと思っている僕にとっても非常に参考になります。
卓上には日本酒のリスト。
カウンター横の黒板にはアラカルトのメニューが載っています。
どれも本当に美味しそう!メニュー見ながら料理を想像するだけでお酒が飲めます!!(←ちょっと言い過ぎ)
あ〜、てか「ふきのとうの天ぷら」とか「ふきみそのだしかけご飯」なんて最高じゃないですかぁ!
こうやって書きながら本当にまた早く再訪したい…
ビールがそこまで好きではない僕はとりあえず日本酒。
何が良いかっていうのははっきり言ってこういうお店に来たらお店の方にお任せするのが1番だと思っているので、今の気分を伝えて好みに合わせて銘柄選んでいただいてます。
最初に出していただいたのは「AKABU-赤武(あかぶ)│赤武酒造」
フルーティーで軽すぎない飲みくちがいいですね〜。
「焼きネギの茶碗蒸し ズワイガニと黄ニラのあんかけ」
優しい味です〜!そしてネギの香ばしい風味がアクセントとして良い感じ。
素材のバランスがどれもいい具合!
「ポテトサラダ」はチーズが入ってます!
完全に僕の好みを知っているかのようなポテトサラダ!
「カンパチの花わさび醤油漬け」
ほんのりオリーブオイルも垂らしているみたい。
いや〜、なんですかコレ。めっちゃうまい。旨いしか言えねぇ…。
「セリとホタルイカのおろしポン酢」
僕の好きな食材しか出てきません。どういうこと???
二杯目のお酒は神奈川県の熊澤酒造「風露天青」
スッキリとした潔さが印象的でした。これはついつい飲み過ぎるやつですね。
精米歩合60%だからこそのすっきり感ですかね。
「帆立とサヨリの春野菜のタルタル」
そうか、旬が春の食材が好きなんだな、とここで気づく。
春の食材って、なんだかこう若々しい感じというか爽やかというか…。うん、なんかそんな気がする。
「グラスも本当にキレイですね〜」
なんていう話をしながらグラスを眺めてみると…、なんとティファニー!こういうさりげないこだわりが素晴らしい〜。
お造りは「鰆と鯛」
どちらも本当に素材が素晴らしい。それぞれの食感に合わせた厚みも絶妙。
続いてはなんでしょか…?
「たけのこと豆腐、サワラのお椀」
豆腐がまた旨い。期待を裏切らない味!こういう濃厚な豆腐を食べてしまうとスーパーの安い豆腐はただの豆腐風の味も風味もないただの塊。こういうちゃんとした食材をいつも食べられる人生を送りたいです、はい。
「自家製飛竜頭」
さてさて、そろそろ最後の一杯にしましょうか。
滋賀県の中澤酒造「一博 純米大吟醸」
ドシッと飲みごたえのあるやつで、というお願いのしかたをしたんですがイメージ通りのものが来てよかった!
知らないお酒ばかりで本当に楽しかった!
さてさて、宴も終わりに近づいてまいりました。
「醤油麹漬 桃太郎豚のステーキ」
醤油麹漬け、うまいなぁ…。濃厚な味の日本酒にぴったりだ〜。
添えられた生七味がまた素敵。
ご飯ものが出てくると名残惜しい感じになりますね…。
「いかなごとそら豆の炊き込みご飯」
春ですね〜。そら豆もクセがなく良いお仕事されてます。
「しじみの赤だし」
こうやって振り返って料理を思い出しても本当にワクワクするというか、心躍るというか…。
「美味しいものが好き!」という方を連れていきたい、本当に素敵なお店です!!
お店の方も本当に素敵な方でいつまでも元気に頑張っていただきたいお店です!
Restaurant name |
Amaoto
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Categories | Japanese Cuisine、Nihonshu (Japanese sake)、Izakaya (Tavern) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
086-226-2017 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
岡山県岡山市北区表町3-8-26 |
Transportation |
路面電車東山線[西大寺町]下車すぐ 77 meters from Saidaiji cho Okayama Arts and Crafts Theater Harenowa mae. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥1,000~¥1,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (AMEX) Electronic money Accepted QR code payment Accepted (PayPay) |
Table money/charge |
チャージ料300円(14:00以降)お通し代として |
Number of seats |
12 Seats ( カウンター6席/ 小上がり(1〜6名)8名以上で貸切可) |
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Maximum party size | 12people(Seating) |
Private dining rooms |
OK For 2 people、For 4 people 半個室あり |
Private use |
OK Up to 20 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Counter,Tatami seats,Horigotatsu seats |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Wine,Particular about Japanese sake (Nihonshu),Particular about wine |
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Food |
Particular about vegetable,Particular about fish |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Secluded restaurant,House restaurant |
Service |
Extended party hours (more than 2.5 hours) |
With children |
Kids are welcome(Elementary school students are welcome)
ランチタイム以降はお子様不可。 |
The opening day |
2017.2.10 |
Remarks |
https://www.instagram.com/explore/locations/122607204908142/ |
豚汁ランチは僕が飲食店をするならと、ずっと思い浮かべていたことでした。
@amaoto.yukkmomy
#あまおと
いつだっただろう、店主 @amaoto.yukkmomy のFacebookで #土井善晴 氏の「一汁一菜でよいという提案」のことを書かれていたという投稿を見たのは…。
気になって調べてみると、
2019年の夏の投稿でした。 内容について深くお話するのは控えますが、そのときに僕自身コメントで ”僕もずっと前から豚汁専門店があったらいいな、出来たらいいな、と思っていたので、一汁一菜についてもとても共感できました。” と残してました。 それももう2年前…。
それが今こうして「あまおと」で実現されたことは、とてもうれしい出来事でした。
一汁一菜、第一弾は豚汁でその素材や調理法についてのこだわりはご自身の投稿で丁寧にされているのでそちらを見ていただければと思います。
やさしく西の光に照らされる店内で、女性らしい柔らかく繊細な豚汁がとても印象的で、おかわりはしたものの、一汁一菜でもしっかり満たされる内容でした。
外食というのは、料理の味だけじゃなくて「体験」が価値であって、土鍋をかき混ぜながらごはんから立ち上がる白い湯気を眺めながら待つこともとても価値のあることで和食は素晴らしいなと思いました。