大阪の3大中華の名店
大阪の北新地にある予約困難中華の「蓮心」さんにお誘い戴き初訪問♪
お邪魔したいと思っていたところにお声掛け戴き感謝です。
この日は弾丸(笑)で大阪へ行きました(笑)
予約時間の一部の席18時一斉スタートに合わせて早めに到着しましたが親切に店内へ入れてくださいました。
二部は21時からとなってます。
お店は飲食ビルの立ち並ぶビルの5階にありカウンター7席のオープンキッチンスタイル。
こじんまりした空間です。
待っていると幹事様が到着され、席は特等席に座ったほうがいいよと快くご指定して下さり着席。
確かにお写真も撮りやすくカウンターの中もよく見え素晴らしい席にて食事ができました。
廣澤シェフは赤坂の離宮や祇園の蓮華で料理長を務められた経験を持つ広東ベースの中華レストランです。
それでは初めての蓮心さんを味わいましょう♪
この日はノンアルにてロイヤルブルーティーがあり飲んだことの無かったフォールインラブを戴きました。
凍頂烏龍茶なのですが口に含んだ時は烏龍茶の香り、鼻から抜けるアフターの香りは緑茶の香りがしてさっぱり戴け食事を通して合う中国茶ですね♪
ロイヤルブルーティーはとてもクリアな味わいなのでどういうタイプを戴いても好みですし中華にもバッチリ合いますね。
☆車海老と松茸のライスペーパー揚げ 新姫柑
車海老と松茸スライス、小ねぎ、雲丹をライスペーパーに包んで揚げてあります。
松茸の香りがたち車海老の甘みやプリッとした食感にサクサク感とのハーモニーが堪らない揚げ春巻きでシンプルに美味しい!!
オレンジ色のものが見えたので何かとシェフにお尋ねすると雲丹とのことでそこがポイント!!
雲丹を使っているとはあえて言いたく無かったとのことです。
なるほど!!雲丹は隠し調味料として使用されたんですね♪
あくまでも雲丹は存在を消してあり旨味の濃くとして加えてあると感じました。
ですから少量入ってるのみですしとろっとした食感がまたグッド。
雲丹をこういう使い方であれば私は納得します♪
五味もバッチリでしたし主役となる車海老と松茸の香り味わいが生きた春巻きでシンプルに美味しかったです。
新姫柑という橙に似た??香りの柑橘を絞るとまた後味がさっぱりしますね♪
テンション上がるスタートが切れました。
☆窯焼き叉焼 辛味噌 ハチミツ
スペシャリテの自家製叉焼。
蓮心さんの叉焼が絶品というお話をチラホラ聞いていたので楽しみにしていました。
美味しい!!
無茶苦茶ジューシーで叉焼の旨味とかけてあるハチミツの甘みと濃くを感じながら戴けます!!
そして豆板醤の旨味を感じる辛口味噌を付けるとまたキレが出て味わいのコントラストがよりはっきりする叉焼に感じました。
皆さんが絶賛される美味しい叉焼に間違いありませんでした。
☆ホタテ 葱ソース 空芯菜
レアに火入れされた大ぶりなホタテはもっちりして甘みが強く、香り良い葱ソースでさっぱり戴きます。
空芯菜のシャキシャキ感と青味も口直しになりますね。
かなり大きなホタテで印象でしたし均等にレア気味に火入れされたホタテの存在が大きかったです。
☆揚げ金目鯛 石川伝助大根 腐乳ソース
さっくりしっとりした金目鯛をクリーミーで旨味ある腐乳ソースと戴きます。
大きめカットの伝助大根は下味がついていてほっくり美味しく腐乳ソースともよくあいまりました。
ホタテもそうですが主役となる金目鯛の持ち味がしっかり生かされたソース使いが印象になりますね♪
☆広島猪皮揚げ カオヤーピン巻き
広島の猪の皮を揚げたものを懇親大根とレタス、自家製甜麺醤、山椒をふりかけカオヤーピンで巻いた一品。
北京ダックの猪バージョンですね♪
猪は思ったより全然脂こくなくかなり綺麗な脂でサクネチッとした食感とゼラチン質に富む旨味、懇親大根やレタスのみずみずしさと旨味と濃くのある甜麺醤が決め手となった一品でサラダ感覚で戴けるようなイメージでした。
北京ダックとは違う味わいや食感が楽しめる一品として印象でした。
☆秋刀魚 海老芋
甘辛くたいた海老芋に秋刀魚の肝を合わせたペーストが無茶苦茶美味しい!!
後から追ってくる肝の旨味&苦味の余韻が堪りません。
これのみでおつまみにしたくなるよう美味しさで印象。
揚げ秋刀魚の食感もしっとりフワッとしていて極めつけの旨苦い海老芋肝ペーストと戴くと秋刀魚の旨味が倍増した揚げ物の味わいとなりました。
☆黒王カボチャフリット
シンプルで地味ですが無茶苦茶美味しい!!
秘訣はアヒルの塩漬け卵の卵黄とバターで合わせた衣にあります!!
一口かじるとサクッとまるでバターカステラのような香りが広がりカボチャのねっとりした甘みと濃くを感じながらも絶妙にマッチしたフリットとしてかなり美味しかったです。
黒王かぼちゃは繊維が柔らかくきめ細かなカボチャのようでバターナッツかぼちゃにも似ていると感じましたのでスープにも向いてるカボチャなのかな?と思いました。
卵黄とバターの香りの余韻がしっかり残るというところが初めての印象でしたしオヤツ感覚でパクパク食べちゃいたいフリットでしたね。
衣をこういう仕様にするのもありなのだと勉強になりました。
☆上海蟹(メス)入りヨシキリフカヒレ煮込み チヂミほうれん草と麺
中華のハイライト♪
フカヒレ煮込み!!!
時期な事もあり上海蟹入りの餡で戴くフカヒレ煮込みで興奮マックスになる一品間違いなしですね。
後ほど別添えの麺を投入して餡掛け麺のとして戴きます。
まず餡を一口。
ベースとなる上湯が染みる味わいで比較的サラッとした餡で染みます。
クリアな出汁の中に上湯蟹の旨味やフカヒレの旨味も溶け、主役のフカヒレの食感やチヂミほうれん草と一緒に餡を絡め、麺を投入して戴くと高級フカヒレラーメンの一品として脳が痺れる美味しさと化します。
やっぱりスープですね!!
中華も基本の上湯が命!!!!
スープにグッと来なければアウトだと思います。
熱々のフカヒレ煮込みを存分に楽しめテンションマックスになりました。
ここまでがコースとなりデザートの前からに追加で〆の炭水化物が戴きさるとのこと。
4品の中から二品程セレクト♪
☆カレー麺中華風
サラッとしたスパイシーなカレーの香りと余韻が残るカレー麺で、秘訣はシェフ自家製のカレー醤仕様にあります。
それがよくあるカレーのグレービーとは違った香りと味わいになっているのですね。
ベースはフォンのようでそこに自家製カレー醤を合わせてスープにしているとのこと。
フォンの旨味の中にカレー醤の濃くとスパイシーさが合わさりとても美味しいスープ。
上には柔らかく飲めるような食感の牛肉がゴロゴロ入ったカレーソースがかけてあり二層の味わいを楽しめるカレー麺でスパイシーですがサラッと戴ける感覚で五臓六腑に良い刺激となるカレー麺の印象でした。
☆麻婆豆腐
広東風の本格的な麻婆豆腐を食べるのは初めてかも♪
辛味は少なく麻辣の香りなどもさほど強くなくマイルドですが食べ進めると適度な辛味がジワリジワリと残るテイストで四川麻婆とはまた別物ですね。
四川と違うのはオイスターソースの旨味を加えると、ググったら記載されていました。
なるほど!円やかな濃くはそこにあったのですね♪
そしてごま油の香りがたつ感じもしました。
いつも四川麻婆に慣れている私にとっては初めての味わいで刺戟的ではないもののこれはこれで美味しい麻婆豆腐として満足。
大きめカットの豆腐がまた嬉しいポイントでした。
☆ジャスミン茶プリン
無茶苦茶美味しい!!
ジャスミンの香りをしっかり感じるプリンで食感はとろっと舌にまとわりつく濃くのあるプリンでかなり好み♪
プリンもバランスが悪いと卵やクリーミーさが勝ってしまいますのでとても完成度高いジャスミン茶プリンとして印象でした。
アイスになっても無茶苦茶美味しそうです。
初訪問の蓮心さん。
ここ最近中華に目覚めた私ですが、中華というと調味料の味付けになってしまうという昔の概念は今ではなく最近のヌーベルシノワ系中華は主役の素材の持ち味を生かしたマイナスの調理法を用いて一品を仕立てるシェフが多いなと感じています。
そして基本となる上湯が美味であること!!!
正に多くのゲストが魅了されるのはそこのポイントは大いにあるかなとも思いますね。
そして塩加減のバランスもなるべく調味料に頼らない控えめな味付けになっているところもポイントかなと思います。
そのため中華といえばやはり油脂分は多く摂取しますが胃もたれしない、最後まで心地よく戴けるバランスになったコースが戴ける印象でした。
流石大阪の3大中華の1店と言われることに納得しました♪
シェフも気さくな方でお話していても常に向上心をお持ちの方であり今後もさらなる飛躍をされる方だなぁと感じました。
お誘い戴いた方に感謝いたします。
ごちそうさまでした。
Restaurant name |
閉店Ren shin
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Categories | Chinese |
Address |
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-7-8 新日本新地ビル 5F |
Transportation |
5 minutes walk from Kitashinchi Station on the JR Tozai Line, 307m from Oebashi Station 303 meters from Oebashi. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥15,000~¥19,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (AMEX) Electronic money Not Accepted |
Private dining rooms |
OK |
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Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Counter |
Occasion |
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大阪三大中華の一店、北新地にある蓮心さんにお誘いを受け再訪できました。
私の中で仁修樓さんに続き同じくらい大好きな中華店でもあります。
やはり初訪問時のインパクト大になることがお気に入りとなるポイントにも繋がりますね、
蓮心さんは北新地では6月までの営業となり年末、遅くとも年明けには京都の烏丸御池付近エリアにて移転オープンされます。
インド料理のタルカさんやパティスリーグランヴァニーユさんなど飲食店やカフェがチラホラあるエリアですね。
名古屋からも京都のほうが近いですし御池なら割と中心区からも近いので場所的にも最適かと♪
新規店も楽しみですね。
それでは新地での最後の蓮心さんを味わいましょう♪
☆ゴールドラッシュとピータン胡麻豆腐
甘く香り高いゴールドラッシュピュレとピータンと芝麻醤を合わせたとろとろの旨味ある豆腐の一品。
オクラの穂紫蘇の爽やかさのアクセントも♪
スタートからズキュン♡♡♡
ゴールドラッシュピュレがあま!!♡
そして胡麻の旨味とピータンの旨味が合わさったとろとろの豆腐が舌の上にのっかってきます。
ピータンは黄身にこくがあるのでこうしてペーストっぽくするとより舌の上での旨味の広がり方がアップしますよね♪
食感としてオクラのシャキ粘感と穂紫蘇の華やかな香りのアクセントもグッド。
☆窯焼き叉焼 マスタード入辣椒醤
蓮心さんのスペシャリテなる窯焼き叉焼。
皆さん絶賛される叉焼は私も今回2回目ですけど本当に無茶苦茶美味しい!!
とにかく弾力ありジューシーで旨味溢れる叉焼は咀嚼すると口内が叉焼ワールドとなり味付けも抜群!!
極めつけは添えつけのマスタードを合わせたウマ辛い酸味のキレある辣椒醤が甘みある叉焼の味わいにエッジを立たせてくれ濃くとしてのパンチを加えてくれます。
咀嚼することに旨味溢れる叉焼に星3つです♡
☆黄ニラとミル貝の炒めもの
黄ニラのシャキシャキした食感と香りが主役であるミル貝の甘み=旨味とあいまります。
季節のコゴミの青苦味も五味を整えてくれますね。
春は貝類が美味しい季節ですが、中華なミル貝を味わう炒めものの一品として満足です。
☆稚鮎和え蕎麦
シェフが同じ料理は作らないと決めているそうですがこの鮎の一品のみは毎年同じ調理法で作りたいからと出している一品だそう。
鮎のウルカと芝麻醤で和えた蕎麦に鮎の甘露煮、たっぷりのうるい、稚鮎フリットを添えた一品。
お好みでスダチを絞って戴きます。
何これ(人*´∀`)。*゚+
かなり度肝を抜かれた一品!!
鮎好きともありますが無茶苦茶美味しい!!
極めつけはウルカの旨苦味のきいた蕎麦にあります!!
蕎麦を甘辛い甘露煮、薬味であるウルイ、この時期ならではのクリアな肝の苦味が後をひく稚鮎フリットと共に戴くと口内で全てが纏まり塩梅もバッチリで鮎そばワールドに支配され脳が痺れました!!
鮎好きには堪らなくとにかくクリアな肝の苦味の余韻が心地よいんですよね。
スダチを絞ると爽やかな酸味がまた味わいをしめてくれるのでこれから暑い時期にも後味をさっぱりさせてくれる効果ありでした。
鮎ってそのままでも勿論美味しいのですが、お料理として一体感ある一品に出会うとかなりインパクト大になる私です。
この日一、印象に残った一品でした♪
☆海老ニラ饅頭
海老ニラ饅頭を少しアレンジを変えた一品。
ニラソースと辛旨い辣椒醤がエッジを立たせています。
カリモチつるっとした皮の中に豚ミンチとエビのタネにニラソースを馴染ませ辛味調味料の辣椒醤を付けて戴くと口内で海老ニラ饅頭が完成!!
シンプルに美味しい飲茶でした。
☆そら豆とご飯餅 蒸し鰻
そら豆とご飯を合わせて平たくしお餅のように仕立てたご飯餅に関東風の蒸し焼き風に調理されたフワトロの鰻が乗せられた一品に決め手となる香味醤油がかかった一品!!
わぉ!!
この日二番目に印象に残った一品です。
これは鰻の蒲焼き丼をアレンジしたイメージの一品ですかね♪
私的に解釈すると鰻はフワトロで溶けソースの役割となり、黒酢と辣油、甘い香りスパイスなどを加えた甘酸っぱい香味醤油がタレとなり、カリッとおこげもちのようなそら豆ご飯餅と共に戴くと口内でカリふわっと焼かれた鰻の蒲焼き丼を戴くかのようなイメージとして纏まるのです。
香味醤油仕様がきちんと中華な蒲焼き丼として成立しているとも!!
シェフの素晴らしいセンスに感嘆させられました!!
アクセントの木の芽の爽やかさもグッド。
☆ふかひれ揚げと毛蟹の土鍋煮込み
湯剥きされほんのり塩と砂糖で調味された丸ごとトマトに揚げフカヒレ、素揚げされたヤングコーン、グリーンアスパラに毛蟹の身入りの染みる餡がかけられグツグツ土鍋煮込みで提供されたハイライトなる一品。
毛蟹香る餡が美味しい!!
ベースの上湯が美味しいからですね。
餡の塩味は優しく湯剥きされたトマトを崩しながら戴くと餡の味わいがトマトの酸味&グルタミン酸効果でアップし輪郭もはっきりします。
中華な土鍋煮込みはやはりベースの餡が決め手となりぐっとくる美味しさであるからこそ盛り上がりますよね♪
熱々好きな私にはより染みる美味しさとなりました。
ここより〆の炭水化物祭り。
この日は4種あり全てを少しずつ戴くことに。
☆叉焼冷麺
今年初のゴマダレの冷やし中華を戴いた感覚です。
甘酸っぱく濃厚なゴマダレが決めとなってます。
☆あさりスープご飯
上湯を合わせた浅蜊スープご飯。
金華ハムの香りもし浅蜊の出汁もきいておりスルスル戴けるスープ炒飯のイメージでした。
☆鶏玉そば
スープのみ大盛りにして戴きました(笑)
鶏唐揚げと溶き卵の甘酢餡を汁そばにのせた一品。
個人的には滋味深い汁そばのみでも十分でしたかね。
スープが美味しくて速攻で飲み干しました。
☆麻婆豆腐
四川麻婆豆腐とはちょっとタイプの違う広東風麻婆豆腐は麻辣の刺激はなくマイルド。
オイスターソースの旨味と後味に心地よいスパイシーさが後をひく麻婆豆腐で美味しい♪
麻婆豆腐大好きです。
☆マンゴープリン
マンゴー果肉入が嬉しいポイント。
麻婆豆腐を戴いたあとのクールダウンともなるデザートでした。
前回のジャスミン茶プリンも美味しかったなぁ。
再訪した蓮心さん♪
やはり素晴らしい中華でありまた是非とも再訪したい中華に変わりありませんでした。
蓮心さんも広東ベースの中華ですが、同じくらい大好きな仁修樓さんも広東ベース。
違いは仁修樓さんは王道系、蓮心さんは一捻りシェフのエッセンスも入った中華というところですかね。
どちらも主役である素材を生かした調理や塩梅に仕立てているところに共通点を感じます。
素材の持ち味を生かしたお料理が私好みであり根っこの部分に共通点があるからこそ同店ともに大好きなんだなぁと感じます。
新店舗でも同じメンバーで行こうとお誘い下さった幹事様には大感謝です。
新店舗での営業再開を楽しみに待ちたいと思います。
ごちそうさまでした。