Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Sumibiyaki Torisei
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Categories | Yakitori (Grilled chicken)、Izakaya (Tavern)、Creative cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5457-3546 |
Reservation Availability |
Reservations available
[About reservations] ◇When it is busy, it may take about 5 minutes from the reservation time ◇One drink system, 2-hour system when it is busy ◇Please reserve a skewer set or course meal for the number of people visiting (children are counted as one person, just like adults) ◇To reserve a seat only, please contact us by phone [About cancellations] <Course reservation> Cancellation on the day: 100% of the course fee for any reason <Seat only reservation> Cancellation on the day: 3,000 yen per person |
Address |
大阪府大阪市中央区東心斎橋1-9-13 3F |
Transportation |
3 minutes walk from Osaka Metro Sakaisuji Line Nagahoribashi Station (Exit 5-B) 174 meters from Nagahoribashi. |
Opening hours |
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Budget |
¥8,000~¥9,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥8,000~¥9,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted QR code payment Accepted (PayPay) |
receipt |
Invoice-compliant receipts can be issued Registration NumberT4122001035934 *For the latest registration status, please check the IRS Invoice System Qualified Invoice Issuing Business Publication website or contact the restaurant. |
Table money/charge |
チャージ料600円 |
Number of seats |
13 Seats |
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Maximum party size | 13people(Seating) |
Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK Up to 20 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed Coin parking available nearby |
Space/facilities |
Comfortable space,Counter,Free Wi-Fi available |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Cocktails |
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Food |
Particular about vegetable |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Beautiful scenery,Secluded restaurant |
Service |
(Surprise) Party accommodations(Birthday plate) |
With children |
Kids are welcome |
Website | |
The opening day |
2020.7.26 |
Phone Number |
06-6282-7777 |
Remarks |
*During busy times, it may take up to 5 minutes from your reservation time. *Reservations are only accepted for customers ordering a course meal or skewer set. *Our store's last order is 22:00 and closing time is 23:00. *Our store operates on a one-drink basis. |
3,574文字★
特選鳥清コース(6,800円、内税)滞在時間:約1時間20分(追加分を含む)
東京から大阪府に来ております。
焼き鳥百名店スタンプラリーで同店(3.66)へ。
2020年7月オープンながら2022年と2023年の焼き鳥百名店に選出された新興勢力。
和食一筋24年の職人が「焼鳥と創作和食の融合」を標榜する高級路線。
1人で食べログからネット予約、一番人気という特選鳥清コース(6,800円)をチョイス。
エレ無し空中店舗となっており階段を上って3階へ。
店内はC字カウンター13席のみというライブキッチン。
Instagramによれば樹齢250年の高知西土佐の檜を使ったカウンター。
卓上に、箸、箸置き、小さなスプーン、杉箱入り布おしぼり、焼鳥皿、串置き皿。
お手洗いは2020年製パナソニックの洋式ビューティートワレ(所謂ウォシュレット)。
焼き師の男性(おそらく和食出身)、調理補助の男性、和服の若い女性、裏方の若い男性。
4名でお店を切り盛りしていました。
焼き台の火力は炭火(紀州備長炭使用店の札を掲げています)。
平日でも予約埋まっているようで、18時ぐらいスタートのお客さん19時半までの制限あり。
コースのスタート時にまずは〆ご飯を焼きおにぎりにするかそぼろ丼にするか選びます。
大阪の一等地に在るからか、コース利用でもチャージ料600円を上乗せ。
下記の通り飲み食いして(生ビールは2杯飲んで)お支払い総額10,600円でした。
チャージ料(600円)
生ビール キリンラガー 中(680円)
ハイボール 碧AO(850円)
・特選鳥清コース(6,800円)
1.先付(若鶏と伝助大根の煮物)
2.前菜盛り合わせ 3種
2-1.ズワイ蟹と菜の花の辛子醤油和え
2-2.氷頭膾(ひずなます)みぞれ和えイクラ乗せ
2-3.零余子(むかご)あけがらし和え
3.地鶏のタタキと焼き野菜(地鶏胸肉、長芋、塩ポン酢ジュレ)
4.おまかせ串焼 7本
4-1.ささみわさび
4-2.せせり
4-3.はつ(丸はつ)
4-4.つくね
4-5.やげん軟骨
4-6.うずら(半熟玉子)
4-7.紀州鴨
5.野菜の盛り合わせ
6.地鶏のザル焼き
追加:背肝 たれ(330円)
追加:三角(330円)ボンジリ
追加:つなぎ たれ(330円)
7.焼きおにぎり or 鶏そぼろご飯(いずれも卵黄付き)
8.鶏そば
9.デザート(アーモンドキャラメルのジェラート or 和三盆のクレームブリュレ)
食べた料理の寸評は以下の通り、【】内は個別の採点、表示価格は内税です
【3.2】先付(若鶏と伝助大根の煮物)
モモ肉が筆者の理想よりも強く煮込まれており(つまり脂が抜けてしまって)、
煮込む前提であれば「手羽大根」のほうが良いようにも思ってしまいます。
お客さんに女性が多かったので、脂の強い料理は求められないのかも知れません。
【3.7】前菜盛り合わせ 3種
1.ズワイ蟹と菜の花の辛子醤油和え
2.氷頭膾(ひずなます)みぞれ和えイクラ乗せ
3.零余子(むかご)あけがらし和え
なるほど和食出身ならでは、焼鳥屋の域を超えるハイレベルな小鉢3種類。
シャキシャキ感を残す菜の花とズワイ蟹の解し身が良く合っていますし、
氷頭(鮭の鼻先の軟骨)のやわらかなコリコリ感も魅力的。
あけがらしは山一醤油製造所(山形県)の「からしこうじ」のことでしょうか。
米糀、辛子、醤油、麻の実をブレンドした発酵調味料。
このように地方の伝統食品を上手く活かしているのも和食歴24年の賜物と思います。
【3.7】地鶏のタタキと焼き野菜(地鶏胸肉、長芋、塩ポン酢ジュレ)
皮目パリッと身はネットリ官能的に火を入れた地鶏の胸肉。
ポン酢の酸味が強めでアッサリした胸肉にはもっと穏やかな酸味でもと思うところですが、
女性客にとっては肉というだけでアッサリした存在ではなく酸味が求められるのでしょう。
・おまかせ串焼 7本
【3.9】ささみわさび【3.8】せせり【3.5】はつ(丸まつ)【3.5】つくね
【3.2】やげん軟骨【3.6】うずら(半熟玉子)【4.2】紀州鴨
和食の料理人は火入れに長けていることが多いように思うのですが、
ささみをレアーに仕上げながら中心は冷たくなっておらず仄かに温かいです。
ネットリ温かく蕩ける口当たりに驚愕しました。
素材として鶏の旨味がアッサリ系なのが個人的には画竜点睛を欠くところですが、
ささみの火入れとしては満点クラスに理想的。
薬味のわさびも和食出身ならでは本わさびを使っているのかも知れません。
せせりは中心までアツアツに焼き上げており火入れのメリハリもしっかり。
半割りにせず丸のまま焼き上げたハツもまずまず。
つくねは大振りハンバーグタイプで、挽き肉は胸肉主体の玉葱入りといった印象。
中心だけ僅かにレアー感を残す火入れですが胸肉はパサつきやすいので全体にレアーでもと。
やげん軟骨は東京の高級店で食べた肉がたっぷり付いたタイプとは異なる骨がメインのタイプ。
パリパリ&コリコリに焼き上げた軟骨を楽しめるのですが肉が少ないので物足りなさ。
半熟のうずら玉子は味玉タイプと塩玉タイプを交互に串打ちしているのでしょうか。
茶色のほうが味が濃いです(塩の強さが少し気になるもトロリ蕩ける黄身は良し)。
そして本日の白眉と思った紀州鴨(使用部位は腿肉でしょうか)。
高級店にしては挑戦的なぐらい脂身付いているのですが爽やかな口当たり。
やわらかな肉質と相俟って、ジューシーかつ旨味の爆弾。
焼鳥屋で食べた鴨(合鴨)としては過去最高クラスに美味しかったです。
【3.1】野菜の盛り合わせ
ブロッコリー、赤大根、蓮根、パプリカ、胡瓜、人参、ジャガイモ、ミニトマト、水菜。
味付けとして別皿に徳山産の金山寺味噌と自家製の酢味噌。
カラフルな盛り付けとなっており女性ウケを意識しているのでしょうか。
地鶏は脂が軽やかなので個人的にはお口直しなんて要らないのですが女性客(以下省略)。
【3.5】地鶏のザル焼き
レアー感を僅かに残すような火入れとなっており皮目の脂身が特に美味しい。
九州で食べた地鶏のゴロゴロ焼きのほうが火入れもっとレアーで好みに合うのですが、
世の中は必ずしもレアー派ばかりではないので、これも大阪の一等地では正解な焼き方でしょう。
【3.2】背肝 たれ(330円)
おそらく背骨の隙間に位置する腎臓部位。
希少部位なので仕方ない面もあると思いますが小振りで食べ応えに物足りなさ。
もっと大振りの背肝を食べられるお店が都内下町に在って比較してしまうとイマイチ。
【3.4】三角(330円)ボンジリ
アッサリした脂身かつ脂を焼き切るような火入れとなっており高級店仕様。
比内地鶏のボンジリのような濃厚系を好む人間なので少し物足りなさも。
【3.0】つなぎ たれ(330円)
希少部位ではありますが小振りに過ぎて非常にイマイチ。
ブロイラーながら165円でもっと美味しいハツモト(つなぎ)が都内下町にあります。
【3.0】焼きおにぎり
〆に入る前におしぼり差し替え。
焼鳥のタレ壺にドブンと漬けて炭火で焼き上げたおにぎり。
お漬け物(大根のべったら漬け)と卵黄も別皿に添えられて。
表面ガリガリになるぐらい硬くて中はネッチリやわらか。
食感の対比は面白いですが、あまり好みに合いませんでした。
そぼろ丼にしておけば良かったです。
【3.0】鶏そば
和食歴24年の矜持なのか中華そばではなくて日本そばを使用しています。
しかし鶏スープに合う麺は日本そばではなくて中華そば(ラーメン)でしょう。
職人のプライドやヘルシーといった面もあるのでしょうけど麺に疑問を抱きました。
【3.0】和三盆のクレームブリュレ
デザートの前に温かい焙じ茶が出てきあす。
表面をバーナーで炙ってキャラメリゼしているのか器がメチャクチャ熱いです。
一方でプリンのようなブリュレは冷たくて温度差に齟齬を覚えるところ。
スコア4.00を超えるような食べログのアワード店で食べたプリンに比べると、
滑らかさに劣っており全体的に粗いようにも思ってしまいます。
和食出身ならではの火入れの上手さ、和食出身ならではの小鉢の美味しさ。
その点は光っていたのですが〆に入ってからは凡庸に終わってしまって評価を落としました。
筆者が高く評価している焼鳥店の中には潔く〆にはスープだけなんてお店もあります。
あまりに手を広げてしまうのも良し悪しといったところでしょう。
10,000円を超えるお支払い総額からすると、
ささみや紀州鴨だけでなく、もっとヒットが欲しかったところ。