元祖オムライスをデパ地下で!@阿倍野
「あべのハルカス」の地下2階、食品売り場の一角にある「あべの市場食堂」は、地下鉄のコンコースから直結している立地と、朝の10時か食事ができることもあって、非常に便利で重宝しています。
この一角にある、オムライスの発祥として有名な「北極星」のテイクアウト・イートインのショップです。今回、ここでランチをいただくことにしました。
お店はテイクアウトのキャッシャーとともに6席のカウンター席と2人掛け・4人掛けのテーブルがある全12席。昨年(2021年)のオープンから半年以上が経過して、ようやく落ち着いた様子です。
メニューはチキン・きのこ・ビーフ・ハム・海老・貝柱の各オムライスで、値段はチキンの870円から貝柱の1,280円となっています。他にエビフライトのセットや、唐揚なども用意されています。
今回は基本中の基本、「チキンオムライス」(870円)を注文。+300円でサラダとお味噌汁の付いたセットもできるようなので、そちらもお願いしました。するとすぐにサラダと味噌汁が、しばらくしてからオムライスが運ばれてきました。
このオムライス、いつ見ても美しい。鮮やかな黄色の玉子に包まれたオムライスは見るからにふっくら。やや浅い色のケチャップソースが皿の上で主張しています。漂ってくるラードの香りが期待を高めてくれます。
スプーンを入れてみると、繊細な火加減で調理されたのであろう、絶妙の半熟状態が見て取れます。玉葱と鶏肉の持つ旨さを纏ったライスがツヤツヤ状態で顔を出しています。シンプルな味付けではあるが、存在感のある口当たりです。
そこそこ油脂は使っているであろうが、全く胸焼けしないのが不思議です。酸味の少ないトマトケチャップは、オムライスの風味を引き立たせる程度で、それ自体に主張を持たせてはいない、奥ゆかしい風味となっています。
添えられている紅生姜もさらにさっぱりさせてくれる…胃弱の常連客のためにケチャップライスを薄焼き卵で包んで提供したのがオムライス発祥の由来というのも理解できます。
セットのサラダも瑞々しく、お味噌汁は出汁が利いてて美味しい。こういったところに手を抜かないのも老舗の矜持なんでしょうね。
あの「北極星」が阿倍野に帰ってきた@阿倍野
「あべのハルカス」の地下2階、食品売り場の一角にある「あべの市場食堂」は、地下鉄のコンコースから直結している立地と、朝の10時か食事ができることもあって、非常に便利で重宝しています。
この食堂街でやや大規模なリニューアルがあり、今年(2021年)の4月、この一角に4店のデリカテッセン・弁当のお店がオープンしました。
それに続いて7月15日、これまでカレーショップがあったところに、オムライスの発祥として有名な「北極星」のテイクアウト・イートインのショップがオープンしました。オープン初日、ここで夕食をいただくことにしました。
オムライス発祥の経緯は明治期のこと。ここの店主が、毎回オムレツとごはんを注文する胃弱のお客さんのために、ケチャップライスを薄焼き卵で包んで提供したのが嚆矢とされています。(東京の煉瓦亭という説もあります。)
お店はテイクアウトのキャッシャーとともに6席のカウンター席と2人掛け・4人掛けのテーブルがある全12席。オープン初日とあって、厨房にはベテランっぽいコックさんがずらっと並んでいます。
メニューはチキン・きのこ・ビーフ・ハム・海老・貝柱の各オムライスで、値段はチキンの870円から貝柱の1,280円となっています。他にエビフライトのセットや、唐揚などもあるようだが、オープン初日は準備中になってました。
今回は「ビーフオムライス」(1,080円)を注文。目の前ではコックさんたちが狭い厨房をものともせず忙しげに動き回っています。大きいフライパンで具材とともにダイナミックにライスを炒めています。
ある程度火が通ったら小さいフライパンで玉子を流し込んで焼いていく。そしてここからがクライマックス、その玉子にライスを乗せ、リズミカルに上下しながら巻いてゆき、お皿に乗せてソースを掛けて完成。目の前に差し出されました。
このオムライス、いつ見ても美しい。鮮やかな黄色の玉子に包まれたオムライスは見るからにふっくら。やや浅い色のケチャップソースが、カリグラフィーの如く皿の上で主張しています。漂ってくるラードの香りが期待を高めてくれます。
スプーンを入れてみると、繊細な火加減で調理されたのであろう、絶妙の半熟状態が見て取れます。玉葱とビーフの持つ旨さを纏ったライスがツヤツヤ状態で顔を出しています。シンプルな味付けではあるが、存在感のある口当たりです。
酸味の少ないトマトケチャップは、オムライスの風味を引き立たせる程度で、それ自体に主張を持たせてはいない、奥ゆかしい風味となっています。
薄切りのビーフがたっぷり入っていて、肉の旨みを感じさせます。添えられているのは北極星伝統の甘酢生姜。ピクルスの代わりに、手に入れやすい甘酢生姜を選んだ明治人の知恵に感服します。
この北極星、2015年2月末までこのハルカスの隣にある「新宿ごちそうビル」に店舗を出されていました。あべのから北極星が無くなっていささか寂しい思いをしていたが、このコロナ禍の中でまさかの復活。これはうれしいですね。
Restaurant name |
Hokkyokusei Kintetsu Abeno Harukasu Ten
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Categories | Omurice (Omelette rice) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
06-6654-6808 |
Reservation availability |
Reservations available |
Address |
大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス近鉄本店 B2F |
Transportation |
近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅に直結 73 meters from Tennoji Ekimae. |
Opening hours |
Hours and closed days may change, so please check with the restaurant before visiting. |
Average price |
¥1,000~¥1,999 ~¥999 |
Average price(Based on reviews) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Accepted QR code payment Accepted |
Number of seats |
12 Seats ( カウンター6席 テーブル6席) |
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Private rooms |
Unavailable |
Private use |
Unavailable |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking |
Available あべのハルカス近鉄本店の駐車場利用 |
Space/facilities |
Free Wi-Fi available |
Occasion |
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The opening day |
2021.7.15 |
「あべのハルカス」の地下2階、食品売り場の一角にある「あべの市場食堂」は、地下鉄のコンコースから直結している立地と、朝の10時から食事ができることもあって、非常に便利で重宝しています。
仕事帰り、夕食を作るのが面倒になってこちらを徘徊。今回はオムライスの発祥として有名な「北極星」で夕食ををいただくことにしました。
お店はキッチンに面したカウンター6席と壁に面したカウンター6席の全12席。以前は2人掛けのテーブル席もあったはずだが無くなっていました。おひとりさまの利用が多いからなんでしょうね。
今回は以前から気になっていた「ミニオムライスプレート」(1,280円)をいただくことにしました。オムライスはチキンときのこのチョイスとのこと。きのこでお願いしました。
それほど待つことなくミニオムライスのプレートがお味噌汁とともにやってきました。プレートにはエビフライ2尾とともにレギュラーサイズより二回りほど小さいオムライスが鎮座し、生野菜のサラダが盛られています。
鮮やかな黄色の玉子に包まれたオムライスは見るからにふっくら。ベルベットのような質感に仕上がっています。やや浅い色のトマトソースが実に美しい。
口に運ぶと繊細な火加減で調理されたのであろう、ふわふわの口当たり。トマトソースを纏ったライスがツヤツヤ状態で顔を出しています。きのこは椎茸が主体で、トゥルンとした歯触りが心地いい。
エビフライは大ぶりでカラッと揚がっています。身が太っているのでプリッとした食感を存分に楽しめます。タルタルソースはクリーミーで良好の味わい。ただ、レモンを半月切りにするのは絞りにくいので良くない。
お味噌汁は出汁が利いてて美味しいが、このプレートには北極星でお約束の紅生姜が添えられてないのが少し寂しい…
ともあれ、仕事帰りに気楽に伝統のオムライスを味わえるのは有り難い。たびたび利用させてもらってます。