Restaurant name |
Kanou shoujuan
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Categories | Japanese sweets |
Phone number (for reservation and inquiry) |
072-238-1253 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
大阪府堺市堺区三国ケ丘御幸通59 堺タカシマヤ 2F |
Transportation |
高野線堺東駅 99 meters from Sakaihigashi. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
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Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Website | |
Remarks |
テイクアウトのみ |
「おぉ、そういえばこの時期はこれだよなぁ。・・ん、あれは・・?」。この日こちらで購入したのは、長年愛され続けてきた梅の菓子と、水無月によく似た菓子です。
6月の上旬、堺の高島屋にあるこちらの和菓子店に立ち寄った際、初夏のこの時期にぴったりな2つの菓子に目が留まり、購入しました。1つは私もよく存じておりましたが、もう1つは初めて見た(もしくは見た記憶がない)ものでした。
◆標野(しめの)
ここ『叶匠寿庵』で50年近く愛されている菓子。万葉集にある切ない恋心を詠んだ句にちなんで名付けられたこちらは、自家栽培の梅を用い、歌が詠まれたといわれる丘を連想させる形にした甘酸っぱいゼリーです。お恥ずかしながら私自身は過去に頂いたものとの違いが分からなかったのですが、2020年の今年、より見た目を良くし、そしてより梅の風味が感じられるようにと改良したそうです。この菓子の他に“郷の氷室 〈梅〉”という同じく梅を使ったゼリーがあるのですが、ゼリー自体の風味の良さはこの度の“標野”に軍配を上げたいと個人的には思っております。
◆夏の玉路地(たまろじ)
寒天と砂糖を煮詰め、冷やし固めた錦玉(きんぎょく)に大納言小豆と餅を合わせた菓子。当初これを見つけた際、「もしかして水無月か?」と思いましたが、こちらは形が四角形であり、且つういろうでなく餅を使っているのが特徴です(*水無月とは、ういろうの上に甘く煮た小豆を載せ、三角形に切り分けたもののことで、一般的に夏越の祓が行われる6月30日に1年の残り半分の無病息災を祈念して食べられるものです)。その味と食感から[半生水無月]と呼びたい、そんな一品でした。
さっぱりした味が好みの方には“標野”を、柔らかいお餅がお好きな方には“夏の玉路地”をおすすめしたいと思います。