Restaurant name |
Antoine(Antoine)
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Categories | French |
Phone number (for reservation and inquiry) |
072-972-0098 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
大阪府柏原市大県1-4-1 |
Transportation |
近鉄大阪線・堅下駅下車 83 meters from Katashimo. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥6,000~¥7,999 ¥3,000~¥3,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX) Electronic money Accepted (Transportation electronic money(Suica)、Rakuten-Edy、nanaco) |
Number of seats |
10 Seats |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK Up to 20 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Comfortable space |
Drink |
Wine,Particular about wine |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Secluded restaurant |
Website | |
The opening day |
2012.4.25 |
近鉄大阪線・堅下駅から徒歩すぐのところにあるフレンチのお店。
過去に何度も利用してきた駅なのに、周辺のお店を利用するのは初めてでした。
今回注文したのはランチのおまかせコース5,000円。
それでは料理の説明です。
①アミューズ
この日使われていた食材は、ワカサギとツブ貝でした。
どちらも素材本来の味を活かしたシンプルな調理で、最初にいただくにはピッタリの内容だと思います。
②前菜
イタヤ貝・紅ズワイ・ボタン海老といった魚貝類と、トマト・ゆば・モッツァレラ・サヤインゲンの組み合わせに、コンソメゼリーと紅タデが乗った、見た目も綺麗で豪華な一品。
胡麻やディルなどのハーブが全体の味のまとめ役として使われていますが、それぞれの素材の個性は存分に活かされているため、一口ごとに違った素材の味が楽しめるメニューでした。
添えられていたバゲットも美味しくいただきました。
③魚料理
この日の魚はマナガツオでした。
皮をパリッと焼き上げたマナガツオの上には、バーナーで香ばしく炙られたウニが乗っていて、さらにその上には素麺カボチャの繊維をほぐしてカラッと揚げたものがあしらわれていました。
また魚の下には、ラタトゥイユ風に味付けされたトマトやパプリカ、衣を付けてサッと加熱した鱈の白子やイカが敷き詰められていて、周りには坊ちゃんかぼちゃのソースがかけられている、かなり手間ひまのかかった一皿です。
野菜の自然な甘さで優しくまとめ上げられているため、ウニや白子の濃厚な味わいを邪魔することなく、全体的なバランスも良かったと思います。
④ソルベ
お口直しのシャーベットは、イチジクを一旦コンポートにしてから冷凍調理したもので、赤い色はワインと思われます。
裏ごしされているからか、イチジクの種の食感はなく、口に入れるとスッと溶けてなくなりました。
こういう何気ない一品にも、随分と手間ひまがかかっているんですね。
⑤肉料理
この日のメインはホロホロ鳥でした。
ホロホロ鳥は、ニワトリの肉に比べて低脂肪・高蛋白で、クセがなく柔らかい肉質のため、あっさりといただくことができます。
大ぶりにカットされた肉に、赤ワインを煮詰めたソースがかかっていました。
さらに肉の下には、マッシュルーム・松茸・アスパラガス・舞茸・スナップえんどうをソテーしたものが添えられた盛りだくさんの一品です。
中までしっかり火が通っているのに、とてもジューシーな焼き加減で、赤ワインのソースはホロホロ鳥本来の味を邪魔しないように、あくまでも味のアクセント程度になっていました。
そして特筆すべきは、たっぷりと添えられたキノコのソテーで、これだけでも一品として成立するほどインパクトのある内容でした。
⑥デザート
デザートは数種類の中から選べるようになっていましたが、今回はイチジクのミルフイユをいただきました。
ミルフイユといってもザクザクした重い食感ではなく、パイ生地が大きく膨らんで焼き上がっているため、軽い力で押しつぶせるほど、ふんわりした食感に仕上がっていました。
ミルフイユの優しい味付けとは対照的に、一緒に盛り付けられていたカシスのアイスは、酸味の効いたインパクトのある味でした。
⑦小菓子
グレープフルーツピールとシナモン風味のクッキー。
飲み物は紅茶を選びました。
この小菓子も自家製なんでしょうか?
だとしたら、相当手間がかかっていることになります。
店内は2人用テーブルと4人用テーブルを合わせて10人も入れば満席になるため、来店前に電話で空席の確認をした方が良いでしょう。
料理の説明だけで随分長い文章になってしまいましたが、とにかくたくさんの食材を使い、手間ひまのかかる料理を提供しているお店でした。
フレンチによくある、バターや生クリームをたくさん使った重い料理のイメージはなく、今回ご紹介した料理全てで5,000円という価格は、安すぎるくらいだと思いました。
接客サービスも素晴らしく、帰りにはシェフもお見送りして下さいました。
よく利用する駅の至近距離に、まさかここまでレベルの高いお店があったとは、今まで知らずに失礼しました。
今度お邪魔する時はぜひディナーで。