恐るべし!老舗の迷作 牛肉ちゃんぽん
Restaurant name |
Wakayanagi Shokudou
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Categories | Cafeteria、Champon noodle soup、Udon (Wheat noodles) |
0952-23-8204 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
佐賀県佐賀市材木2-2-1 |
Transportation |
佐賀市営バス「材木橋」停留所から徒歩1分 1,799 meters from Saga. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
~¥999 ~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
( 座敷、テーブル有り) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
Smoking establishment Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
OK 50メートル南に4台分 店の向かい側に5台分 |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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さて、佐賀県のちゃんぽんです。
ご存じ本場たる長崎県のお隣りが同県ですから、後出する北方ちゃんぽんを始め、佐賀県内ならちょっとした大衆食堂に入っても、まずメニュー表に載っているでしょう。
佐賀県民の方には恐縮ながら、大盛りこそ是とされる風潮がありますから、ちゃんぽんがピッタリな食べ物な事は疑いようがありません。
って、人気があるからお茶を濁してるような大衆食堂も現にありますけど、昭和8年創業の同店『若柳食堂』さんのように、老舗ながら美味いと評判のお店もあります。
場所は国道264号線沿い、貫通道路と呼ばれる片田江交差点の手前、材木橋交差点の近くにあります。
専用Pは、その国道を挟んだお店の前に5台分と、お店の横の市道を入った月極Pに4台ほど間借りされてます。
ですから前者の方が近いものの、やや昭和サイズだし、街路樹とか邪魔ですから、後者の方が駐めやすいものの、そしたら歩かなきゃいけませんから、まあ、どっちもどっちですね?
ただ、ワタシは前者に気付かず、後者への看板しか目に入らなかったから、スゴく損した気になりました(って、たった50mやろ、歩け!)
店内は4人掛けテーブル席のみ3卓+小上がりに3卓の計6卓なんで、お昼は相席必至なんでしょうね?
ワタシは13時頃に行き、空きは2卓、以降も出入りのある人気店ですから、それなりの覚悟は必要でしょう。
高齢のご夫婦で営まれてるみたいですが、それでも創業89年ですから2代目さんなのかもしれません。
『牛肉ちゃんぽん ¥950』
ちなみに、よくある豚肉なら750円と200円も安いものの、牛肉って珍しいし、同じぐらい人気とのことなんで、吝嗇なワタシも奮発しちゃいました。
他のお客さんを見てると、ちゃんぽん注文率は7割方、その中の4割が牛肉って感じでしたね。
他に皿うどんも、よく出てましたよ。
5〜6分で配膳され、まずは見た目にびっくり!
〝やたら汁が多いなあ? それになん、この卵焼きみたいなん??〟
写真のようにスープがなみなみと注がれており、そこに浮かぶ卵色の物体。
ってまあ、それはそれとして、まずはスープから。
〝うわっ! なんじゃこりゃ?〟
まるで往年の『松田優作』さんだが、そうして軽く驚いちゃうほど、今まで飲んだことがありそうでない、さすが牛肉ちゃんぽんらしいスープ。
口当たりはサッパリしていながらも、深いコクがあり、ただ単に牛肉だけでなく、たぶん鶏ガラがメインのスープは、ほのかな甘味もあり、そこにまた和風な旨味まで加わっている。
こう書くと複雑そうだけど、なんだか味わったことあるような旨味ながら、やはり滅多にないっちゃ滅多にない。
ほんの少し牛肉らしいワイルドな匂いがマイナス・ポイントなものの、それさえ除けば何故もっとメジャーにならないのか不思議で堪らないくらい。
おかしな話、微かな牛肉の甘みと素の醤油ダレが混じり合って、すき焼きの風味さえ感じられます。
スープが多めに見えたのはキャベツが入ってないからで、野菜自体は意外に入っており、そりゃ大盛りの聖地たる佐賀だけに、ボリュームに問題があるはずもありません。
卵焼きはお菓子みたいに甘めな、伊達巻きみたいなタイプ。
味変としたら愉しいし、もしかしたら先に感じたすき焼きを浸す生卵代わりなのか?
麺はヤワなんだけど、充分にスープとカラんでいて、旨味をたっぷり含み、こりゃ溜まりません。
〝ああ、美味かった。老舗、恐るべしやなあ?〟
そんな満足感を得ながら、お店を後にしましたが、やはり前述の僅かな牛肉の臭みと、あと良い肉なのは分かるけど50〜100円くらい高いから、4点台は厳しいかなあ?
ってまあ、それにしてもちょっと有りそうで無い牛肉ちゃんぽん、もし気になられた方はお試しいただきたい逸品にゃ違いありません。
● 個人的 食べログ 評価点・・・3.9