料理も雰囲気もホッコリする与野郊外の人気食堂 : Sakurasou

６月の上旬。
この日は午前中に新規の取引先との契約を終え事務所に戻る途中のランチ。

ちょうどこの数日前にこの店の投稿を見たばかりだったこともあって衝動的に訪問。

ここにはかつてよく訪れていたのだが、
出張が多くなった事と近くで美味しい店をたて続けに見つけた事から、
久々（５年ぶり???）の訪問になってしまった。

別に美味しくないとは全く思わないし、ここは何よりもとっても温かく居心地が良い。
逆に私の好きなタイプのお店である。
それでもあまり目立たない事もあって連れのスタッフは知らなかったらしい。


少し改装された店内だが、マンガ本とメニューの多さは昔のまま。
揚げ物がメインだが、みそ煮や生姜焼きの定食、カレーやカツ丼・親子丼などのご飯もの、スパゲティやうどんなどの麺類、そしてその組み合わせ。

信頼するレビュアーさんは「ナポリタン」推しだったが、
私はここの「ミートソース」がとても好き。

ミートソースって大別すると、

①イタリア料理のボロネーズソース
②洋食屋さんのデミグラスの効いたソース
③ロメスパや喫茶店のようなケチャッピーなトマトっぽいソース　

に分けられるような気がする。

そして、この店の「ミートソース」は「③」のタイプ。

このタイプは茹で置きした麺を注文時に炒めて、
トマト系のケチャッピーなソースを掛けたら出来上がりというシンプルなものだが、
これが何故かハマる。

イメージとしたら『パンチョ』のミートソースのような感じと言えばわかりやすいだろうか???

私が受験生時代に食べていた予備校の学食のミートソースにもとても良く似ている。
ちなみにこの学食の業者は友人が通っていた上智大学のカフェテリアの業務も請け負っていて、
大学時代もたまに食べに行っていたという程気に入ってもいた。

特徴としては、多少トマトっぽくケチャッピーなため、
タバスコと粉チーズを大量にかける事によって初めて超絶美味しいスパゲティに変身する。

この店も「ミートソース」（550円）を注文すると、
卓上にはおかれていないタバスコと粉チーズがお盆の上に標準装備されて出てくるので、
お約束どおり大量投入して私好みの味に仕上げる事ができるのが嬉しい。

挽肉の存在感とケチャッピーなその味は紛れもなく自家製であることがよくわかる。

連れのスタッフは「ナポリタンとミニカレー丼」（700円）
カレーをひと口もらったが肉がよく煮込まれていてとても美味しかった。

ちなみに、私の「ミートソース」は写真では量が少ないように思えるが結構量はある。
そしてサラダも付いてくるので単品でも腹持ちは決して悪くはない。

しかもこの店は、食べ終わる頃になるとおばちゃんがいそいそと動き出し、
配膳カウンターにある黒い顆粒の入った瓶から、
その顆粒少量をコーヒーカップに投入してお湯を注いで持ってきてくれる???（笑）

食後のひとときをこの美味しいインスタントコーヒー（あっ、言っちゃった・・・汗）
で過ごすことによって満腹感を得ることができるのだ。

久々の訪問ながらまた通ってみたくなったホッコリした良店です。