Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Saintmarc Cafe(Saintmarc Cafe)
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Categories | Cafe、Bread、Sweets |
048-812-6617 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
埼玉県さいたま市緑区大字大門3710 イオンモール浦和美園 3F |
Transportation |
埼玉高速鉄道線 浦和美園駅 3番出口 徒歩3分 416 meters from Urawa Misono. |
Opening hours |
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Budget |
~¥999 ~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Accepted (PayPay、d Barai、Rakuten Pay、au PAY) |
Number of seats |
76 Seats |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK |
Occasion |
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Service |
Take-out |
Website |
2月の上旬。
私とこの地区担当のスタッフは、戸塚安行のラーメン店での昼食を終え、
次の越谷でのアポまでの時間つぶしにコーヒーでも飲もうと通り道の「イオンモール浦和美園」にやってきた。
店内でカフェを探していると、背後から聞き覚えのある声がした。
「次長!」
次長(仮称)は私が前の会社を退社した時の最後の役職。
15年以上前の事なのにいったい誰が???・・・と思い振り向くと、
そこには、私が前職の時代に配属された最後の新入社員だった女性がいた。
私の退職以来久しぶりの再会だったのだが、
実は彼女は私の退職後に壮絶な社内不倫の末に退職したと聞いていた。
美人でも特にかわいいというわけでもなく愛想もさほど良いわけでもない、
ごく普通の女性だったのだが、私には妙に懐いていた。
前職場での私は、
地方勤務時代の人達や付き合いの長い人は「単なる親バカ」であることはよく知っているのだが、
本社にいる時の私はいつも「家庭の影が見えない」と言われていた。
にもかかわらず、この女性は私に対して、
「次長は絶対に家族思いですよね」
と何の根拠かもわからぬままそう決めつけていたようで、一方的に心を開いてくれていた。
訳アリ女性との久々の再開に多少うろたえていた私に、
連れのスタッフは、
「まだ時間は十分にありますから、どうぞお茶でもしてきてください」
と気を利かせてくれた。
心のどこかで彼女の事を心配していた事もあったので、
私は彼女とここ「サンマルクカフェ」でお茶することにした。
店に向かう途中、彼女の姿をよく見ると彼女のお腹が少し大きいことに気付いた。
事情は全く分からないが、ちょっと安心したと同時に話のきっかけが出来たと思った。
でも彼女は、昔のように心を開いてくれていて、
私が知りたいであろうと彼女の私の退職後の話を自分から始めた。
聞けば、私の退職から2年ぐらい経った時、
彼女は私があまりよく知らない他部署の妻子ある男性に恋したという。
別に仕事に行き詰っていたわけでも、
周囲との人間関係がうまく行っていなかったわけでなかったけど、
なんとなく楽しいとは思えない毎日の中でふとしたことからこの男性と出会ったらしい。
彼に妻子がいる事はすぐにわかったらしいが、
毎日がただただ楽しくてそのまま付き合っていたという。
彼女は結婚を望んでいなかったし、不倫のままでもそのまま付き合っていたかったと言う。
それほど充実していたらしい。
でも、2人の事が社内で噂になり始めると彼は去っていった・・・。
当初は、別に後ろめたい気持ちも恥じる事でもないと変わらず仕事をしていたようだし、
彼女の周囲の女性達は逆に応援してくれていたらしいのだが、
周囲の男性の自分を見る目、女性としての一方的な評価に幻滅してしばらく経って退職したという。
そして、別の会社に就職して現在のご主人と出会って一昨年コロナ禍の中で結婚したとの事。
当時は20歳過ぎだった彼女も今は30代後半。
退職した直後は「このまま一生元カレの事を引きずって行くのだろう」と思っていたらしいが、
今はご主人の事が「好きで好きでたまらない」という。
そうだよね。
かつて私の事が好きだと言った女性がいつまでも私の事を気にしているわけではないという事は経験上何度も学習してきたつもり。
「Endress rhapsody for you」♬(純愛ラプソディby竹内まりや)ではなく、
「貴方が傍にいれば他に何もいらなーい」♬(あなただけ見つめてるby大黒摩季)なんだよね。
ちなみに彼女の旦那さんはどこか私に雰囲気が似ているらしい・・・ん???
でも、嬉しい気持ちとホッとした気分が込み上げてきた。
その時・・・、
「ボス、そろそろ時間なので・・・」
とスタッフが迎えに来た。
私たちは名刺もラインも交換することなくその場で別れた。
でも彼女の幸せを心から祈らずには入られなかった。
***
さて、「サンマルクカフェ」の話。
私はこの日私にとっての「世紀の大発見」をした。
私は常々述べてきているように、
数あるカフェのスイーツの中でも、
『コメダ珈琲店』の「シロノワール」の事を「永遠の名作」だと書いてきた。
もちろんそのことについて覆すつもりなどなく、今でも「シロノワール」は大好きだ。
でも、ここ『サンマルクカフェ』で彼女とつまんでいた「デニ・ブラン」。
これがまた超絶美味しい。
下のデニッシュがとにかくサックサク。
キャラメルとナッツがこれでもかというほど香ばしさを演出している。
やや甘すぎる気もするが、この香ばしさにはこれぐらい甘い方が良い???
かつて、浜松発祥のスイーツに、
「コルネット」という揚げたコルネの中にソフトクリームが入っていたスイーツがあった。
関東地区にも進出するなど一世を風靡したと言っても良いのだろうが、
風と共に去りぬ・・・あっという間に消え去ってしまった。
今は浜松の本店も無い。
その「コルネット」も「シロノワール」に比べると、
熱冷のギャップやカリッとした食感の妙など面白いと思っていたが、
私も「ちょっと油っこいよね」と思っていた。
この「デニブラン」はこのふたつの商品の良いとこ取りのような感じがする。
揚げていないので油っぽくはなく、
にもかかわらず、サクッとした食感は「シロノワール」のデニッシュの上を行くレベル。
「込み入った話」の中でも、しっかりとこの「デニブラン」を味わっていた私は・・・???(汗)
でも・・・何かと興味深いひとときだった。