Restaurant name |
Kuruma Ya Ramen
|
---|---|
Categories | Ramen |
048-865-1700 |
|
Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
埼玉県さいたま市桜区田島1-5-1 |
Transportation |
JR西浦和駅より、徒歩約14分 727 meters from Nishi Urawa. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
~¥999 ~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999~¥999
|
Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Accepted (Transportation electronic money(Suica)) QR code payment Accepted |
Number of seats |
42 Seats ( カウンター席、テーブル席) |
---|---|
Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 13台 |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
---|---|
Website |
18歳で車の免許をとり、20歳で社会人デビューすると同時に車に乗るようになった。同級生らが浪人してまで大学へ行くのを横目に、とにかく1日でも早く車に乗りたかったのだ。
以来、片時も車を手放したことはなく今日に至るまで代々乗り換え続けてウン十年。
今でこそ車は通勤と買い物とたまに遠出する用途でしか使わないが、その頃は嬉しくて近所のコンビニでさえ車で行った。当然、生活圏内の店も車で行く。
若かりし頃、夜遅くまで遊び倒し腹が減って友人らと飛び来んだのもこの店。何十年ぶりかに入ってみたが、今でも健在なのが嬉しい。田島通り沿いの店はことごとく入れ替わってしまったので。
この近くにあった「ロッテリア」が日本における第1号店というのが密かな自慢だった。ロッテの2軍球場が近いというのもあったのかな。
なにせ夜中の1時過ぎまで店を開けていて、その体制が今でも維持されていることに驚く。夜中に車を走らせて食べに行くラーメン、美味かったなあ。。。
「くるまやラーメン」の2本柱というと、自分にとっては味噌ラーメンとカレーラーメン。
店は味噌ラーメンを看板メニューにしているが、カレーラーメンはメニューの片隅に写真もなく小さく書かれているだけ。それでもレギュラーメニューから脱落しないのは、一定数のファンがいるからなのだろう。
カレーラーメン@760
餃子@370
を注文。
サービスでライスもつくとのことだったけど、がっつり夕飯前なので遠慮しておく。
16時半という中途半端な時間というのもあって店内に客はまばら。意外だったのが入り口に記名帳が掲示され、きちんとそれが機能していたこと。時間帯によっては満席で待ちが出ることを意味している。
着丼した姿は今どきのラーメンと見比べても遜色ない。ただ、カレーラーメンと言われてもスープにその色を確かめることはむつかしい。黙って出されたら味噌と判別つかないよ。
ひとくち啜ってみたスープはたしかにカレー。でも今流行りのスパイスカレーだのインネパだの欧風カレーだのといったものとは違う。
なんらかのスープをベースにカレー風味の味付けをしたもの。
むかしはこれでも良かった。まだその頃はチェーン店のクオリティが今ほど洗練されておらず、どこで何を食べてもそれなりだった。いい意味でも悪い意味でも。
それが今はどうだ。チェーン店のクオリティがぐんぐん上がって、へたな個人店舗なんてやり込められてしまうくらい美味い店だらけ。もはや ”チェーン店は美味くない" は過去の常識になりつつある。
そんな時代においておや、である。
まがい物は淘汰されていくのだから、残っていく物は本物か熱狂的なファンがいるかのどちらか。恐らくこちらは後者だろう。だって他で見ないもん、カレーラーメンなんて。
シャキシャキ感を残しつつ、絶妙に火入れされたもやし。
丼の底にたまっている挽肉。具はそれだけ。
適度にウエーブがかかり、適度にコシがあるようなないような中太麺。
カレーの風味はするけど、明らかにコレジャナイと思うスープ。
うーん、こんなんだったっけかなあ。。。長い歳月の間に記憶が美化されたのか。
セントラルキッチンではなく店内調理を謳う餃子は美味かった。
人はもっとも多感な10代後半〜20代半ばに経験してきたことを一生引きずるとよく言う。
聴いた音楽、遊びに行った場所、好んで着た服、そして好きな食べもの。
突発的にマックのハンバーガーや吉牛の牛丼が食べたくなるときがある。
自分にとって「くるまやラーメン」には一種の郷愁にも似た思い入れがあると同時にアオハルの1ページでもあった。
美味しいものと好きなものとはまた違うのだ。