Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Sushi kudou
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Categories | Sushi |
Phone number (for reservation and inquiry) |
048-251-0136 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
埼玉県川口市並木3-34-23 |
Transportation |
西川口駅東口より徒歩6〜7分です。 393 meters from Nishi Kawaguchi. |
Opening hours |
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Budget |
¥4,000~¥4,999 ¥3,000~¥3,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥3,000~¥3,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX) Electronic money Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
8 Seats ( カウンター8席) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK Up to 20 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed 近隣にコインパーキングがあります |
Space/facilities |
Comfortable space,Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Particular about Japanese sake (Nihonshu) |
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Food |
Particular about fish |
Occasion |
With family/children |Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Service |
BYOB,Take-out |
With children |
Kids are welcome(Preschool children are welcome,Elementary school students are welcome),Baby strollers accepted |
The opening day |
2008.2.15 |
Remarks |
ぼんじり・手羽餃子・手羽チーズ・手羽明太!! |
2018.11某日 18:00
私はスーパーの酒売り場に、30分佇んでいた。
ここは、酒の持ち込み自由、
常連客には、缶を持ち込む人もいるそうだ。
私は何か買っていこうと思っていた。
しかし、決まらない。
日本酒と焼酎を選ぶのが常識だろうが、
そんなもの分からないし、
私はさほど呑まない(自己中心)
私はワインが呑みたいとおもうが、
鮨にワインは合わないか。
甘い果実酒もあるが、
そんなの呑むようなメンバーじゃない。
では、缶にしよう...
いや...自分...常連じゃないだろうが。
結局、何も買わずに西川口に行き、
駅前のマックでぼんやりと過ごしていた。
...マックシェイクでも持っていこうか。
19:30
ドアは占めきっている。
扉を空けると、驚いた。
誕生日おめでとう!
...なんて。
私、家族以外で祝福されたことがないから...
嬉しくて...嬉しくて....
涙がでそうだった。
―――――――
お任せコースは以下の通り。(税別)
2800円/3800円/4800円/5800円
やりいか
浜茹でのしま海老(北海道産)
松茸と河豚の土瓶蒸し
鯛(大分県産) 醤油
鯛 塩
金目鯛(勝浦産)
こはだ
あじ
炙りしめ鯖
さんまの肝醤油
さんま
いか
柳蛸
ホッキ貝の炙り
牡蠣の酒蒸し
いくらと雲丹
赤身
中トロ
椎茸
玉子
―――――――
しまえび。
眩しいほどに輝くレッドは、
活力、勝運、そして愛の象徴。
身はふっくら甘い。
卵は...海老ってこんなに産むのかってぐらい、
いっぱいで、華やかで、ぷちぷち。
そして脳味噌...
情熱、愛、活力、すなわち「感じること」は、
脳味噌によって支配される。
故に運気が詰め込まれた臓器...
私は、海老のもつ運気を全て吸い上げようと、顔にしゃぶりつく。
すると濃厚な旨味が口いっぱいに広がって....
ああもう、うっとり....
微かに、口の中が痛いような気がして、
気がつくと、
顔が、なくなっていた。
誕生日祝いです、と店主さん、
差し出されたのは、なんの変哲もない急須。
茶でも出てくるかと思い傾けたら、
淡い琥珀色の清水が流れてきたんだ。
そしてふわっと蒸気が舞い上がり...
私は目を見開いた。
これは...
キノコの香りだとは分かるが、
シメジでも、マイタケでも、エリンギでもない。
あれはすーっとした勢いがあるが、
これは、優しく鼻を撫で下ろすよう、
経験したことのない...
まさか...
汁を全部呑んでから具を食べよ、
とマイレビさんに言われたが、我慢できない。
蓋をあけると、キノコがぷかり。
しめじより大きく、エリンギより小さい...
急須に閉じ込められたサプライズ。
これは、人生初の松茸だ!
しかも、松茸だけじゃない。
側にはふっくらとした河豚もいて、
香りを一層華やかにしていたそうだ。
鮨のシャリは小さく、ネタは分厚く、大きく。
こはだ。鎧のように硬く、酸っぱい。
さんま。剣のように勇ましく、こりっとした食感。
肝醤油は、酢飯で綺麗に拭き取って。
そして牡蠣。
ここ最近は牡蠣かいきーんという、
下手な駄洒落をよく聞く。
駄洒落に呆れるわけではない、
食べたいと思うが、すぐ売り切れるから、
諦めているんだ。
まさか、ここで出逢えるとは思えなかった。
酒蒸ししたときに、
生じた出汁をちょっといただく。
アルコールは一切感じない、
ぎゅっと閉じ込められた旨味に、
酔いしれてから...
握り寿司。
海のミルク。
牡蠣嫌いの妹は、
白くないのに何故ミルクなの?
って言う、
確かに、あの緑がかった灰色の部分は、
苦くて、磯の香りがして、
どうもミルクとは思えない。
それが、これは、
ミルクだ。
白い部分が殆どを占めていて、
つるん、ぷるん。
あの、灰色の部分はほんのちょびっとしかない。
ホッキ貝、しめ鯖は炙って出す。
客は私たちだけ。
魚を炙り出すときの香ばしい匂いは、
この静閑な空間に、
何処にも吸収されることなく、
店内に充満する。
椎茸も炙る。
すると何事かと思った。
悲鳴が上がった。
椎茸嫌いの方が、急に店の隅でうずくまり、
いやいやいやいや言ってる...
遂には店を出てしまった。
蚫と見違えそうな姿。
こりっとした歯応えに、ふんわり肉厚。
上品な香りがすーっと抜ける。
匂いが苦手なのでしょうか、
どうか、戻って来てください。
鼻を詰まんで食べれば、蚫です。
最後に玉子...
いやカステラ。
ふわっふわだが、スポンジケーキより重厚、
甘い。しかし、甘いだけでなく、
魚の擂り身を混ぜこんだのか、
僅かにあまじょっぱい。
椎茸嫌いの方は、甘いのも苦手みたいで、
一切れ私に下さった。
実は、私は太ることに怖い、
人より多く食べることが恐怖に感じてならないのぉが、この時ばかりは、なにも考えずに受け取ってしまった。
だってふわふわだ。
空気だ。
ゼロカロリー。
今はやってないが、
昔は食べ放題をやっていたそうな。
もしそうだとしたら、
トレー一台分食べていたかもしれない。
マイレビ様が下さったお酒に、
お店のレモンサワー、梅酒を呑んで、
酔っぱらって寝過ごすと怖いからこのぐらいにした。
するとお茶を下さって...
お茶だけでも十分楽しめることに、
気づいたんだ。
――――――
幸せだった。
皆様に、本当に感謝です。
ありがとうございました。
ご馳走さまでした。