塩ラーメンとは何か。その答え。 : Zenya

新座駅から徒歩12ほどの場所にあります。
今やラーメン通で知らない人はいないと言われている塩ラーメンのレジェンド店として有名なぜんや。
平日の12時、雨が降りしきる中外待ちなんと14人。35分待って入店。
店内はカウンター7席です。軽快なBGMが流れておりますが、淡々と作業をする店主の真剣な表情に緊張感を覚えるが、美味しいラーメンを作ってくれそうだ、といった信頼感もある。

火、水曜日定休で営業時間は11時半から15時まで。アクセスが絶妙で営業時間的にもなかなか行くことができませんでしたが本日やっと訪問できました。
本日麺類のみの提供とのことでチャーシューメンマラーメンにしました。

●チャーシューメンマラーメン 1250円
チャーシュー、メンマ、ネギ、ほうれん草に黄金色のスープとシンプル。麺も昔ながらの黄色い麺で飾らない塩ラーメンといったビジュアル。

スープを一口。あ〜シンプル。塩ラーメンだ。
強烈な旨みだったり、複雑な味わい、深い奥行きがあるわけでは無いが、これぞ塩ラーメンといった印象。シンプルな出汁の旨味、それを邪魔しない塩が際立つ素直なスープ。絶妙なバランスを保っている。
麺は中太の黄色い縮れ麺。現在ではあまり見ない昔ながらの中華麺のような見た目。硬めに茹でられておりコシがあってスープをしっかりリフトする。ズバズバっと気持ちよくすすれる。スープとの相性が良いですね。
チャーシュー、メンマもシンプルな味。チャーシューはバラ肉とモモ肉があってモモ肉は特にジューシーな食感。硬めのモモチャーシューは肉を食らってる感があって僕の好みだ。
久しぶりにスープを完飲した。

様々な塩ラーメンが出て、進化していくなか、評価の高さに期待をして普通の塩ラーメンだと思うひとも多いかもしれない。
確かに劇的な感動があるようなラーメンでは無かった。

ただ、塩ラーメンとはなにか。今まで食べた塩ラーメンの中で最も核心に近いのがぜんやのラーメンだと思います。
原点に立ち返ることのできる素晴らしい一杯だった。
ご馳走様です。