Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Niiza Kurama(Niiza Kurama)
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Categories | Soba |
048-479-0055 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved
座席数を減らして営業させてただいております。 |
Address |
埼玉県新座市あたご2-2-34 |
Transportation |
JR武蔵野線「新座駅」から徒歩25分 1,878 meters from Niiza. |
Opening hours |
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Budget |
¥1,000~¥1,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
24 Seats ( 6人掛けテーブル×2 6人掛け座卓×3 ) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 8台程度 満車の場合お店の裏にも数台停めていただけます。 |
Space/facilities |
Comfortable space,Wide seat,Tatami seats |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu) |
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Occasion |
With family/children |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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With children |
Kids are welcome |
The opening day |
1998.1.15 |
西荻窪の名店鞍馬から暖簾分けを許された自家製粉十割蕎麦にこだわり、ついには蕎麦と野菜の自家栽培をし始めたとの噂を聞き、シルバーウィークを利用して車で行ってみた。
のどかな新座街道沿いに、黒瓦ぶきの重厚な平屋の日本家屋がどっしりと建っている。
営業時間は11時から3時くらいまでらしいが、土日はけっこう早く売り切れじまいになるらしい。
訪問時間は正午前、玄関を開けると待ち客はいないのでちょっとホッとする。ただ満席だということで暫し待つことに。
玄関には朝取りされた自家栽培の野菜が置かれており購入出来る。このときあったのはピーマンだけだったので購入はしなかったが、これもこの店の人気のひとつらしい。
10分ほど待ち座敷に案内される。連休中のためか家族連れが目立ち年配者が多い。
ただみんな蕎麦のみを黙々と食べている。あれ・・・天麩羅は売り切れたのかな・・・
メニューを見ると何と今月から大幅な変更があり、アルコール類は無くなり、天麩羅や一品料理も姿を消してしまったという。単品は「もり」と「かけ」のみになり、あとは4種類のセットメニューになっていた。そして全てのセットに「地野菜のおひたし」が付いてくる。
私は「もり」と「かけ」のセットを、妻は「更科」「もり」「粗挽き」の3色蕎麦のセットを注文することにした。
まずセットに入っている「地野菜のお浸し」が運ばれてきた。6種類野菜が彩り良く入っている。
ミニとまとは丁寧に皮がむかれていた。
何か地球屋の「おきまり」を彷彿させるような上品な味である。私は特にジャガイモが気に入った。
蕎麦を待つ間にも途絶えることなく代わる代わる客が入ってくる。ただリピート客からは大分、アルコール無しとメニュー変更にがっかりした声が聞かれた。
家族連れのお爺さんは余りの事に愕然として、「え~ビールも無いの~?」と二度も聞いてがっくりと肩を落としていた。(分かるその気持ち)
あと天麩羅が無くなったことについても同様な声が聞かれた。
妻の「更級」が運ばれてきた。なかなかコシもあり、更級特有のすっきり感があり、喉越し良く満足した。ただ「更科」だけは十割では無い。蕎麦つゆも鰹節が利いていて辛目でコクがあり美味しい。
次に妻と私の「もり」が運ばれてきた。当然私のほうが量が多い。蕎麦粉は茨城の契約農家から取り寄せたものと、自家栽培の地蕎麦(良く新座で栽培出来るな・・・)をブレンドしているという。
十割特有の固さはあるが、細めで喉越し良くなかなかいける。
妻がまだ「もり」を食べ終わる前に「粗挽き」が運ばれてきた。何か運んでくるのが早い気がする。
ただ接客のおばさん達は小気味良く丁寧である。
「粗挽き」は少し太めであるが、蕎麦香もほのかに漂い、どっしりとした味の深みを感じられた。
私の「かけ」が来た。すすると上品な出汁が程よく感じられ旨い。細めの十割にこのつゆがマッチしてあっと言う間に食べてしまった。私は「もり」などよりも美味しく感じられ、今日の一番のメニューであった。少し味見した妻も同様の感想を述べた。
お会計を済ませ帰ろうとしたら、何と玄関に「売り切れです」の表示が出ておりびっくりした。早めに来て良かった・・・
セットメニューにしたので単価が高くなり、なおかつアルコールや天麩羅や一品料理も無くなってしまったので、それ目当てで来ていた人の客足が無くなってしまわないか心配である。
ご主人は畑仕事が忙しいからと定休日を水曜日木曜日と週2日にしてしまったのは、何か蕎麦屋の領域を越え、蕎麦道追求タイプの店になっていきそうな気もする。
私は☆3.5~4の中間の気もするが、「かけ」のポイントが高かったので、おまけして☆4にした。