それはどこにあるのか : Sakura Doori Sanchou Me Teishoku

浦和所沢バイパス（通称ウラトコ）沿いにある定食屋。
この通りは桜並木ではなく（日本でいちばん長いケヤキ並木）近隣に桜並木もないので
店名に納得がいかず、店の前を通るたびに「何でや･･･」と心の中で突っ込んでいました。

この近所に畑を借りておりまして、最近週末はもっぱら畑仕事です。
畑からの帰り道、何せ農園フード※に長靴姿ですから、こぎれいな店にはとても入れない。
ここなら大丈夫かな…とおそるおそる入店。

（※農園フードをご存じない都会人の皆様へ）
http://www.kawanishi-kk.co.jp/04hat/04nouen.html

よかった、予想通り土木作業系のおっちゃんが飲んでいる。
汚い格好なのでカウンターで…と思ったら、おばちゃん、どうぞどうぞ座敷へと。すいません。

私は「から揚げ定食」夫は「酢豚定食」どっちも700円。
汗をかいた後なので、ビールがうまいこと。はー。
から揚げ定食は普通のご家庭の味でしたが、夫の頼んだ酢豚は炒めニンニクが入って
香ばしく、ご飯の進む味でした。
カマとスコップしか持っていかなかったので、写真はなしね。

カウンターで昼間っから出来上がっているおっちゃんたちは、蕨とりの話で盛り上がり
上機嫌で帰ってゆきました。常連かと思ったら、いちげんさんだって。
なんで初めての店であんなにくつろげるのか。天才だ。

気になる店名は、15年前に開店したとき、娘さんがつけてくれたそうです。
開店祝いにいただいた桜の切花を、店の裏にブスブスと刺しておいたら1本だけ根付いて
毎年花を咲かせるようになったとか。いい話じゃないか。
さくら通りかどうかなんて、もうどうでもいいじゃないか。


そんな寛容な気持ちになった後で、店舗登録時に判明した衝撃の新事実。


住所が、富士見市大字下南畑2356-1
「三丁目」ですらなかった。