たまには流行りに乗ってみる。
お昼を食べた後、お茶しようか。スタバにしようか2軒あるけどどっちにしようかと、新しい方へ向かった、ここは新しいだけでなく駐車場も座席も広いのだ。
店内座席は相席仕様以外は埋まっている。ま、お天気もまずまずだし、外でもいいかなとテラス席へ。
天気が変わるところだったようで風がややが強い。帆布のパラソルが俄かに音を立てている。
お願いしたのは今旬、話題のメロンフラペチーノ。
スタバのこれは緑の果肉と茜色の果肉が一緒になっている。更に甘味と生クリームという背徳の味。生クリームはあまり甘くしていない。中の飲み物の半分凍った感じも爽やかな味わいに丁度合う。飲み進むうちに生クリームがぐるぐると混ざり合って上等なクリームソーダを飲んでいるようになってくる。これ、いい、美味しい。飲み物としての価格はけっこう勇気がいるだろうけれど今どきのメロンパフェは多いよねとするなら丁度いいご褒美デザートの範疇かも。たまには流行に乗ってみる、どうよこの高級感のある味、満足満足。
「高級メロン」の産地と言えば静岡県。元同僚の実家が袋井のメロン農家で、〇疋屋なんかに卸しているところだった・・・結婚式の引き出物はそんなメロンがひと玉、その味わいはもう「極の極上」だったっけ。
視線の先に、気になるラーメン店。
明日はここへ行ってみようと、黄金週間のはじまりはじまり。
Strike a pose
ロピアで買い物をしてその日の夕食のメニューが決まり、
月が変わる前に頭の中の整理をしようと手書きの手帳と一緒に近所のスタバへ。
夕暮れ時はかなり涼しくなった。今日は温かい方が良いなと、カフェモカを。
香りが欲しくて、下げ台の上を見ると、以前はあったはずのシロップ類やシナモンなどは未だに無い。
カウンターの中、自分のの作りかけを確認すると、お店の方にカップの上のホイップクリームにシナモンを振ってもらった。
ふわっと温かく、程よく甘い、普通の味。これでいい。
何処の何だかわからない音楽を聴きながら過ごす。
記憶にも印象にも残らない心地よいだけの「カフェBGM」が必要な時もある。
Instagramのライブで実際の声を聞いた途端、ある人のフォローを外した。
そりゃ、人間だもの、人には相性ってものがあるよねと。それを声を通して知り、これは合わないと。
見た目ではじかれることの回避は出来ても、声帯を通して垣間見える「人間のディスコグラフィ」は、隠せないし、感じ取ることできるのは生身の人間だけだと思っている。
「Strike a pose」が、Instagramの世界にはびっしりと蔓延るのだな、と。
見渡すスタバに揺蕩う面々に通じない、ことも無い。自分自身も含めて。
いくら外見を整えても耳に入る話し声を聞けば大体は「身バレ」するのだけど。
これは「逆」も然り。
「声」から入った人、つまり「声に魅力を感じた人」とは付き合いが続きやすい傾向にあるように思う。
喉の奥深くにあるたった2本の筋にあたる空気の摩擦音に、無意識に私は勘を働かせるらしい。
面倒な「感」を持ったものだ。
モンブランはなぜ白くないのだろう
「モンブランったって、白くないじゃん」
欧州を巡ったことはなく、実際見たことは無いのだけど、ちっとも白くない。
昭和時代であればクチナシの色素たっぷりなまっ黄色(あれは更に白餡ミックスだった)、平成ジャンプして令和の世では栗の原色に近いものが基本となってきている。
私はどちらも好きだけれど。
夏のお蕎麦を近所で食べた後、帰る前に向かった。
暑い暑い日の休日、オープンからまだそれほど経っていないので椅子取りゲーム状態ではない貴重なスタバ。
暑さ寒さも・・・といった具合に、それでも店内のメニューは秋めいてきている。コロコロ変わる「なんちゃらフラペチーノ」、長月版はお芋だそうだ。
ショーケースから指名したのはモンブラン。
コロンと整ったフォルムではなく、少し前流行った機械打ちの蕎麦のようにマロンペーストを纏わせたもの。それと、アイスアメリカーノを。
「モンブランったって、白くないじゃん」と、私は口が減らない。でも甘いものを食べるためのお腹は減っている。
甘すぎないけどちゃんと栗味。悪態の初音を覆す、中の生クリームの白さに心の中でごめんねをしてからは嬉々として食べ進めた。
窓の外の席の、賢そうなコーギーと目が合った。
まだ暑そうだね、と、互いに目で会話。
さて、遅くにいただく恒例の夏休みは「秋」にやって来る。
この「秋」は、たくさん旅をしよう、と色々目論んでみた。
本を1冊と、カプチーノ。
朝からお天気が芳しくない、連休最終日。
天気のように家の中でぐずぐずと過ごして、
そればっかりでもねえと、本屋へ出かけることにした。
購入したのはジェーン・スーさん(実は同い年)の本。
手に取った理由は「連休に感謝する気持ち」で次の日からの仕事に向かいたかったから。
じっくり読むために車で向かった店は最近できたスターバックス。
お願いしたのはカプチーノ。
人もまばら、そうだよな、明日からみんな仕事だもんなな、夜7時。
窓の側に腰を下ろす。外は仕事の後にたまに寄る「からやま」、情緒も何もない光景。
でもやっぱり新しい店内は清潔感がありきれい。
ページに視線を落とす。
同年代の女性の目線の「あるある」が色々な視点から書かれており、ぐずついた気持ちのじっとり加減が少しづつ緩和されていく。
ゆっくり飲み下すカプチーノ。
ふわふわのフォームミルクの泡は心地よく、
「あったかい」と、自然に感じられたことで「よし、私もう大丈夫」になった。
さて、家に戻ってゆっくりお風呂に入って、ワインを飲んだら眠りにつこう。
そしてまた明日から、頑張るんだもんね。
Restaurant name |
STARBUCKS COFFEE Fujimino Kamekubo Ten(STARBUCKS COFFEE Fujimino Kamekubo Ten)
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Categories | Cafe |
Phone number (for reservation and inquiry) |
049-265-8621 |
Reservation availability |
Reservations available |
Address |
埼玉県ふじみ野市亀久保4-9-27 |
Transportation |
949 meters from Fujimino. |
Opening hours |
Hours and closed days may change, so please check with the restaurant before visiting. |
Average price(Based on reviews) |
~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Accepted (Transportation electronic money(Suica)) QR code payment Accepted |
Private rooms |
Unavailable |
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Private use |
Unavailable |
Non-smoking/smoking |
− |
Parking |
Available |
Occasion |
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Website | |
The opening day |
2023.4.13 |
椅子取りゲームに参加した気分になる、週末のスタバ。
だったらせめて席と席の間が広い方が良いので、ここかこっちを選んでいる。
「席について待つ」と「注文してもってくる」に分かれる。
「席について待つ」前に、自分の注文をガラスケースから物色してくるのも忘れずに。この日のは「ストロベリー&バニラカスタードタルト」。
甘いものに興味のない人からすれば、これってメリーポピンズの呪文のように聞こえるのだろう。
窓際の、横並びの席で持つ。
目には見えぬ電波の緒・Wi-Fiと繋げる。
目の前にはトールサイズのマグカップにたっぷりのコーヒー(アメリカーノ)と「ストロベリー&バニラカスタードタルト」。ポピンズの呪文はちゃんと効いたようだ。
こんなタルトが好き。
生地はクッキーで、フォークが負けそうになる厚みのやつ。銀座ウエストのドライケーキがお手本。
ほぼ垂直にフォークを立ててがしっと食べ進む。中の小さな点々が一杯のカスタードととろっとした苺ジャムも一緒に。これ好き。この骨太な食感とふわっとした甘さが好き。
「ストロベリー&バニラカスタードタルト」、甘いものに興味のない人にとっては呪文のような名前で、さぞ覚えにくいだろう。
でも我々はかつて、呪文のような数字の羅列を幾通りも覚えることが出来ていたではないか・・・「電話番号」というものを。自宅、祖父母の家、好きな人んちの家電・・・空で言える電話番号が幾つもあったはずだ。
今はどうだろう。かつて知っていた電話番号は思い出せても、ここ数年新たに知った電話番号は全く思い出せる自信がない。
手軽に保存できるスマートフォンが脳内代行をしてくれているからなのだろう。
その他にもある。
いつでも進行方向になっているために方向感覚が削がれる地図の読み取り。
いつでもスクショ保存が可能な写真や絵など、画像の記憶力。
「ある日突然」スマートフォンが無くなった時・・・いったいどんな状況になる?
「便利になって良いよね」では済まされない現実にいきなり直面しそうで、何だか怖い。
「ある日突然」のきっかけが起こらないことを、祈るばかりである。
「ストロベリー&バニラカスタードタルト」、ああ、空で入力できた。ちょっと安心。