精魂込めた渾身の一杯 : Raamen bouhachi

埼玉県北の行列店に一気にのし上がったというこちらのお店。
満を持しての訪問です。

余裕をみて開店20分前に到着・・・
ってもう駐車場1台分しか空いてないっ！？
ぎりぎりセーフ。
行列は15人ほど。
周りには何もないこの立地で、これは驚異です。

開店直前に番号札が配られます。
番号順にオーダーを聞くとのこと。

入店後、オーダーを聞かれるまでに10分近くかかりました。
どうやら調理はご主人一人でやられているようで、
一度に捌ける数にかなり限りがある様子。
未調理のオーダーを溜め込まないように、オーダーを受けるタイミングを調節しているようですね。

そんなわけでオーダー。
とりそば(￥700)に玉子(￥100)をトッピング。


オーダーからさらに20分。
ようやく注文の品が到着。
さすがにちょっと時間かかりすぎかなぁ、とも思いましたが・・・

出てきたのは端正なビジュアルの一杯。
鶏の良い香り。

まずスープ・・・
比内鶏がベースとのことで、
鶏の旨味がすごくしっかり出ている。
醤油も独特の風味をプラスしている。
鶏油が結構多めですが、これがパンチのきいた鶏の香りとコクを出している。
こってり感はあまりない。

なんかもう全部計算しつくされた感じで、
美味いなぁ、そして上手いなぁと思いました。

麺は自家製麺で、中太の平打ち麺。
風味もいいし、スープの吸い上げもいいし、やや硬めの食感もいい。

具は鶏のチャーシュー2枚、メンマ、カイワレ、そして追加の玉子。
チャーシューは低温処理のもので、しっとりとした食感で美味しい。
玉子も比内鶏でしょうか？大ぶりで、味の染み具合もバッチリです。


ものすごく手間隙かけて丁寧に作り上げられた一杯だと、ひしひしと感じました。
時間もコストもかなりかかっているのではないでしょうか。
昼営業だけとはいえ、このままの体制でずっとやっていけるのか・・・？
余計なお世話ですが、そっちのほうが気になってしまいました。
是非とも長く頑張っていただきたいと思います。


【バリアフリー情報】
車椅子で入店可。（入口に段差があるが、簡易スロープあり）
店内はテーブル席、カウンター席が車椅子で利用可能。