君の名は。又は最高かどうかはわからないが、確かに君は素敵だった。
Restaurant name |
Jikasei Udon Udokichi
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Categories | Udon、Curry Udon |
04-2947-0500 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
埼玉県所沢市和ヶ原1-691-62 |
Transportation |
西武池袋線狭山ヶ丘駅西口より徒歩7分 553 meters from Sayamagaoka. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥1,000~¥1,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
25 Seats ( カウンター3席、座敷22席) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 4台うち軽専用2台 |
Space/facilities |
Comfortable space,Counter,Tatami seats |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu) |
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Occasion |
With family/children |Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Location |
House restaurant |
With children |
Kids are welcome |
The opening day |
2013.12.5 |
Remarks |
店内に7人分、店外に4人分の待ち椅子あり。 |
食べログをご覧のみなさん、あけましておめでとうございます。
2016はどんな一年だったでしょうか?
2017年、みなさまの健康と幸福をお祈りしております。
さて。
年末年始はひたすらYouTubeを観て過ごしたあたい。石田ゆり子様の逃げ恥ダンスに萌え死に寸前だったあの日々。
そろそろベッドを抜け出しラブドールにあばよと告げて今年を始動してみます。
武蔵野うどん。
聞き慣れない方も多いでしょう。
東京北西部から埼玉南西部にかけて一大勢力を誇るご当地うどん。
特徴は、もはや縄?と思うほどの圧倒的なぶっとさ。
食べると言うよりは食らうというハードコアなうどんさんなのです。
個人的な好みで言えば今は亡き東大和の茂七さん、飯能の方にあるがむしゃらさんがその魅力を楽しめるんぢゃねと思います。
話は変わってインデラカレーの工場が所沢の北にある。
インデラカレーとはいわゆるカレー粉さんなのだが、その新鮮なスパイス加減が素敵と評価されているらしい。
この二つのファクターをマッシュアップさせたカレーうどんがあるらしいと、お正月に延々続いたネットサーフィンで知ったあたい。あー結婚してー。だが、埼玉のカレーと言えばネゴンボ33。埼玉と言わず、日本のカレー地図でも輝けるホットスポットであるネゴンボ33がこのお店の手前にある。
「カレーうどん食いに行くよりネゴンボさん行った方がよくね?素敵なカレー体験、できなくね?石田ゆり子様、超かわいくね?」
そんな誘惑にうしろ髪引かれつつも、行った。
住宅街のど真ん中にある民家。
家屋に不法侵入するよなサスペンス。
お店は一階のワンフロア、お座敷スタイルのまったり空間。シチュエーションはデートより家族連れの方が似合うかな。
木漏れ日。
冬の陽射しが背の低い机の上に降り注ぐ。
メニューは多彩でいろいろある。
量は並で300g、大盛や小盛もある。
武蔵野うどんの店は盛りが景気いいから女子は注意されたし。
で、インデラ粉を使用した大人のカレーうどんを辛口で頼んだ。麺は田舎麺ともち麺が選べたが、正月なのでもち麺で。
10分くらいでカレーうどんは来た。
石田ゆり子様は来なかった。
比較的粘度の低いさらさらスープに生クリームかな、かけ回してあって、ダイス状のフライドポテトが載っかっている。
こいつは新しいし面白い。
余談だが、ハリウッドなどでは観たことのない、新しいものはそれだけで評価されるそうだ。そらそうだ。コピーの中からオリジナルは生まれない。
そういう観点でもカレーうどんにフライドポテトという発明は素敵だと思った。
石田ゆり子様、いや、カレーうどんは町のそば屋で出てくるドロンジョ様とは一線を画すスパイシーさがある。これがインデラブランド由来なのだろう。
転じて辛さはさほどではない。辛いのがスパイシーとか言ってるヤツはすっこんでろ。その前日に頂いた、日本橋やぶ久のカレー南蛮激辛口とは比べようもない。これなら辛いの苦手な人でも大丈夫だね!
もち麺はなんとも艶のあるごく太うどん。石田ゆり子様のようにセクシーだった。
「君はちぇるちぇるランドから来たのか!?」
そう思うほどちぇるちぇるしているので汁跳ね注意。
だが、腰ともちが快感を生む素敵食感で、圧倒的そば派のあたいも素直にうどんってうめぇなと思うことができました。
この感覚は、ふとした時に昔の恋人との良かった日々を思い出した時に似ていた。
あの日、君といればなにをしていても楽しかった。
あの日、帰るのが寂しくて明日の仕事にそっぽを向けた。
あの日、太陽が煌めかせた大きな目と栗色のボブが恋だった。
今じゃ名前も忘れていた君。
人生で君が最高かどうかはわからないが、確かに君は素敵だった。
僕は前々前世から君を探していたのかもしれない。
ごちそうさま。
そう言ってドアを開けた時、陽射しが後光となって街角に佇む栗色のボブを照らした。
目が合った僕達は、ほとんど同時に呟いた。
君の名は。