Restaurant name |
Pannoyamakichi
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Categories | Bread、Bagel |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0854-22-5881 |
Reservation Availability |
Reservations available
●予約は前日までにTELで注文。 |
Address |
島根県安来市安来町1909 酒蔵やまきち |
Transportation |
339 meters from Yasugi. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
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Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
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Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 専用駐車場あり(店から徒歩数分、店舗前の看板に地図案内) |
Occasion |
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Service |
Take-out |
Remarks |
●「酒蔵やまきち」内にある |
★2021年10月補足★
現在の入口は、店舗建物をぐるっと回った向こう側、
国道9号線「東小路」交差点から入った場所となっています。
(そちらの入口向かいに1台駐車可能)
営業時間なども、以下のレビュー時の内容とは若干異なりますのでご注意ください。
↓
[2021年3月訪問]
安来の市街地、国道沿いで目に留まる「ぱんのやまきち」というオレンジ色の看板。
傍らを通りすぎるたび毎回気になっていて。
いっぺんこの辺りをぐるりと回ってみたものの、パン屋らしき建物は一向に見当たりませんでした。
ただ、「やまきち」という店名に聞き覚えが。
検索してみると同じエリアに「酒蔵やまきち」という居酒屋が見つかりました。
昼営業もされており、手打ちうどんが人気のようです。
居酒屋とパン屋の関連とは…?
ひとまず「酒蔵やまきち」を目指してみることに。
専用駐車場は店舗から少し離れた場所みたい。
ぐるりと回り道しないと入れない場所です。
案内図を頼りに、「山常楼」(建物が有形文化財の割烹)の向かいにある一方通行の路地へと入ります。
細〜い道をゆっくり進むと、100m位で駐車場を発見。
車を置いて昔ながらの小路をテコテコ歩くと、ほどなく店の前まで戻ってこれました。
直線距離ではホントに目と鼻の先でした。
「酒蔵やまきち」は昼の営業中。
重ねてきた年月を感じさせる建物は奥へずっと細長く、いわゆる「うなぎの寝床」といわれる造りかな。
足元は土間でした。
黒い格子の引き戸は大きく開け放してしてあるものの、旧い建物の中は薄暗くて奥の様子が全く見えません。
ホントにここで合っているのだろうか〜(不安)。
入り口でたたずんでいるその時、
一瞬ふわっとパンの香りが鼻をくすぐりました。
両手に一つずつ食パンを下げたマダムが、ちょうど奥から出てきたところだったのです。
実にナイスなタイミング!
いかにも地元民なマダム(オバちゃま)に思い切って尋ねてみると、
「あら、アンタもパンを買いに来なったかね〜。一番奥までまっすぐ入って、そこの戸を開けてみ〜だわね」と親切に教えてくださいました。
さっそく薄暗い中をドキドキしながら進みます。
突き当たりの扉をギギっと開けると…
そこが「酒蔵やまきち」の店内でした。
ゆったりと広く感じられる木造りのカウンターとテーブル席。
こざっぱりときれいで良い雰囲気のお店です。
ずっと奥のカウンター席では常連オーラ出しまくりのじいちゃまがのんびりとくつろいでいる様子。
そして居酒屋のテーブルに並ぶ四角いフードコンテナの中に、ようやくパンの姿を発見できました!
しかしパンはすでに残りわずかに。
開店時間からまだ30分ほど経った頃なのに、地元では知る人ぞ知る人気店なのでしょうか。
かろうじて数個ずつ残っていたソーセージパンとちくわパン、クロワッサンの3種のパンを一つずつ買い求めました。
★パンの販売は予約制(後から知りました)。
営業時間は11:30〜13:30と2時間ほど。
そのときに直接買えるパンもいくらか用意されているようで、予約制と知らずに来た自分は運良くそのパンを買えた…という訳です。
(参考に、予約注文用のパンフ画像を載せておきます)
フードコンテナの向こう側には、何斤もの食パンがお行儀よく整列しています。
見るからに香ばしそうな焼き色をした丸いお山がぽっこんぽっこんと並んでいる様子は、どことなくユーモラスに見えます。
さらに大きな金網の上には、まあるくぷっくりしたベーグルが何個も無造作に広げられ、粗熱をとっている最中でした。
これらのパンは全て予約分との事。
こうやって美味しそうなものに囲まれていると、自然とワクワクした気分になってしまいますね。
【今回買った物】
●ソーセージパン(180円)
ふんわりソフトなパンにソーセージが乗っています。惣菜パンといえども小麦の風味がきちんと感じられるパン生地ですよ。
あらびきタイプソーセージの皮を噛みじゅわーっと出てきた肉汁をパンが吸うとさらに美味しさがアップ。
●ちくわチーズパン(180円)
ちくわ×パンは最近見かけるようになった組み合わせ。
これが意外と合うのです。
かぶりつくと、ちくわの中にはクリームチーズがみっちりと詰められていました。
小ぶりな見た目以上に満足度の高いパンです。
●クロワッサン(180円)
ちょうど焼き上がりの粗熱がとれたばかりのところを袋に入れてもらえました。
食感はサックリとパリッとの中間くらいかな。
幾層にも重なる薄い生地に畳み込まれたバターの豊かな香り、ジャムをつけたりするのが勿体ないくらい。
そのバターに負けない小麦の風味の存在感がなんとも好いカンジのクロワッサンです。
会計時、レジのお姉さん(若奥さん?)から少しお話が聞けました。
長年居酒屋を営んで来られた「酒蔵やまきち」。
その若夫婦さんが「美味しいパンを通して日常に[笑顔]と[幸せ]を作りたい」とパン屋を立ち上げられたそうです。
まだ始めて間もないため、
現在は限られた営業日の短時間だけ居酒屋の一角を間借りして営業するスタイル。
(電話番号も現時点では共用でした)
ゆくゆくは居酒屋とは別に店舗を構えられるのかな?
今後が楽しみです。
うどんは中力粉、パンは強力粉…と、使われる小麦粉の種類は全く異なりますが、
小麦へのこだわりと深い造詣、そしてうどんを手打ちしてきた経験から扱い方を身につけられたのかもしれません。
その点は一般的なベーカリーと比べて大きな強みとなるでしょうし、ひと味違うパンが期待できそうです。
予約を受けてから丁寧に仕込むパン。
次回はぜひ食パン(1.5斤500円)を予約して食べてみたいと思います。