Restaurant name |
Okashi No Mise Tama
|
---|---|
Categories | Cake、Sweets |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0853-31-9674 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
島根県出雲市平田町5596 |
Transportation |
310 meters from Nunozaki. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
|
Private dining rooms |
not allowed |
---|---|
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 2台 |
Occasion |
|
---|---|
Service |
Take-out |
出雲市平田町にある小さな洋菓子店。
パティシエである「(株)玉木園芸」の娘さんが京都からUターンして、ご実家である園芸店の横にお店を構えられたのです。
国道9号線を「出雲空港入口」交差点から平田方面へ車を走らせて、一畑電鉄「布崎駅」近くの住宅街までやって来ました。
隣が園芸店だけあって、まわりを豊かな緑に囲まれた白い店舗は絵本に出てくるようなたたずまいです。
シンプルでクリーンな雰囲気の店内にはガラス製ショーケースと焼き菓子が並ぶ棚が。
小さなカウンター席はイートイン用なのかな。
(2020年6月現在テイクアウトのみ)
どれも愛らしく親しみやすい見た目のケーキ。
今どきのトレンド感も程度に取り入れたデコレーションで、よそ行き過ぎない手土産にも喜ばれそうです。
今回はケーキ2個とプリンを買いました。
●ももちゃん(450円)
桃まるごとを使った、ちょっぴり贅沢なケーキ。
透明なゼリーで包まれた見た目は丸くつややかで、まるで水晶玉のようです。
まずは周りのゼリー部分からすくってひと口。
思った以上に甘さが抑えめのゼリーです。
さらに食べ進めて果実部分へと到達しました。
桃は甘いシロップで軽く煮てあり、白桃本来の柔らかな香りとみずみずしい果肉の食感。
ここでようやく気づきました。
桃そのものの味わいを活かすため、上のゼリーの甘さは桃と一緒に食べるとちょうど良くなるよう考えられていたのですね。
内側にはとろりと柔らかなカスタードクリームがたっぷり詰められていました。
このクリームも主役の桃ちゃんのプリプリ果肉感をより際立たせていましたよ。
●チョコミント(430円)
チョコミントのお菓子といえば、鮮やかな青緑色をしたミントグリーンのイメージが強くあります。
一方こちらは全く違う色合い。
ほんのりと黄緑がかった、やさしいミルク色をしたムースです。
これは生葉ミント本来の色なんですよ〜、と店員さんが教えてくれました。
隣の玉木園芸で育てている、摘みたての新鮮なミントを使っていているんですって!
口へ運ぶとスッとやわらかな清涼感とミント本来の香りが優しく拡がります。
ミントムースとショコラ風味のスポンジの間には、柔らかなチョコレート生地がサンドされていました。
とろけるようで濃厚なチョコレート生地はフォンダンショコラに近い味わい。
控えめな見た目と裏腹に、なかなか手間をかけて作られたケーキです。
人工香料や着色料に頼るのではなく、自家栽培の新鮮なミントリーフを使うからこそ作れるスイーツ。
ある意味、都会にある高級パティスリーのケーキよりもずっと贅沢な一品だと思いました。
●ほうじ茶のプリン(300円)
大山乳業の白バラ牛乳と生クリーム、平田の福田ファームの卵、と地元の食材が使われて地産地消にこだわった一品です。
ほんのり淡いブラウンは、ミルクで茶葉を煮出したときの色でしょう。
プリンは二層になっていて上の層はクリーミーで濃厚、下の層はとろとろでとても柔らかな口あたりです。
かすかなほうじ茶の苦味が甘さを引き締めてくれる、少しだけオトナの味なプリンでした。
焼き菓子の横には、可愛らしい自家製ジャムの瓶が何種類か並んでいました。
次回はこれも買ってみようっと。
少々判りづらい立地ではありますが、これはわざわざ訪れる価値があるお店だと感じました。