Restaurant name |
Meson Arumajiro
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Categories | Spain |
Phone number (for reservation and inquiry) |
053-420-1707 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
静岡県浜松市中央区大山町3851-3 |
Transportation |
JR浜松駅より車で40分。東名高速道路 浜松西インターより約10分。 3,769 meters from Kanasashi. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
38 Seats |
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Non-smoking/smoking |
Separated Non-smoking / Heat-not-burn tobacco smoking areas Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
OK |
Space/facilities |
Tatami seats |
Occasion |
With family/children |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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With children |
Kids are welcome |
PR for restaurants |
ジャガイモ畑に囲まれたスペイン食堂
片田舎の落ち着いた場所での雰囲気を楽しんでいただけるお店にしていきたいと思っております。お気軽にお立ち寄りください。 |
先日、仕事のお付き合いでお邪魔しました。地元の方に案内されて広大な農地の中を進んでいくと、蜃気楼のように現れる印象のお店です。
お店に入ると、愛想の良いマダムがテーブルに案内してくれました。おもむろに席につくと、各々ビールの中ジョッキを注文。僕は自動的に特大ジョッキが注文されていました(笑)
まずは前菜盛り合わせ。キッシュ、生ハムとトマト、ペコロスの軽いマリネなど一般的なものです。こちらは特に印象深いものはありませんでいたが、いずれもなかなか美味しく、特大ジョッキビールの御相手をするには十分すぎるほどのお味でした。
お次は「エスカルゴのグラナダ風」。まぁ、いわゆる「ツボ焼き」です。エスカルゴはたまにしか食べないので、ココのがどうなのか評価できませんが、美味しくいただきました。
続いて「的矢産活きムール貝のワイン蒸し」。コレはまた実にシンプルで、言ってみりゃ「どこのお店でもやってるワイン蒸し」です。大した大きさのムール貝じゃありません。でも、鮮度が良くて、火通しが丁度良く、何と言っても「タップリ!」出てきます。ビールも白ワインも延々進んじゃう一品ですから、たくさん出てくるとお酒も回ってみんなゴキゲン。
メインは「三河鶏のバスク風煮込み」。白ワインとクリームで煮込まれた鶏肉やジャガイモやカブを、ニンニクとチーズで仕上げてあります。これはなかなか美味。素朴なお味ですが、しっかりワインと合います。
〆は「天竜産猪と破竹とキノコのパエリア」。メジャーどころのお値打ちスペインワイン、アバダル・クリアンサと一緒に出てきました。これもとっても美味しい。普通はパエリアっていうと海産物をイメージしますが、こちらはゴロゴロと入った山の幸が、いかにも猟師(漁師でなく)料理という感じで、野趣に富む魅力的な一品でした。猪はとても一口大とはいえない大きさに切ってあって、やや固めの仕上げでしたが、非常にジューシー。レモンを振って齧り付くと、そこには力強いイノシシの姿が見えるよう。こういう料理意外と若い女性のほうがが好きなんだよな、文字通りの肉食女子だとか笑い話をしていると、予想以上にテンポ良くワインが進み、料理がなくなる頃には皆すっかりヘベレケでニコニコ。
繋がりとしてはもともとお仕事のみのメンバーでしたが、最終的には皆それぞれ、音楽の話、ワインの話、釣りの話などで大いに笑い、心底打ち解けて楽しいひと時を過ごせました。これはやはりこのお店の雰囲気と人、お酒、そしてお料理のチカラによるものでしょう。
不思議なチカラを持つこのお店。疎遠になってしまった旧友、ちょっとしたことで諠譁してしまった恋人、堅苦しい関係しか作れていない同僚…そんなちょっとした壁を壊すことができる場所なのかもしれません。